FEATURE

INTERVIEW / スガナミユウ(下北沢Three)


「超理想的で、超現実的で、超能動的で、超フレッシュ」――新たなステートメントと革新的なプランを掲げた下北沢THREEの仕組みと哲学

2017.03.13

昨年秋、ブッキング・イベントのノルマ制廃止など、従来のライブハウスの在り方を覆すような先進的なプランを打ち出した下北沢THREE。さらに毎週金曜には完全エントランス無料にも関わらず、毎回気鋭のバンド、DJが出演するイベント”BLOCK PARTY”も定期開催するだけでなく、同イベントに集う若きアーティストを中心にコンパイルしたコンピレーション・アナログLPを、THREEが運営するレーベル〈6th sense, gut feeling〉と元銀杏BOYZの安孫子真哉主宰の〈KiliKiliVilla〉のダブル・ネームで5月にリリースすることが決まるなど、大きな話題を振りまき続けている。

そのようにして、特殊な磁場を築きつつあるTHREEだが、今年3月にはより様々なニーズに応えるべく、新たなプランを追加し、全ての営業時間ごとの独自のプランを打ち立て、それを明白に公表した。オーガナイザーのため、バンドのため、そして音楽という文化の発展のために、ライブハウスができることを追求するという信念の元に立てられたこの数々のプランは、実際に他店と比べ具体的にどのような点が優れているのか。そして、世界規模でみてもトップレベルに地価の高い都市、東京の下北沢に居を構えながら、他に類を見ない低価格帯と、それに相反するような手厚いサポートを実現させるためには、一体どのような仕組みがあるのか。今回、それらを探るべく、店長であり、自身もミュージシャンとしてキャリアを築いてきたスガナミユウにインタビューを敢行。下北沢THREEが掲げたステートメントのその奥にある想いまでを語ってもらった。

Interview by Yui Tsuda
Photo by Takazumi Hosaka


―今回ですべての営業日時ごとのプランが出揃ったことになりますが、こうしたプランを立てようという考えはそもそもいつ頃から考えていたのでしょうか?

スガナミ:僕は元々箱の人間ではなくて、自分のバンドでイベントを打ったりしていたのですが、その中でやりづらさみたいなものは常々感じていて。そういうイベントを持ち込む側の立場としての考えと、出演者としての純粋な思いが元々あったので、2年前にここ(下北沢THREE)で働き始めて一番最初のミーティングで、「ブッキング・イベントのチケット・ノルマ制をいずれなくします」って話をみんなにしたんです。その時はみんなポカーンとしてましたけどね。あとは今やってる”BLOCK PARTY”みたいなエントランスなしのフリー・パーティーも当初からやりたいと思っていて。

―最初から構想はあったけど、必ずも周りに理解されていたわけではなかったと。

スガナミ:そうですね。「君は何もわかってない」っていうようなことも言われたと思います。ただ、実際それも正しくて。僕も働き始めたばっかりだったから、箱について何も知らなかった。だから、理想ばかりを言うんじゃなくて、それを実現する方法を考えるために、まずどうやって箱が運営されているのか、どういう風にお金が回っているのか、っていう面も含めて学ぶことにしたんです。そうやって勉強していく中で、収益が下がっている箇所がわかってきたから、そこの伸び代を作るためにも、もっと多くの人に来てもらうような別のやり方ができるんじゃないかと思い始めて。外に与える印象と数字的な裏付けを元に、以前から考えていたブッキング・イベントのチケット・ノルマ制廃止と、フリー・パーティーっていうアイディアを繋げることができたんです。

―なるほど。

スガナミ:で、チケット・ノルマの話をすると、ライブハウスって昔からアーティストをお呼びしてイベントを組むときに、若いアーティストにチケット・ノルマをかける風習があって。これはバンド側も払うのが当然だと思って払っているし、箱側は自分たちが組んだイベントなのに、集客を全部バンド側に任せるっていう殿様商売的な状態になってることが多い。一方、フリー・パーティーに関してはエントランス料が要らないからその分お酒も飲んでもらいやすいし、お酒を飲むと気分が上がってライブも盛り上がることが多い。当たり前だけど演者にもお客さんにとっても嬉しいことが多いんです。

