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後藤正文、ドローン/アンビエントアルバム『Recent Report I』配信


2024.03.27

後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が、“後藤正文”名義で発表する初の音楽作品となるアルバム『Recent Report I』が本日3月27日(水)に配信された。

これまで“Gotch”名義での3作のアルバムに加え、コンテンポラリー・ダンスの舞台音楽や、自身の小説『YOROZU IN JAPAN〜妄想の民俗史〜』の読書用にアンビエント作品を発表してきた後藤。“Recent Report=近況報告”と題された本作は、この1年に考えていたことをフィールドワークと演奏、レコーディングのすべてを自身で手がけ作品へと昇華させたという、今しか鳴らせない音を収録したドローン/アンビエントアルバム。

2ndソロアルバム『Good New Times』のプロデュースを担当した元Death Cab for CutieのChris Wallaや『NO NUKES』などで交流のあった坂本龍一からの影響も受け、今持っているエナジーやパッション、アイディアを詰め込んだという5曲の中には、2011年にリリースされた坂本龍一の『playing the piano usa 2010 / korea 2011 – ustream viewers selection -』に収録されている“Thousand knives”をサンプリングしたM1“Lost in Time”や、甲府にある能成寺の樋口雄文副住職の般若心経を取り入れたM5“Rest in Peace”など、全編を通して自然の中にある豊かな音楽、二度と再現できない音が収録されている。

また、本作品は臨場感のある立体音響となっており、Apple MusicではDolby Atmosで、その他のサービスではバイノーラル音源での鑑賞が可能となっている。どちらもヘッドフォンやイヤホンでの再生を推奨している。立体音響での展示も検討しているとのことなので、今後の展開にも期待したい。

後藤と音楽仲間で音楽を語るポッドキャスト番組『APPLE VINEGAR -Music+Talk-』の4月3日(水)公開回では、アルバムへの思いや、“Thousand Knives”のサンプリング、環境音の録音などの制作秘話や、後藤正文名義で発表した理由、アートワークのことなど、本作に関してたっぷりと語っているとのこと。

なお、アルバムは今後カセットテープや、各曲へのキャプションがついた撮り下ろしポストカードセットでのリリースも予定しているという。


【リリース情報】


後藤正文 『Recent Report I』
Release Date:2024.03.27 (Wed.)
Label:only in dreams
Tracklist:
1. Lost in Time
2. More Than Words
3. Sine Waves
4. The Other World Drive
5. Rest in Peace 

配信リンク

後藤正文(Gotch) オフィシャルサイト


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