NEWS

Silica Gel、Japanese Breakfastを迎えた新曲“南宮 FEFERE”リリース


2025.07.10

韓国の4人組バンド・Silica Gelがニューシングル“南宮 FEFERE (feat. Japanese Breakfast)”を本日7月10日(木)にリリースした。

韓国のグラミー賞とも称される『韓国大衆音楽賞』の「最優秀モダンロック・ソング」部門で、2022年(“Desert Eagle”)、2023年(“NO PAIN”)、2024年(“T+Tik Tok Tak”)と3年連続受賞、2024年にNewJeansやBTSのJUNG KOOKらを抑えて「ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」を獲得した際には、韓国国外でも大きな反響を呼んだ。元々定評があったライブパフォーマンスにもさらに磨きがかかり、韓国では4,500人規模の奨忠体育館での2デイズ公演が即完、2024年6月には日本での初単独公演となった東京・渋谷WWW Xでの2デイズ公演も完売、スペインの大型音楽フェスティバル『Primavera Sound』にも出演を果たすなど、近年ライブバンドとしての存在感も高まっている。

本作は2ndアルバム『POWER ANDRE 99』から1年7ヶ月ぶりとなる新曲。韓国にルーツを持つアメリカのSSW・Japanese BreakfastことMichelle Zaunerがフィーチャリングで参加。2組のアーティストによる爆発的な音楽的シナジーが巻き起こっている。

Silica Gelはカムバックを告げる最新作の発表とともに、7月27日(日)には『FUJI ROCK FESTIVAL』に初出演を果たすほか、モンゴルで行われる『Playtime Festival』など多様な海外ステージにも出演。韓国にとどまらずアジア全体のオルタナティブロックを牽引する存在として、さらなる飛躍を遂げようとしている。


[2025.07.18 UPDATE]

Silica Gelの最新シングル“南宮 FEFERE (feat. Japanese Breakfast)”のMVが公開。彼らの盟友ともいえるBalming Tiger所属の映像作家・Jan’Qui(ジャンキ)が手がけた。

また、合わせてSilica Gelのメンバー、Japanese Breakfastからのコメントも到着。

【キム・コンジェ(Dr.) コメント】

緑の野原、子ども、犬、虫、そしてどんよりとした私たち。
青くぼんやりとした存在たちが突拍子もなく調和して、
いたずらっぽくも小さな新芽になりました~

【キム・ハンジュ(Key, Vo.) コメント】

暗いところから少しずつ這い上がり、ようやく陽の光が見られるようになった。草むらの虫たちや土の息吹。どこか軽やかな環境のはずなのに、幸せに慣れていない私たちには皮肉な気分だ。方向の定まらない心や革命の怒りが込められたミュージックビデオ。

【キム・チュンチュ(Gt., Vo.)】

新芽のように芽吹く、Silica Gelの新たな生命力を表現したビデオ。新しいシーズンの始まりです。

【チェ・ウンヒ(Ba.) コメント】

存在の崩壊後の再建と生存…… それこそが「うんこ」の存在理由であり、宿命だと思います。Silica Gelが描く「うんこ」の物語は、もしかすると以前のアルバムで描かれた「滅亡した世界」の新たな始まりなのかもしれません。

【Michelle Zauner(Japanese Breakfast) コメント】

Silica Gelは韓国だけでなく国際的なインディーシーンで愛されているバンドですし、とても素敵な人たちなので、コラボレーションの提案をもらった時はとても嬉しかったです。彼らはとてもクリエイティブで素晴らしく独創的だと思います。聴いた瞬間からこの曲をすごく気に入りましたし、私としてもそれにふさわしい貢献をしたいと思いました。

韓国語で歌詞を書くのは今回が初めてでした。ハンジュが「自分が一番しっくりくる言語で(歌詞を)書いていいよ」と言ってくれたので、昨年私が韓国で暮らしながら韓国語の勉強をしていたこともあり、韓国語で歌詞を書くことに挑戦してみたいと思ったんです。まだ流暢というには程遠いですし、自分の母語ではない言語で詩的な感性を見出すのは容易ではないと分かっていたので不安でした。それでも、そのアーティスティックな「翻訳」のプロセスが自分の創作にどんな影響を与えるのか思い切って掘り下げてみたかったんです。

曲の中で私が一番好きなのは、自分のパートのラストの部分から、ハンジュの最初のヴァースへとつながっていく瞬間です。この曲には、遊び心と混沌がたくさん詰まっているんですよね。

Jan’ Quiとは:

独創的な演出感覚と実験的な映像美で常に新しさを提案する映像作家。今回のSilica Gelの新曲“南宮FEFERE (feat. Japanese Breakfast)”のミュージックビデオでは、音楽と映像の境界を行き来する作業を通じて、単なるビジュアルの具現を超え、音楽が持つ情緒や物語を視覚言語で巧みに表現した。
ジャンキの演出は自由かつ果敢である。伝統的なナラティブよりも直感的なイメージと強烈な色彩、そしてリズム感を重視し、観る者が感覚的に没入できる映像を創り出す。Silica Gelが『POWER ANDRE 99』を通じて提示した音楽的・映像的実験の延長線上にある今回のプロジェクトもまた新たな世界を構築する過程であり、それをジャンキならではのスタイルで説得力のある作品へと昇華させた。

ジャンキは、Balming Tigerのメンバーとしても知られ、彼らのミュージックビデオの多くを手がけ、クルーのビジュアルアイデンティティを完成させた核心とも言える存在である。それだけでなく、さまざまなアーティストやブランドとのコラボレーションを通じて、自身の映像スタイルを絶えず拡張し続けている。ジャンキは、音楽とともに呼吸しながら新たなジャンルと感覚を創造するクリエイターであり、これから彼が描いていく映像世界にも大きな期待が寄せられている。


【リリース情報】


Silica Gel 『南宮 FEFERE (feat. Japanese Breakfast)』
Release Date:2025.07.10 (Thu.)
Label:CAM
Tracklist:
1. 南宮 FEFERE (feat. Japanese Breakfast)

配信リンク

■Silica Gel:Instagram / X


Spincoaster SNS