BROCKHAMPTON

GUMMY

BROCKHAMPTON / GUMMY
OFWGKTAの影響を受け継いだ新世代クルーが登場! 3部作となるアルバム第2弾から、中毒性の高いオープナー・トラックを

米ロサンゼルスを中心に活動する新世代ヒップホップ・クルー(本人たちは自らをボーイ・バンドと呼称している)BROCKHAMPTON(ブロックハンプトン)が、近年まれに見るハイペースでリリースが続いているアルバム三部作の二作目『SATURATION II』を8月にリリースしました。
ヒップホップ・リスナーを中心に、各国から高評判を集めている今作から、オープナー・トラックのこちらをピックアップ。

バウンシーで快活なビート、琴や尺八のような和楽器のサンプリングをフックにしたトラックに、サンルーフから乗り出したメンバーの息の合ったマイクリレーは、MVの印象も相まってどこかユーモアな印象を与えてくれます。

映画『レザボア・ドッグス(原題:Reservoir Dogs)』、『ベイビー・ドライバー(原題: Baby Driver)』からインスパイアされたという本MVは、銀行強盗業を辞めたあとのBROCKHAMPTONとしての日常を描いている設定とのこと。キャッシュもセクシュアリティも関係なく、クルーたちとの信頼感を大切にする彼らなりのアイデンティティが詰まった1曲としても捉えられます。

各メディアで情報にバラつきがありますが、BROCKHAMPTONは現在おそらく15名ほどで構成されており、クィア・ラッパーとして人気の高いKevin Abstract(ケヴィン・アブストラクト)が、ネット上のフォーラムKanye To The(カニエトゥザ)メンバーを募ったことをキッカケに結成。それぞれ出身地も異なり、ラッパー、フォトグラファー、クリエイティブ・ディレクター、Webディベロッパーなどの多様な顔ぶれによるセルフ・プロデュースでの活動は、初期のOFWGKTAやWu-Tang Clan、国内でいえばKANDYTOWNといったコレクティブを彷彿とさせ、フレッシュで新しい勢いを感じさせます。

来年年明けから32ヶ所をめぐる北米ツアーもアナウンスされるなど、今後さらなる活躍が期待される注目のクルーと言えるのではないでしょうか。個人的には本作収録曲の「TOKYO」や、MVに出てくる和楽器や相撲などからどことなく親日感が漂っているように感じるので、国内盤のリリースにともない来日公演の実現を願いたいところです。

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【リリース情報】

BROCKHAMPTON 『SATURATION II』
Release Date:2017.08.25 (Fri.)
Label:QUESTION EVERYTHING, INC. / EMPIRE
Tracklist:
1. GUMMY
2. QUEER
3. JELLO
4. TEETH
5. SWAMP
6. SCENE
7. TOKYO
8. JESUS
9. CHICK
10. JUNKY
11. SCENE 2
12. FIGHT
13. SWEET
14. GAMBA
15. SUNNY
16. SUMMER

Takato Ishikawa

Curator & Interviewer

Takato Ishikawa

会社員。ブラック・ミュージックやディスコを聴くと興奮します。ラジオDJになったつもりで色々とキュレーションしていきます。Spotifyでも発信しています。(https://goo.gl/kn4hei)

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