去る5月31日、Rude-αは3年ぶりのアルバム『25.5』をリリースした。
ISSEI、EQ、Shin Sakiura、TSUBAME、Mori Zentaro、AWSM.、80KIDZ、有元キイチ(ODD Foot Works)らによる過去最高級にバラエティ豊かなトラックに乗り、メジャー・レーベルから独立して活動拠点を沖縄に戻してからの日々をこの上なく率直に綴っている。
ラブソングとメッセージ・ソングが印象に残るのは従来通りだが、前者はいつになくヘビーで、後者はさらに自由奔放さを増した感触がある。その背景にはどんな出来事があったのか。アルバムに収録された全13曲について、Rudeに1曲ずつ、たっぷり語ってもらった。
なお、本インタビューは2本の記事として書き分けているので、BARKSにて掲載されている記事も合わせてチェックしてみてほしい。
Interview & Text by Hiroshi Takaoka
Header Photo by manimanium
「俺、もう世の中半分捨てたんですよ」
――「25」はRudeさんのアルバムではおなじみの、これまでの人生を振り返った曲ですね。
Rude-α:そうっすね。これまでに出してきた「22」とか「23」と同様に、25歳の今の思いを落とし込んだ曲です。《16 to 18 / 先輩の拳で外れたネジ》って歌ってますけど、どうせ頭のネジなんてそのときに吹っ飛んでるし、いろいろあるけど全部音楽に変えて遊んでやるぜ、みたいな気持ちで書きました。
――次の「For My People」も「25」とセットになっているような、思い切りのいいメッセージ・ソングです。
Rude-α:《瘋癲な毎日さ365》って歌ってますけど、俺、もう世の中半分捨てたんですよ。靴下履くのが嫌いだから、まずは靴下を脱ぐことから始めたんですけど(笑)。同調圧力とか相互監視とかすごいけど、税金を納めることと、車で左車線を走ること以外は、世の中のルールには従わないって決めました。
りゅうちぇるさんが亡くなったじゃないですか。俺、普通に知り合いだったし、一緒に飲んだこともあるし、自分のYouTubeチャンネルに出てもらったこともあるから、ニュースを見たときにめちゃめちゃ食らってしまって。それがあってこの曲を作ったわけではないんですけど、俺、思ったんですよ。どうせ人はいつか死ぬんだし、世の中は自分を救ってくれないんだから、好きなことしてめちゃめちゃ楽しく生きてやろうって。
顔色を窺う付き合いや、NOって言えない関係性はもう捨てて、旨いメシ食ってサウナ行って、川で流木拾って、友だちとバーとか行ってゲラゲラ笑いながら楽しく飲んで、幸せな二日酔いして、いいライブしていい曲書いて、それで十分だなって。自分が死んでもみんなすぐに忘れて、世界は変わらず動いていくわけじゃないですか。そういう気持ちが最近ずっとあるから「常識に乗っかるんじゃなくて、レールを外れて生きていこうぜ」みたいなことを歌いました。
――次の「Alright (feat. ISSEI)」には《あの娘とも婚約破棄》が出てきます。
Rude-α:《飲んでもいいだろ今夜くらい》ですね。〈Cartier〉の婚約指輪を質屋に入れて5万円になって帰ってきたんで、友だちのバーに行って全部テキーラに溶かしたことを歌ってます(笑)。
これと「Loser」はISSEIくんがメジャー時代のマネージャーの発注で作ってくれてたトラックなんです。この2年間、会うたびに「俺が作ったビート使ってくれへんの?」って言われ続けてて(笑)。別に嫌いとか使いたくないとかではなく、それで書きたい気分になってなかっただけで、今回やっと作れたのが「Alright」ですね。
でもレコーディングの前日になってもリリックが浮かんでこないから、スタジオで書いてやろうと思って。「今から一日で曲書くんで、ISSEIくんも今書いてください」って言って書いてもらいました。ヴァースの始めで《ふざけて蹴るVerseなう》って言ってますけど、マジでふざけから始まってる曲なんですよ。
――ISSEIさんのヴァースも一日なんですね。
Rude-α:そうです。めちゃめちゃうまいなって思いつつも、これずっと温めてたリリックなんじゃないか? ってまだ疑ってますけど(笑)。《マネージャーの菊りんもIn Da House yo》とか《ISSEIと印税を生み出すWeekend / 人生を真剣に踏み外す人間》とか、肩の力抜こうぜ、っていう気持ちでふざけた曲ですね。
「自分ひとりだけがこんなに不幸なんだって思ってしまう瞬間とか、ぶっちゃけあるんだよ」
――次の「Special」はジューク/フットワークっぽいビートに乗せた幸せなラブソングですね。テーマは「日曜朝の心地よい目覚め」だそうですが。
Rude-α:Chance The Rapperの「Sunday Candy」(楽曲の名義はDonnie Trumpet & the Social Experiment)をリファレンスにしてるんですけど、ああいうラッパーを名乗る人が作る優しい歌が好きなんですよ。その曲のトラックを意識して、Mori Zentaroさんにプロデュースしてもらいました。
悩みごとやどうにもならないことがいっぱいあっても、俺は女の人のおっぱいの上で何のストレスもなく日曜日の朝に目覚めたい、それを“幸せ”って呼ぶんじゃないかなって、ふと思ったんです。
――たしかに心が安らぎますよね。着想のきっかけは?
