Best Tracks Of 2018

Nojima

キュレーター、Nojimaの2018年ベスト・トラック!

今回も昨年と同じくファースト・インプレッションで特に印象の強かった5曲を選びました。その理由は様々ですが聴いた瞬間に「やったー!」と叫びたくなった、そんな5曲です。


  5. LUCKY TAPES / 22

結成当初から応援してきたLUCKY TAPESが今年ついにメジャー・デビュー。そのデビュー曲となったのがこの「22」です。LUCKY TAPESらしい華やかさに、今まであえて使い分けていた、Kai Takahashiのソロ・ワークスのエッセンスが加えられ、より自由に、より多彩に。彼らの可能性を大いに示した1曲だと思います。アルバム『dressing』も素晴らしかった。来年はさらなる飛躍を期待します。

  4. Alexander Lewis / Pearl Magnolia feat.Brasstracks, Armani White &BXRBER

オーストラリア出身のジャズ・トロンボーン奏者、Alexander Lewisが盟友Brasstracksとフィラデルフィアのラッパー・Armani White、ロンドンの新進気鋭のシンガー・BXRBERを招いた本楽曲。陽性のブラス・サウンドと、4つ打ちのリズム、軽快なラップと清涼感のあるフックと今、自分が好きな要素がこれでもかと詰まっています。DJでもよくかけました。

  3. 踊Foot Works / NDW

同じく今年メジャー・デビューを果たした踊Foot Works。そのデビュー・アルバム『odd foot works』より。ネオ・ダッチワイフの略語がタイトルに冠されており、ダッチワイフとオジさんの恋物語というキワドい設定ながら、「2人を見守ってろミライ」など、ロマンチックなリリックと思わず口ずさんでしまうような耽美なメロディ、そして踊Foot Worksの大きな魅力であるコーラス・ワークが存分に発揮された大名曲です。

  2. The 1975 / TOOTIMETOOTIMETOOTIME

先日リリースされた3rdアルバム『A Brief Inquiry Into Online Relationships』でトップ・バンドの地位を名実ともに確立したとも言えるThe 1975。この「TOOTIMETOOTIMETOOTIME」は、前作収録の「The Sound」の延長線上にあるような彼ららしいポップで爽やかな楽曲です。中毒性のあるサビ、フックの効いたタイトル、そしてこのハッピーなMV。どれをとっても素晴らしいセンスです。The1975のバンドとしての強度と矜持を強く感じさせてくれました。

  1. Peter CottonTale / Forever Always (feat. Rex Orange County, Chance the Rapper, Daniel Caesar, Madison Ryann Ward & YEBBA)

Chan The Rapperの楽曲への参加などでも知られるキーボーディスト、Peter CottonTaleがそのChance The Rapperを筆頭に、Rex Orange County、Daniel Caesarなど、豪華なアーティストたちとともに作り上げた本楽曲を今年のベスト・ソングに選ばせて頂きました。このメンツの並びだけでも驚きですが、サウンドとリリックの絡みも感動もの。「You’re my favorite song」の歌い出しから始まる、音楽や他者への愛について綴られた甘く優しいリリック、温かく柔らかなキーボードやギターの音色、ゴスペル的合唱……。こんなにも優しさに溢れた音楽は今まで聴いたことがないかもしれません。この曲自体がいつまでも残り続けて欲しいな、と思います。

  Comment

サブスクで日々「良い音楽」には簡単に出会えますが、思わず「やったー!」と叫んでしまうような音楽に出会うことは中々ありません。

では、どうすれば出会えるか。めちゃくちゃたくさん聴くこと、そしてアーティストや音楽シーンと自分との間に何かしらのストーリーを持つことだと思います。ストーリーとは個人的な想い入れであったり、シーンへの見解であったり、今の自分の気分であったり。つまりは「音楽に対して期待や見識を持って接すると音楽はもっと楽しくなる」ということです。この当たり前のことをこの年末ベストの企画を通して改めて思い出すことができました。そしてそれをリスナーに促すことが音楽メディアの役割であることも肝に免じて来年は取り組んでいけたらと思います。

  番外編マイ・ベスト

「ベストバイ家電」

「BALMUDA The Toaster」

今年、自宅にBALMUDAのトースターを購入しました。パン好きとして「なんでもっと早く買わなかったんだ」と激しく後悔。Spincoaster Music Barにもローストビーフ用としてこのトースターがあるのですが、今までパンを焼いてじっくり食べるということをしておりませんでした……。パン屋のパンはもちろん、コンビニやスーパーの安いパンでもサクサク、フワフワに仕上げてくれます。トースターとして値は張りますが、その価値は大いにありました。誰か美味しいパン屋教えて下さい。

Nojima

Curator & Producer

Nojima

ポップなものや踊れる音楽が好きです。【影響を受けたアーティスト】Phoenix / くるり / Acid House Kings