コンゴ出身でベルギー在住のラッパー・Baloji(バロジ)が、ソロ4作目となるニュー・アルバム『137 Avenue Kaniama』を3月24日(金)にリリースしました。
ベルギーのヒップホップ・クルー、Starflamの一員としてデビューし、ソロ転向後もリリースを重ねつつDamon Albarnのサイド・プロジェクトAfrica Expressにも参加。そんな気鋭のラッパーの最新作から、ダンサブルな人気収録曲をピックアップ。
サンプリング元は、80〜90’sに活躍したソマリア出身のアフリカン・ファンクバンド、Dur-Dur Bandの代表曲「Dooyo」。オリジナルにほぼ忠実なリズムに、スタイリッシュなフレンチ・ラップを乗っけ、そこにハウス・アレンジを随所で施した、現代でもしっかり踊れるドープなナンバーではないでしょうか。
加えてMVは、生まれ故郷であるコンゴ共和国ルブンバシのテレビ番組を舞台にしているとのこと。1年を通して6ヶ月間だけ電気が開通するという生活で、住民の喜びと反発を背景にとらえた躍動感のある映像になっております。
また今作は「音の映画を作りたかった」という本人の狙い通り、アフリカン・ミュージック、ヒップホップ、ダンスなど、自身のルーツをシームレスに繋ぐバランス感覚が秀逸。多様なリズムを鮮やかに乗りこなすラップ・センス、ポエトリー・リーディングはどこまでもクール。
3月末には待望の初来日公演も開催され、ここ日本でも着実に知名度を高めつつあるBaloji。今後の活躍にも期待したいです……!
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【リリース情報】
Baloji 『137 Avenue Kaniama』
Release Date:2018.03.24 (Fri.)
Label:Bella Union / Hostess
Cat.No.:HSE-4462
Tracklist:
01. Glossine (Zombie) ツェツェバエ
02. L’hiver indien – Ghetto Mirador インドの冬 – ゲットーの望楼
03. Bipolaire – Les Noirs バイポーラ – 黒
04. Ensemble (Wesh) 共に(ウェッシュ)
05. Spotlight スポットライト
06. Soleil de Volt ボルトの太陽
07. Ciel d’encre インクの空
08. Peau de Chagrin – Bleu de nuit 悲しみの肌 – 夜の青さ
09. L’art de la fugue – Le vide 失踪芸術 – 空虚
10. Passat & Bovary パサとボヴァリ
11. La dernière pluie – Inconnu à cette adresse 最後の雨 – 住所不明
12. Kongaulois コンゴ人
13. Tropisme – Start-up 屈性 – 立ち上げ
14. Tanganyika タンガニーカ
[日本盤ダウンロード ボーナストラック]
01. Nowwhere 実在しない場所
※初回仕様限定:ボーナストラックダウンロード・コード封入(フォーマット:mp3)
※歌詞対訳、ライナーノーツ(吉本秀純)付