ロンドンを拠点とする女性SSW、Jessie Ware(ジェシー・ウェア)が久方ぶりの新曲「Midnight」のMVが先月末に公開されました。
本楽曲は今年後半リリース予定だという通算3作目となる新作からの新曲。Faderによると、新作は「この2年の彼女の人生における高低を記したグラフ」のような作品とのこと。さらに、本楽曲については「書いた時は気付かなかったけど、パーソナルなレコードになったと」とのこと。また、「曲を書く時は意識していなかったけど、自身の夫と子供についてのレコードになっていた」とも語っており、人生の浮き沈み、そして恐怖、美しさを表現しつつも同時にそれらを祝っているような内容となっているとのこと。
Jessie WareはJokerやSBTRKT、Disclosure、Julio BashmoreといったUKのクラブ・ミュージック・アクトの楽曲に多数客演したことでも大きな注目を集め、1stアルバムには少なからずそういった要素も入っていましたが、2ndではより自身のボーカルにフォーカスを当てた、スケールの大きいポップ〜R&Bへと変化を遂げました。
今回公開されたこの「Midnight」は、2ndからの流れを感じさせつつも、よりソウルフルかつエモーショナルに進化。また、タメの効いた、音の差し引きが見事なトラックも素晴らしいです。プローデュサーにクレジットされているのは、近年ではJack GarrattやTom Mischなどのミックスやプロダクションなどを手がけているBastian Langebæk。ゴスペル的な高揚感も感じさせつつも、クラブ・ミュージックにも引けを取らない音圧も感じられます。
アルバムのリリース日や詳細などはまだ発表されていないので、引き続き続報を待ちたいと思います。