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名古屋のノイズフリークス・Sotaro Fujiwaraの1stアルバムからCampanella参加曲が先行配信


2025.09.12

名古屋在住のノイズフリークス、Sotaro Fujiwaraによる1stアルバム『Tongues』が10月15日(水)にリリース決定。同作よりCampanellaを客演に迎えたタイトル曲“Tongues”が本日9月12日(金)に先行配信された。

Sotaro Fujiwaraは2018年にGonzo Murakami(as GONDHARA MURAKAMI)と共にノイズユニット・SOSOS CLUBを結成し、Campanelllaのアルバム『AMULUE』の楽曲制作にも参加したアーティスト。アルバム『Tongues』はFree Babyronia主宰レーベル〈AUN Mute〉からのリリースとなり、ラッパーのCampanella、SOSOS CLUBとしても活動を共にするGONDHARA MURAKAMIらが参加した意欲作だという。

また、同じく〈AUN Mute〉からの作品発表でも知られる名古屋在住のプロデューサー・Ramzaによる、本作のリリースに寄せたテキストも到着している。

彼は何も語らないし、語られるべきことも語られていない。だがすでに、この作品には、語り尽くされるべきすべてが、「不在」ではなく、むしろ豊穣なる「実在」という名の沈黙の上で、静かに叫び、そして発狂している。

ここであえて私が一つ言葉を差し挟むとすれば、『Tongues』とは、音楽の“ふり”をした何かだ。音になる寸前の気配。言語に変換される以前の名を持たぬ情動。記憶の底で風化しつつあった感覚の断片。

そこにおいて明示されているのは、“音楽とは、人が人であることを想起するための媒介ではなかったか”という、絶望的なまでに透明で、率直な意志である。その意志が、音と沈黙のわずかな隙間から今、確かに立ち上がっている。

『Tongues』が、いわゆる「音楽」という制度的枠組みを逸脱し、ひとつの“生の振動”として立ち現れるとき、私たちは〈聴く〉という行為の根源へと立ち返り、かつて名づけ得なかった輪郭に、再び触れるという現実を、ここに記録した。

さあ、沈黙に耳を澄ませ、風の音を聴いて欲しい。

彼の長髪は風に触れ、時代の振動を全身で受信し、一つの音楽を紡いだのか?どうだろう――

――いや、彼はただ、声なき問いの残響を録音してしまっただけなのかもしれない。

Text by Ramza


【リリース情報】


Sotaro Fujiwara 『Tongues feat. Campanella』
Release Date:2025.09.12 (Fri.)
Label:AUN Mute
Tracklist:
1. Tongues feat. Campanella

配信リンク

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Sotaro Fujiwara 『Tongues』
Release Date:2025.10.15 (Wed.)
Label:AUN Mute
Tracklist:
1. Blessed with a sound mind
2. Blah Blah Blah
3. HAVEN
4. Sit & Shine
5. LINGUA FUNDAMENTUM SANCTI SILENTII
6. Tongues feat. Campanella
7. Huh? feat. GONDHARA MURAKAMI (SOSOS CLUB)

CD購入/配信リンク

■Sotaro Fujiwara:Instagram / X


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