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CLUB METRO、オープンから32年にして初の企画展『SPECTER』開催


2022.11.30

京都CLUB METROによる初の企画展『SPECTER』が12月1日(木)より開催される。

京都市に1990年オープンし、32年という長い歴史を築き上げ、延べ150万人以上を動員してきたCLUB METRO。『SPECTER』では木藤純子、日野浩志郎 + 白石晃一、藤田クレア、毛利桂、八木良太ら5組の美術家・音楽家の作品が展示される。

木藤純子《Blue hour》|撮影:市川靖史
日野浩志郎|撮影:井上嘉和
白石晃一|國府理《水中エンジン redux》|撮影:Tomas Svab
毛利桂|撮影:Fabio Lugaro
藤田クレア《Interrelations ~version 1 : (1 + √5)/2+x~》|撮影:加藤健
八木良太《Time Resonance》|撮影:表恒匡

展覧会名『SPECTER』(=亡霊)の語根はギリシア語由来の“spek-”で“見る、観察する”という意味を持っている。闇の中にほのかに見える正体のわからないもの。それが亡霊と考えられていた。本展ではステージにDJやバンド、フロアに踊る人々がいない代わりに、自動演奏楽器やサウンド・オブジェが配置され、暗い空間の中でそれらがひとりでに音を鳴らす。加えて、長い歴史を誇る同クラブに蓄積された歴史を視覚化するアプローチも行われる。

木藤純子および毛利桂は本展に合わせて新作を制作。木藤はCLUB METROのフロア床面をフロッタージュ(拓本)して作成した平面作品を展示する。また、北京生まれ東京在住の美術家・藤田クレアは、関西での企画展参加は今回が初となる。

さらに、会期中には3つのライブが開催される。出展作家のみでなく、各回数組の音楽家も招聘。本展のクロージング・ライブでは、出展作家である日野浩志郎による電子音楽ソロ・プロジェクトYPY、佐渡を拠点にする太鼓芸能集団・鼓童、UNBE名義でも活動するsax奏者・石原只寛のトリオが出演する。

そのほか、展示会の詳細はこちらよりチェックを。

5組の作家による探求を通し、音楽ヴェニューとしてのCLUB METROを再体験・再観察する機会となりそうだ。


【イベント情報】


CLUB METRO EXHIBITION SERIES VOL.1 『SPECTER』
会期:2022年12月1日(木)〜12月30日(金) 13:00〜18:00
会場:京都 CLUB METRO
料金:入場料 ¥1000 (1D代別途)

アーティスト:
木藤純子
日野浩志郎 + 白石晃一
藤田クレア
毛利桂
八木良太

※高校生以下無料
※休館日:
12月4日(日)
12月7日(水)
12月11日(日)
12月12日(月)
12月13日(火)
12月14日(水)
12月18日(日)
12月19日(月)
12月26日(月)
12月27日(火)

※12月3日(土)、12月25日(日)、12月30日(金)はライブ開催日のため展示はご覧になることができません。

展示会詳細


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