説明不要、Gotye(ゴティエ)が2011年に放った世界的大ヒット・ソング「Somebody That I Used to Know」にゲスト・ボーカルとしてフィーチャーされていた同郷オーストラリアを拠点とする(出身はニュージーランド)女性シンガー、Kimbra(キンブラ)のニュー・シングルがブッ飛んでいて最高です!
まるでギャングスタ・ラップ〜トラップを想起させるような低音だけが渦巻く不穏なビートで幕を開け、サビで一気に加速するという大分“攻めている”印象を受けるこの新曲。
曲中ではドストレートにMJ、Mariah、Nirvana、Aaliyah、R. Kelly、Mary Blige、TLC、Left Eyeの名前を列挙。曲名通り90’sミュージック、カルチャーへのどこか歪んだ憧憬を感じさせます。
そしてこのMVのはっちゃけ具合……最高です!
90年生まれ、現在24歳の彼女にとって幼い頃の記憶だったのか、それともリアルタイムで体験できなかったが故の発想なのか、それはちょっとわかりませんが、日々ジャンクな音楽が生み出されているネットを中心としたシーンへの目配せも感じさせるこの新曲で、彼女はやはりただのポップ・シンガーではないんだなということを強く確信させてくれました。
ちなみに彼女は今夏に待望の新作『The Golden Echo』のリリースも控えているそうなので、しばらくはその動向から目が離せなくなりそう……!
冒頭で触れた通り「Somebody That I Used to Know」での大ブレイクを経てリリースされ、高い評価を得た彼女のデビューAL『Vows』からのシングルも張っておきます。
新曲での大化け具合がより一層わかるかと思います。
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