Rude-α:胸がデカい女友だちと下北沢で飲んだときに、「下ネタって捉えないで聞いてほしいんだけど、おっぱいってそこにあるだけで心が温かくなるんだよ。だからおっぱいはすごいんだよ」ってめちゃめちゃ熱弁したんすよ(笑)。「おまえ、おっぱいデカいってことは、それだけ人を元気づけてるってことだよ。俺も正直めちゃめちゃモチベーション上がるもん」みたいな。
「おっぱいの下には心臓があって、心臓の下には心があるわけだから、おっぱいには人の全部があるんだよ。もし自分に息子ができて、女の子のどこを見て判断したらいい? って言われたら、絶対おっぱいだって言う」とか、そういう話を1時間ぐらいその子にして(笑)、「おまえにおっぱいのヤバさをわからせるために、明日一曲書いてくる」って言って書いたのがこれです。
その子は当時、別れた後もちょっとズルズルしてる元カレがいるとかで悩んでたんですけど、「マジでおっぱいの歌作ったよ」つってこれ送ったら「めちゃめちゃ感動したし、今わたしに必要なことがこの曲に入ってる。本当にありがとう」みたいに言ってくれました。
――よかった。「Fallin’」もハッピーなバラードですね。
Rude-α:元カノと別れて辛かったときに出会った年上の女の人がいたんですよ。すげえ優しい人で、アドバイスとかじゃなくただ話を聞いてくれて。その人と話しながら、俺やっと「あ、今まで辛かったんだな」って実感できたんです。それを包み込んでくれたから、その人に向けたラブソングみたいな感じですね。
「自分ひとりだけがこんなに不幸なんだって思ってしまう瞬間とか、ぶっちゃけあるんだよ」みたいな話もしちゃってたから、そんな悲しいことを言わないように、あなたの唇で俺の唇を封じてください、みたいな気持ちで《唇を甘く噛んで Baby / 孤独はもう歌わないように》って書きました(笑)。
――「201」は元カノと一緒に住んでいた部屋の番号ですよね。
Rude-α:その家を解約して、今は前から借りてた自分の家に戻ってるんですけど、酔っ払って間違えてそっちに帰っちゃったことがあるんですよ。それが《アルコールのせい 間違えた帰路 / もう鍵はささんないドア》です(笑)。《換気扇の下じゃなくても今は吸えるCigar》も、前は「換気扇の下で吸え」って言われてたからだし、《部屋の中に敷いてる人工芝》も前はベランダに敷いてたやつだし。怒ってくれる人がいなくなった現状をそのまま歌ってますね。
《本気の意味で人を抱いたのはあれがラスト》って書いてますけど、いろんな感情を込めて本気で抱いてたのは元カノが最後なんじゃないかって、この曲を書いたときは思ってました。
――今は快方に向かっているところですかね。時間が癒してくれますよ。
Rude-α:沖縄に戻って流木ばっかり拾ってたころは、仕事で東京に来たら、街を女の人がいっぱい歩いてるのを見るだけでドキドキしちゃって、ひとりでちょっと楽しくなってました(笑)。
――その感じが「Call My Name (feat. Bitna Park)」に出ていますね。
Rude-α:m-floみたいな感じのダンス・チューンを作りたかったんです。この曲でコラボしたい女性シンガーがいたんですけど都合が合わず見送って、でも女性ボーカルはやっぱ入れたいから、地元の後輩の女の子に「おい、おまえ歌え」って(笑)。名前も俺が勝手につけて、音楽もやったことない子を無理やりデビューさせました。
歌詞はその子は書けないから、俺が女の子の気持ちになって書きました。女の子にも、向こうから誘ってくることってまずないけど、《ダンスホールでこの手を捕まえてBoy / 早く連れ出して 駆け引きはいらない》みたいな気持ちは絶対あると思うんですよ。だから心にあややを宿して(笑)、《コントロールできない心拍数もBoy / 全てをあげるわ》って書きましたね。
――あややだったのか。「Stay With Me」はいろんな感触が入り混じっていて音楽的にもおもしろい曲ですが、これはどんなテーマで?