ー確かにフリー・パーティーの場合、アーティストにとってもお客さんにとっても嬉しいことしかないですよね。ただ、その分お店の売り上げの面が心配になってしまいますが。

スガナミ:今やってる”BLOCK PARTY”に関して言えば、本当にドリンク代、お酒代しか収益がないのですが、それでも1日の売り上げがチケット代を取るイベントよりいくときもあります。THREEはお酒が何百杯もでるってことがザラにあって、それくらいお酒が出やすい箱なんです。理想的なことを言ったり掲げたりしてはいるけど、その中でもちろん箱とスタッフの雇用を維持していかないといけないという意識は強く持っていて。そのためにも、いくら仲のいいお客さん、出演者でもお酒の値段は下げないし、飲食の持ち込みは厳しく禁止してる。もちろん流れで一杯振舞ったりは大いにありますが、譲らない部分は絶対にブレないようにしています。それに、演者やお客さんとの信頼関係ができていくと、「この遊び場はタダで成り立っているわけじゃない」ってことに気づいてくれて、自然とお酒を買ってもらいやすくなるんだと思います。町の商店街の考え方ですね、安い大型チェーン店ではなく馴染みの魚屋で買うような感覚。

―お客さんの善意を信用しているっていうことですね。

スガナミ:そうやって、どんどんお客さんや出演者も自然に考えてもらえるようになってくれるのが一番理想的だなって思うんです。アーティストの気持ちを汲み取ってくれたりして、見る側もイベントに参加してもらえたらいいなと思う。特にうちはプランを明白に打ち出すことによって、どうやってアーティストの方にお金がいくかを提示するようにしたから、自分がチケット代を払ったり、お酒を買ったりすることがアーティストへの還元に繋がるんだという実感は生まれやすいと思うんです。

―今回の新しいプランも、ライブハウスで働いていく中で気づいた改善点などが元になっているのでしょうか?

スガナミ:そうですね。具体的な話をすると、THREEは平日はほどんど粗利がないんです。なので土日が唯一の稼ぎ時なんですが、うちの場合土日は、昼のデイ・タイム、夕方のライブ・タイム、深夜のクラブ・タイムがあって、最大1日に3つのイベントを行うことがあります。こういう風にイベントの数を増やすことで、それぞれに対して料金の条件を下げることができるんです。人件費は別として1日に稼がないといけない金額を割っていけるわけだから。

―料金を下げることで、THREEでイベントを組みたいという人もさらに増えていきますよね。

スガナミ:箱にとっても持ち込みのイベントが増えるのはいいことで。空いてるところに自分たちが内容の薄いパーティーを打ちまくっても、それは誰の得にもならない。短いスパンで同じようなパーティーを繰り返すと、質は下がっていくだけだから。外部からイベントを持ち込んでくれる人たちは、基本3ヶ月に1回とかのペースで内容をじっくり練ってきてくれるから、そういうイベントがたくさんあって、人がいっぱい来てくれて、いい音楽がたくさん鳴っている方が箱としても幸福なんです。その分、自分たちのパーティーも日数、回数を絞って、しっかり濃いものを作ることができる。結果的に箱全体の質の向上にも繋がる。こういうことも働いていく中で変えてきた仕組みの一つですね。

―ただ単に心意気だけの面ではなく、料金を下げることで持ち込みイベントの本数も多くなり、そのことがTHREEのイベント全体の内容も濃くするという、とてもいい循環が起こる。

スガナミ:そうですね。あとは単に従来のライブハウスは稼ぎすぎてる部分があったと思います。というのも、持ち込みイベントなんてお客さんの9割はイベント主催側の宣伝で来た人たちで、それは主催側の労力なのに、ライブハウス側の取り分の方が多いのがおかしな話で。店を運営する上で最低限必要な部分はあるけど、うちはそのギリギリのラインを攻めつつ、どこまで主催側に返せるかというところを考えながら、一緒にリスクを負ってやっていきたい。そのために今回のプラン発表で、こっちの仕組みがどうなっているのかをしっかり見える形にしたんです。お客さんもチケット代がどれだけアーティストに行くのかとか、不明瞭だった部分がわかる方がいいなと思って。

―主催側の労力やリスクに対して、その対価を払うべくお店側も一緒にリスクを背負う。それが結果的にお互いを向上させていくような仕組みになる、と。THREEが新たに発表したステイトメントには、「これからはホスピタリティが重要になってくる時代」とありますが、今回のプランの中で、ホスピタリティに重きを置いている部分を教えてください。

スガナミ:イベントってどこでもできますよね。それこそスタジオ・ライブでも野外でもいいわけで。だからこそ音響機材はもちろんのこと、箱だから提供できるホスピタリティーをもっと見せていかないといけないなって思っています。一例で言えば、今回のプランの中だと機材車の駐車場代一台分とフライヤーの印刷代をTHREEが負担するというものがあって(土日のライブタイム限定のサービス)。イベントって何もしなければお客さんはゼロだから、イベントを組むってことは常に1から作り上げる大変なことなんですよね。だからこそ、スリーは金銭面でも極限まで主催側に返せるようなプランにしているんだけど、それ以外の部分でも、イベントを1日受け持ってくれる人へのリスペクトとして、ホスピタリティーは充実させていきたいんです。


