福岡在住の日本人ヴィジュアルアーティスト/グラフィックデザイナー・Synnoske Matsumiによるビットポッププロジェクト、Breezesquadによる NYはハーレム出身の女性ラッパー/シンガー・Azealia Banksの楽曲「Chasing Time」のリミックスがSoundcloudで公開されました!(※原曲は11/8にProspect Parkよりリリースされたアルバム『Broke With Expensive Taste』に収録されています。)
個人的に原曲のAzealia Banksの声を聴き真っ先に思い浮かんだのが Carte Blanche (Ed Banger)の「Do! Do! Do! feat Kid Sister」 で歌いラップするKid Sister (Fool’s Gold)の声だったのですが、彼女と同じくバランスの良いハスキーボイスと ラップする時声が少し低くなるのにドキドキさせられます。また、曲の跳ねているようなリズム感も心地良く一度聴いただけで好きになってしまったのですが まさかこの曲が8bitサウンドで、更にベースラインもくっきりとこんなにかっこよく料理されるとは…聴けば聴くほど驚きが増しています。
ところどころで入るブレイク音もたまりませんし、ラップ部分でビートが4つ打ちに変化する部分も起爆剤のひとつです。
またAzealia Banksは現在Soundcloud上で「Chasing Time」のリミックスコンテストを行っているようですが、どうやらこのリミックスはコンテスト用に制作された、という訳ではないようです。
リミックスコンテストとは無縁の8BITサウンドでお送りしております。
— BREEZESQUAD (@breezesquad) 2014, 11月 22
実は彼の存在を知ったのは数ヶ月前、SoundcloudのStreamに流れて来たEspeciaの「アバンチュールは銀色に」のリミックスがきっかけでした。そこでアカウントをフォローしておいたおかげで今回に至ったのですが、彼は2011年からBandcamp上でシングル/EPを計6枚、カセット1枚、昨年2013年には全16曲収録のファーストアルバム『City』をリリースしているようです。(※アルバム『City』については彼のBlogで詳しく書かれておりますのでご参照ください▶︎”BRZLOG” https://breezesquad.wordpress.com/ )
またSoundcloud上では29曲に渡るこれまでのリミックスワークが試聴(※曲によってはフリーDLも可)できるようになっておりますが、原曲を知らなくてもそれぞれ聴き応えがありますし、原曲のことまで気になり調べてしまう自分のような人も中にはいるかもしれません。笑
では最後に、中国人アーティストLu Yangによる “UterusMan“という謎のゲームのプレヴューでも使用されており、高速BPMと展開に心躍る「Phase III – PREVIEW」をどうぞ!
Spincoasterで8bitサウンドがメインの曲をご紹介するのは今回が初めてのこと。
個人的に幼少の頃ファミコンやゲームボーイで遊んだことはあったものの、こういったピコピコサウンドに心奪われてしまったのは小学生の頃以来ですっかり嬉しくなってしまったこともあり 今後とも彼の動向を追っていきたいと思っております。
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(Text by Ayumi Ota)