Rude-α:俺、FRUITS ZIPPERっていうアイドル・グループの松本かれんって子が大好きなんですよ。
――好きな子が多い(笑)。
Rude-α:元カノと破局して、めちゃめちゃ落ち込んで病んでたときに「わたしの一番かわいいところ」って曲のMVを見たんですけど、めちゃめちゃかわいくて、めちゃめちゃ元気出て、「アイドルってすごいな!」って心から思いました。《わたしの一番、かわいいところに気付いてる / そんな君が一番すごいすごいよすごすぎる / そして君が知ってるわたしが一番かわいいの、わたしもそれに気付いた!》って歌なんですけど、そんなこと言われてみたくないですか? 「あなたの前にいるときのわたしが一番かわいいの」って言われてるような気がしたんですよ(笑)。「マツカレ(松本かれん)めちゃめちゃ好きだな……」っていう気持ちを歌にしたのがこれです。
――松本かれんさんが「Stay With Me」のインスピレーションなんですね。
Rude-α:《世界が変わっていく瞬間は / 君が決まっていつもヒロインさ / なのに何故かこのドラマは / 途中で幕が下りる》《代役なんて マリリンモンローすら務まらない》《綺麗な瞳 あんな奴の為に汚さないで Baby / その純粋は僕が濡らしたい》っていうのは、アイドルやってたら二流モデルみたいな男の子が絶対近づいてくるじゃないですか。めちゃめちゃ純粋な子だから、そんなやつのために瞳を汚さないでほしい、俺の気持ちは本物だから、っていう。
――熱烈ですね。
Rude-α:《この孤独にトドメを刺してくれるのを待ってるDay by day / 誰かの夜で踊る君を知ってるのに愛してる》っていうのは、彼女は毎日、ライブでいろんなオタクの人たちの前で歌って踊ってるわけじゃないですか。みんなのものなのは知ってるけど、めちゃめちゃ好きなんだよね、っていうことです。
肝心の本人は俺の存在もあんまりわかってないと思うけど、それでいいんです。一回、バンコクのフェスで出演が被ったので挨拶したんですけど、めっちゃめちゃかわいかったです。音響とか悪くて、「なんだこのイベント」って思ってたけど、あの瞬間だけはバンコクに感謝しました(笑)。
元カノへの想い、メジャー離脱のきっかけ
――「Loser」も失恋の歌ですよね。
Rude-α:《アンサーはあの女優みたいに》の後の「別に」の声は、ガチで俺の元婚約者の声を録音したものを使ってますからね(笑)。《わざわざ小洒落た店で / 君は買おうとするBlack Coffee / 「うん、セブンと味同じ」 / それ持って行きたがる海辺でChilling》っていうのは、2人の対極なとこを歌ってます。彼女はわかりやすくおしゃれな世界観が好きで、部屋もめちゃめちゃきれいにしてたんですよ。ミニマリストみたいに物を置かないで、花も毎日換えて。でも俺はゴチャゴチャしたのが好きだから、酔っぱらったときにAmazonでトランポリン注文して、開けるなって言われてるのに開けてから、整理された部屋のド真ん中にでっかいトランポリンがボンって置かれてるみたいな(笑)。
――対照的だったけれど、本当に愛していた。
Rude-α:はい。めちゃめちゃ好きでした。《お互いの荷物で満たした部屋 / トラウマに過去 Shareした秘密》とか歌ってますけど、恋愛と部屋って似てるなって思ったっすね。《片付けは昔から苦手さ Babe / 君のように整理整頓できないぜ》っていうのは、俺はガチのADHDだから実際に片づけができないんですけど、心の切り替えができないっていうことの比喩にもなってるんです。
俺、人に話して自分のこと知っていくことが多いんですけど、さらっと書いた歌詞だけど意外と深いな、って自分で思ってます、今(笑)。
――素直に書いているからでしょうね、きっと。「Easy On Me」はおもしろい曲で、アルバム後半のシリアスな空気のなかでコミック・リリーフ的に機能していると思いました。
Rude-α:これはふざけた曲ですね。ただ道でプードルに吠えられたってだけの話を噛み砕いて書いた曲なんで(笑)。
――歌詞カードを見ても、そうは聴こえない歌い方をしていますよね。
Rude-α:ちょっと日本語に聞こえないですよね。イギリスでめっちゃバズったEliza Roseの「Better Love」っていう曲があるんですよ。ああいうガラージみたいなハウスっぽいサウンドを取り入れてみようって言ってやったんですけど、ふざけた感じになりました(笑)。
――次の「マンションフェニックス」は衝撃的な曲でした。
Rude-α:ありがとうございます。実際に住んでたマンションの名前なんですけど、ヤバいんすよここ。マジで。住み始めた経緯から話していいですか?
