惠愛由(BROTHER SUN SISTER MOON)と井上花月(Laura day romance)が、自主制作ZINE『Call If You Need Me: feminism, sexuality, care』を12月18日(土)に発売する。
本書は惠、井上のふたりが配信するポッドキャスト番組『Call If You Need Me』をもとにしたもの。ポッドキャストでのトークから、フェミニズム・セクシュアリティ・ケアという3つのテーマについて話している箇所がコメント付きで収録されているほか、惠・井上による交換日記が掲載されている。
ZINEの編集には石戸諒(踊る!ディスコ室町)が参加しており、誌面デザインはLaura day romanceのMVなどを手がける澁谷萌夏が担当。カバー・イラストはnico itoが手がけた。
本日12月9日(土)から12月15日(金)まで第一弾の予約販売を受け付け、12月18日(土)からWEBショップにて販売される。また、独立系書店でも順次取り扱われる予定とのこと。
なお、WEBショップではZINEのほか、今後はステッカーやオリジナル・グッズなども展開していくという。合わせてチェックを。
【惠愛由(BROTHER SUN SISTER MOON) コメント】
フェミニズムについて語ると自分自身のやわらかな部分をいやおうなくさらすことになる、なぜならそこには痛み(わたしの/まのあたりにしてきた誰かの)やためらい、言いよどむ時間、そして心からの希望がみんなあるから。そしてまた、語ることによって開かれていく窓があり、見知らぬ人と視線を交わし合う。そのことがわたしを自由にするのだと思う。
ずいぶん懸命に話しました、文字にすること、あらたにコメントや日記を書くことでまた別の秩序がここにも生まれています。ごろごろしながら、ぜひ一緒に話す気分で。
【井上花月(Laura day romance) コメント】
自分ひとりの部屋で縮こまっていたわたしは、フェミニズムを知ってからずいぶんと自由になった。痛みに慣れすぎたひとが回復していくとき、わたしは傷んでいると認めることから始まるが、しかしそれをひとりだけで続けていたならば、ほの暗い過去からつづく現在の悲しみに放りこまれないよう、もっともっとかたくなになっていたと思う。
ふたりで、みんなと語ることで、わたしの柔さは取り戻されてきた。そうしてどんどん自分に還ってゆく感覚は、何物にも変えがたく、わたしの生きる希望となってここに記録されている。改めて本になったCALL IF YOU NEED MEは、わたしにとって大事なもののひとつとなりました。
【リリース情報】
ZINE『Call If You Need Me: feminism, sexuality, care』
2023年12月18日(金)発売
A5版/全118ページ/オールカラー
発行:惠愛由、井上花月
編集:石戸諒、惠愛由、井上花月
デザイン:澁谷萌夏
装丁:nico ito
予約販売:12月9日(土)〜15日(金)
通常販売:12月18日(土)〜
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■『Call If You Need Me』:Instagram