Gofish

Gofish / 肺
恐ろしいのに美しい。Gofishの最新アルバムから、白昼夢のような世界観が素晴らしい必聴の1曲!

名古屋を拠点に活動するテライショウタのソロ・プロジェクトであるこのGofish。本日はそんなGofishが1月15日(月)にリリースしたアルバム『燐光』から、昨年末に公開されていたリード・トラック『肺』のMVを遅ればせながらご紹介。

チェロ、コントラバス、ギターというトリオ編成で演奏されているこの楽曲。ビートが無く、曲の根幹をストリングスの旋律が支えているこのサウンドには、ゆったりと水の中をかき分けるように進んで行くような質感があります。Vo.テライショウタの柔和な歌声や、ゆったりと丁寧に発せられる言葉もそれを助長していて、聴き進める内にこの世界観にどっぷりと浸っていく没入感がなんとも心地よい。薄い色彩のスローモーションがゆったりと流れるMVにもその雰囲気は完璧に投影されていて、楽曲の没入感をさらに高めています。

そして何と言ってもこの曲の魅力は、その質量と迫力で僕らを圧倒するサビでしょう。

息を吸い、肺が取り込んだ酸素を血液が全身へと運んで行く。そんな当たり前を歌いながらも、どこか現実味に乏しく、遠い世界の出来事のように響くこのサビ。メンバー3人に加え、女性SSWイ・ランも加わって歌いあげられるメロディは、ゆったりとした言葉運びでありながらも切迫感や緊張感に満ちていて、コントラバスとチェロの重低音も相まりどこか恐ろしさすら感じるサウンドになっています。

僕は元々こういう、相反する特徴が同居した音楽が大好きで。そのヒリヒリとした緊張感とか、アーティストの絶妙なバランス感覚にシビれるんですよねぇ。この曲はそれがバッチバチに感じられて、完全にど真ん中です。

8分弱と長尺ながら、その迫力と濃密な世界観が長さを感じさせないこの楽曲。是非、その世界観に酔いしれてみてください。


【リリース情報】

Gofish 『燐光』(りんこう)
Release Date:2018.01.15 (Mon.)
Label:SWEET DREAMS
Cat.No.:SDCD-037
Price:¥2200 +Tax
Tracklist:
1. 北風と太陽
2. 九月
3. ここにはまるで
4. イルカになってしまった
5. うれしいこと
6. ピアノのまわり
7. うお座
8. ひろった羽根
9. 肺(フルバージョン)
10. 月のとりこ(ライブバージョン)

※パッケージ:A式紙ジャケット(ダブル)/インサート(アートワーク&歌詞掲載)
※アートワーク/デザイン:ユニス・ルック(Eunice Luk)
※ゲスト:イ・ラン、塚本真一(Amephon’s attc)

■Gofish オフィシャル・サイト:https://twitter.com/gofish_info

Kota Fujii

Curator

Kota Fujii

都内で働く会社員。最近の趣味はとんかつとサウナ。国内のポップスを中心に、人生の宝物に成り得る音楽を紹介できればと思います! ブログも書いてるので是非(http://hannbunnko.com/)

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