――お願いします。
Rude-α:ルームシェアしてた相棒がいたって前に話したことあるじゃないですか。そいつとはバイトで出会ったんですけど、千葉から下北まで通ってて、片道1000円かかるからマジで赤字だったんですよ(笑)。俺はそのとき下北に住んでたから、「出勤のとき俺の家泊まれ」っつって泊めてたんですよ、そいつのこと。冬場に寒そうにしてたからこたつ買ってあげたりしてたら、そのうち「一緒に住むか」ってなったんですけど、俺、内見の日に飲みすぎて2時間遅刻しちゃって。
行ったらそいつも不動産屋もめちゃめちゃキレてて、1軒目に紹介されたところを見て「ここはちょっと築古いんすよねー」とか言われたんですけど。俺のなかでは2時間遅刻した気まずさが勝ってたから、この人に契約取らせてあげたいって気持ちになって、「いいですよ。ここにします」って言って。それで住み始めたのがマンションフェニックスなんです。名前やばくないですか?
――不死鳥ですからね(笑)。
Rude-α:めちゃめちゃ思い出あるんすよ。北沢緑道の裏だったから、みんなでそこで飲んだり、喧嘩の仲裁もしたし、しかも目の前が某有名歌手の家だったんですよ。「ワンチャン出てくるんじゃないかな」つって、その家の前で30分ぐらいフリースタイルしたりとか(笑)。
で、目の前にセブンイレブンがあって、そこに綾部さんと石井さんっていう店員さんがいて、めちゃめちゃよくしてくれたんですよ。それが本当にありがたくて、クアトロ(SHIBUYA CLUB QUATTRO)でワンマンしたときに招待したぐらい。めっちゃ愛があるセブンイレブンでした。
そしたら、ライブでODD Foot Worksの(有元)キイチさんと会ったときに、いきなり「俺もマンションフェニックス実は住んでたんですよ」って言われて「マジっすか!?」みたいな。聞いたら、俺らが退去した次の月に別の部屋に入ったって。それで意気投合して「一緒に曲やりましょうよ」ってなって、「せっかくだからマンションフェニックスの歌作ろう」って。それでできたのがこの曲なんです。
――個人的にはアルバムでも1、2を争うぐらい好きな曲です。
Rude-α:本当ですか? 俺もキイチさんも、大衆に向けてっていうよりか、あの家を知ってる数少ない仲間とか友だちっていうめちゃめちゃ狭いターゲットだけに向けて書いた曲だから、それを気に入ってもらえるのは嬉しいです。
言われてみると、俺のまわりの尖った人たちはみんなこの曲好きですし、これを作ったことは自分のなかで今後ヒントになるなと思いました。キイチさんに「自分しか感じたことがないことをこんだけ書けるんだから、Rudeくんはもうできてるんだよ、アーティストとして。これを続けていけばいいだけだよ」みたいに言われて、すげえ嬉しかったっすね。
――「ex.」は最後の元カノ・ソングですね。
Rude-α:元カノの歌書きすぎて、マネージャーに「もう禁止」って言われました(笑)。でもそれぐらい俺のなかで大きい出来事だったんで。《1LDKの部屋 空っぽにして / 元の日常へ帰ろう / 80億分の1の他人に戻ろう》とか《A型の君の強いこだわり / で買わされた新品の洗濯機 / お揃いの香りも今は1人》とか、本当に思ってることを素直に書けたと思います。
――切なさがまっすぐに伝わってきますよ。
Rude-α:33万もする洗濯機を、「子どもいるわけでもないのにどうすんの」「どうせ結婚するんだからいいじゃん」みたいな感じで買わされたのに、1年も経たないうちに振られたんですよ。ヤバくないですか(笑)。でも、俺とはマジで噛み合わなかったけど、俺と合わなかっただけで、もっと優しくしてくれる人もいるし、彼女がもっと優しくなれる場所も絶対にあると思うんですよ。「Loser」は病んでる曲ですけど、「ex.」はもう前向きに「幸せになってね」みたいな感じで贈った曲っすね。本当に好きだったから。
――いよいよラストの「裸足で逃げる」ですが、このタイトルは上間陽子さんの本から採っていますね。
Rude-α:これは俺がメジャーを辞めるきっかけになった曲ですね。2021年の3月にコロナになって、イベント出演をキャンセルしたんですよ。そのときに俺、SNSで「心配かけてごめんなさい」ってつぶやきたかったんですけど、「いや、スタッフからツイートするから」って止められたんです。俺は自分の言葉で伝えたかったのに「会社の方針だから」みたいな。ホテルに隔離されて、一人でずっとハイボール飲んでたら、「ごめんなさい」とか「ありがとう」って自分の言葉があるのに、それすら抑えつけられるのってどうなのかな、って思ってどんどんムカついてきて。ちょうどそのとき『裸足で逃げる』を読んでたから、これって俺のことじゃないかと思って、パソコン開いて初めて自分でビート叩いて、その上に思ってることを乗せようと思って書いていきました。
――アルバムのために作った曲ではないんですね。
Rude-α:デモとしてずっと持ってたのを、AWSM.さんに音をきれいにしてもらいました。《常識を語った テレビの馬鹿 / に目掛けて叫んだ Yeah motherf**ker》とか《教科書の中身は全てか? / 正義にはいつも矛盾が住んでた》みたいなのって、俺のなかにずっとある疑問だから、口に出せないと心が苦しくなるんですよ。それで死んでしまうぐらいなら裸足で逃亡してやるぜ、みたいな。
