SSWの夜久一(やくはじめ)が2ndアルバム『よだか』を自身のレーベル〈どんまいレコード〉から11月17日(水)にリリースする。
折坂悠太や松井文と共にでレーベル & ユニット、のろしレコードとしての活動でも知られる夜久一。今作は2015年に〈のろしレコード〉よりリリースされた『やく』以来、およそ6年ぶりに全国流通するアルバム。打ち合わせもなく小さなバーで急遽行われた一発録りの作品となっており、ソロでは初のエレキ・ギター、バンド・スタイル。全国を旅し、紡いだ楽曲たちの中から収録された全9曲入りで、レコーディング・メンバーには田尻有太、沼直也、宮下広輔らが参加した。
なお、今作リリースに伴い、自身と関係の深いアーティストから“悪口? コメント”を募ったという。
【折坂悠太 コメント】
夜久さんと初めて会って歌を聞いた時「死ぬ時この歌を聞きたい」と言った覚えがある。
今「よだか」を聴いて、あの時どうかしてたと、そんなの絶対嫌だと思った。
やらしい歌。口臭まで感じる。あれ、この口臭は、マスクの中の自分のものか。
一緒にライブした時の幕間みたいに、横目でチラチラ見ながら、お互いこれからも年をとりましょう。仲良く臭くなって、やらしく歌いましょう。
【中納良恵 コメント】
夜久一の夜性は
けたたましく焦げた匂いがする
それはわたしたちの心のどこかに宿す
それと同じ
ブルーライトにやられたこの世は
自然の光を忘れてしまったのか
星を目指し燃え盛る 夜久一は
本当の光を知っているのだ
【豊田道倫 コメント】
流れ者の歌は酒場で聴くのは良いが、家で聴くのはあまり良くない。旅に出れるひと、旅に出れない自分を突きつけられる。
悲しさ、優しさ、淋しさ、やるせなさ。旅も日常も本当は同じ。いや、どこにも行かなくても旅をしているようだし、旅もどこに行っても本当の自由には決してなれない。
魂はどこをさまようのか。
夜久一の歌を聴いて_
【九龍ジョー コメント】
暗闇に吠え、街の片隅で囁く。この音楽に包まりながら、新しい朝を待とう。
【松井文 コメント】
色々な状況でこのアルバムを聴いてみた。酒場で自尊心だらけのつまらない話をされた時。電車の網棚に大事なものを忘れて連絡を待っている時など。ひどい気分で聴けば聴くほど、心に染み渡る音楽だった。初め優しい顔をしているが、夜久さんは悪い人だと思う。
【リリース情報】
夜久一 『よだか』
Release Date:2021.11.17 (Wed.)
Label:どんまいレコード
Tracklist:
1. チャイナガール
2. BLUE
3. まぼろし
4. やさしい雨
5. ながれ者
6. home
7. あたらしいあさ
8. 約束
9. 舞踏会
【イベント情報】
夜久一 2ndアルバム『よだか』リリース・ツアー
日時:2021年10月31日(日) OPEN 17:00 / START 17:30
会場:兵庫・神戸元町 James Blues Land
料金:ADV. ¥2,000 / DOOR ¥2,500
日時:2021年11月1日(月) OPEN 19:00 / START 19:30
会場:大阪十三 Rain coat
料金:チャージ ¥2,500
日時:2021年11月2日(火) OPEN 18:00 / START 19:00
会場:京都 磔磔
料金:ADV. ¥3,000 / DOOR ¥3,500
w/HillAndon
with 宮下広輔(Pedal steel guitar)
==
日時:2021年11月28日(日) OPEN 19:00 / START 20:00
会場:神奈川・藤沢 Bar Cane’s
料金:チャージ ¥2,500
with 宮下広輔(Pedal steel guitar) / 田尻有太(Keyboard) / 沼 直也(Drums)
※ご予約・お問い合わせは各店舗まで