Mac Miller

What's The Use?

Mac Miller / What's The Use?
来週リリースの新作より、Pomo、Dam-Funk、Thundercat、Snoop Doggら豪華過ぎる面々が揃った渾身の新曲公開!

Mac Millerが新曲「What’s The Use?」を公開。さらに、通算5作目となるニュー・アルバム『Swimming』を来週8月3日(金)にリリースすることが発表されました。

今年に入ってから「Buttons」「Programs」「Small Worlds」とシングルを3曲発表したり、つい先日には恋人であったArianna Grandeとの破局などを強く想起させる新曲「Self Care」のMV、そして新作『Swimming』のティーザー映像を立て続けに公開したMac Miller。

その「Self Care」には、ソングライティングにBlood OrangeことDev Hynesが参加していることでも注目を集めましたが、今回発表された新曲は何とPomo、Dam-Funk、Thundercatがプロデュースとして参加しているとのこと(Spotifyでは後者2人は作曲にクレジットされています)。

Pomoといえば言わずもがな、Anderson .Paakを客演に迎えた名曲「Dang!」のプロデュースも手がけていた人物。そこへモダン・ファンクの伝道師とも言われるDam-Funkが加わったとだけあって、特徴的なハイハットの鳴りやスペイシーなシンセなど、ディスコ〜ファンクな要素をたっぷりと感じさせる仕上がりに。そして、何と言っても楽曲の根底を支える太いベース・ラインは当然ながらThundercatによるもの(Beats 1によるインタビューで語っています)。終盤のスピリチュアルな展開もどこかThundercatの諸作にも通ずる気がしますね。そして、フックには何とSnoop Doggも参加しているようで、この曲に関わった人だけで軽くフェスが開けそうな豪華さ。

リリックの方では、「Look how far we came, still they throwin’ dirt on my name / But it never worried my brain(おれたちがどうなったか見ろよ、あいつらはまだおれの名前を汚そうとする。でも、それはもうおれの脳みそを悩ますことはないんだ)」と、Arianna Grandeとの破局、そして飲酒運転での逮捕やドラッグ、アルコール中毒など、近年の彼を取り囲むネガティブな話題への言及とも見て取れるラインも。

先述した「Slef Care」のMVでは棺桶のような狭い空間からの脱出を試みており、また、今作『Swimming』のカバー・アートワークでも狭いロッカー(?)のような所に虚ろな目をしたMac Millerが閉じ込められており、さらに窓(?)からは雲のようなものが上へと流れていくことから、下へと落ちていっていることが表現されているように思えます。

また、本作のティーザー映像でも、同様に深い水中を漂うかのようなアニメーションが使われている辺りからも、深く沈んだ私生活、もしくは精神状態を作品として昇華しようという気概が感じられるような気がするのです。深く暗い水底を漂うMac Miller。果たして次なる新作で再浮上し、青空を仰ぐことはできるのでしょうか……。


【リリース情報】

Mac Miller 『Swimming』
Release Date:2018.08.03 (Fri.)
Label:Warner Bros.
Tracklist:
1. Come Back to Earth
2. Hurt Feelings
3. What’s the Use?
4. Perfecto
5. Self Care
6. Wings
7. Ladders
8. Small Worlds
9. Conversation pt.1
10. Dunno
11. Jet Fuel
12. 2009
13. So It Goes

Takazumi Hosaka

Curator & Interviewer

Takazumi Hosaka

情報時代の野蛮人です 【影響を受けたアーティスト】 ↑The High-Lows↓ / Sex Pistols / The Strokes

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