これあんまり人に気づいてもらえない遊びなんで自分からバラしちゃうんすけど、《殺(コロ)されるなら 生かさねば》っていうのはコロナのことで、《枠(ワク)にハマらずにケセラセラ》は、俺もともとワクチン絶対打たんって決めてたから、笑顔になる《ケセラセラ》の呪文でなんとかするよっていうことなんです。《パスポートなんかもいらないさ》はワクチン・パスポートで、《NEVERLANDまでもうすぐだ》っていうのは、人の心のなかにある笑顔が眠る場所みたいな意味を込めてます。《Your Life Your Life 誰も縛れない / Moonlight Moonlight ありがとうの旅》っていうのは、人生っていうのは人に「出会ってくれてありがとうね」って伝えながら生きていく旅だと俺は思ってるから。そういう気持ちを込めてますね。
【リリース情報】
Rude-α 『25.5』
Release Date:2023.05.31 (Wed.)
Label:bpm Tokyo
Tracklist:
01. 25
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, TSUBAME
Sound produced by TSUBAME
Mixed by Shintaro Sato
02. For My People
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, TSUBAME
Sound produced by TSUBAME
Mixed by Shintaro Sato
03. Alright feat. ISSEI
Lyrics by Rude-α, ISSEI
Music by Rude-α, ISSEI
Sound produced by ISSEI & GOUYA IWANARI
Mixed by GOUYA IWANARI
04. Special
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, Mori Zentaro
Sound produced & all instruments by Mori Zentaro
Mixed by Keisuke Mukai
05. Fallinʼ
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, Shin Sakiura
Sound produced & all instruments by Shin Sakiura
Mixed by Shintaro Sato
06. 201
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, AWSM.
Sound produced, mixed & all instruments by AWSM.
07. Call My Name feat. Bitna Park
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, 80KIDZ
Sound produced & mixed by 80KIDZ
08. Stay With Me
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, EQ
Sound produced by EQ (TinyVoice,Production)
Mixed by Shintaro Sato
09. Loser
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, ISSEI
Sound produced by ISSEI & GOUYA IWANARI
Mixed by GOUYA IWANARI
10. Easy On Me
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, EijiHarrison
Sound produced by EijiHarrison
Mixed by Shintaro Sato
11. マンションフェニックス feat. 有元キイチ
Lyrics by Rude-α, 有元キイチ
Music by Rude-α, 有元キイチ
Sound produced & all instruments by 有元キイチ
Mixed by Shintaro Sato
12. ex.
Lyrics by Rude-α
Music by Rude-α, EQ
Sound produced by EQ (TinyVoice,Production)
Mixed by Shintaro Sato
13. 裸足で逃げる
Lyrics & Music by Rude-α
Arranged, Mixed by AWSM.