UK出身のローファイ・サウンドを奏でるSSW、Nancyが11月9日(金)に、Dream WifeやOur Girlなどが所属する〈Cannibal Hymns〉より、デビューEPとなる『Mysterious Visions』をリリースしました。その収録曲から、「Teenage Fantasy」を紹介します。
冒頭より強烈なサイケデリックなシンセ・サウンドに、浮遊感あるローファイなサウンドに一発でノックアウト……! 西海岸風のサイケ・ポップでありながら、サーフ調のガレージ・サウンドなどを絡ませたりと、情報量の多い楽曲ですが、それをひとつにまとめ上げる天才的なソングライティング・センスに完膚なきにまでにやられました。
Wavves~HOMESHAKEを想起させる才能といえるのではないでしょうか。このEP自体激しいガレージ・パンクの曲もあれば、ユルい西海岸風のサウンドがあったりと、バラエティーに富んでおり、最後まで飽きさせません。
ちなみに、レコーディングもミックスも、アートワーク作成まですべてDIYで行っているそうな。
Instagramで上がっている彼の個性豊かなコーラージュを用いた作品たちもセンス抜群で最高ですね。
Text by Takashi Komine
【リリース情報】
Nancy 『Mysterious Visions』
Release Date:2018.11.09 (Fri.)
Label:Cannibal Hymns
Tracklist:
1. Mysterious Visions (An Introduction)
2. Bootz (Are Made For Walkin’)
3. French Cinnamon
4. Teenage Fantasy
5. Try To Take Time
6. Blood In My Shoe (Walkin’ To You)
7. I’m Not Getting Sober, I’m Just Getting Older (Helluva Guy)