スガナミ:最近よく思うのは、箱と温泉宿って似ているなって。客室係はバー・スタッフで、湯周りはPA・照明スタッフ、湯の効能は箱それぞれ。これは音の特性とか、そういう意味。で、女将が店長で、やっぱりそいつの心意気が問われることが多い。だから、それぞれのサービスを向上させるっていう意味では、あんまり変わらないのかなって。

―フライヤーの印刷代を負担してくれるなら、いつもより多くフライヤーを刷って宣伝してみたり、主催者側の選択肢を増やすことができますね。

スガナミ:そういう風に負担を少しでも減らすことで、主催側のクリエイティビティが高まればいいなって思っています。フライヤーにしてもそうだし、今回のプランは何通りものイベントの形が実現できるようになっているから、組む人が開催方法の段階から色々なアイディアが沸いてくるようにしたつもりです。例えば、(系列店であり、THREEと隣接している)BASEMENT BARとの平日2店舗開催のプランAでいうと、チケット代の最低保障が10万だから、チケット代を500円にして、200人規模のパーティーを開くこともできるし、3000円のチケットで40人集めるような小規模なものもできる。2店舗開催だけど、普通のライブハウス1つ分くらいの金額に設定しているから、THREEの方をDJ専用のラウンジ的な場所にして、BASEMENT BARをライブ専用にしたりという贅沢な使い方も可能です。こういう風に色々な選択肢を作れるようなプランになっているから、昼開催にするのか夕方開催にするのか、チケット代を決めるのか無料にするのか、主催者側がゼロからクリエイティブしていきやすい環境にしたいと思っています。


―ホスピタリティ云々抜きにして、今回のプランで最も条件が低く設定されているのが国外アーティストの招致を目的としたイベント用のプランですよね。こちらは、正直仕組みというよりかは、心意気なのでしょうか?

スガナミ:洋楽のアーティスト、特にインディのアーティストやバンドって、最近では本当に日本に来づらくなってますよね。でも、これから広がっていきそうな海外のバンドを呼んで、それを国内の若いバンドやアーティストがサポートして……っていう形は本当に素晴らしいなって思うし、もっともっと増えるべきだと思うんです。うちに出ているようなアーティストも僕らも海外の音楽にはめちゃくちゃ影響を受けてきたし、今も受け続けてるわけで。国内アクトと海外アクトの交流っていうのは、とても価値のあるモノだと思うんですよね。
元から人がいっぱい入るようなアクトの来日公演はうちでやる意味はあまりないと思っていて、7インチ・シングルとか、カセットしか出してないようなアーティストをガンガン呼んで欲しいなって。箱代とか渡航費、宿泊費とか、本当に沢山の費用がかかるのに、それでも頑張って招致するオーガナイザーや、それに応える国内外のアーティストのことを僕らは本当にリスペクトしているんです。だから、このプランはそういう最高なことをやってくれる人たちと、一緒にうちもリスクを背負いますっていうプランですね。
これは海外アクトに限らずの話なんですが、(Fugazi/Minor Threatの)Ian MacKaye(イアン・マッケイ)が「新しいムーヴメントは1万人の前で起こるんじゃない、2〜30人の前で起こる」ってことを言っていて、THREEのマインドの根底にはそれがいつもあります。なので、「これだったら30人でもパーティーができるじゃん」っていうプランを用意しました。そこに集った人たちが、その後どうなっていくか、っていうのを見届けたいっていう思いもあって。うちは毎日ソールドするような箱にしたいとは思っていなくて、それよりも、新しいアプローチを試せる場所にしたいっていう思いの方が強いんです。


―なるほど。それぞれのプランのシュミレーターが欲しいくらい色んな可能性が秘められてますね。

スガナミ:そうなんです。ちょっと複雑で、イベントをやってない人にはわかりづらい部分もあると思う。だから、「こういう人にはこのプランがオススメ」っていう項目とかも作りたいんですけどね。あとは臨機応変に対応できるので、「こういうプランでこういうことをやりたい」っていうアイディアとかがあれば、気軽に相談してもらえたら嬉しいです。

―今回、THREEの新しいプランにおけるノウハウが色々なところに共有されていったら、音楽シーン全体の活性化に繋がりそうですねよね。

スガナミ:ありがとうございます。だから、うちのやり方をどんどんシェアしていきたいんです。そのためにも料金プランや運営の仕方を全面的に外へ出しているというところもあるので。

―逆に、THREE以外のライブハウスがこういった施策をやらないのはなぜだと思いますか。

スガナミ:イベントって本当にいろんな形態があるので、店側がそれをコントロールしきれないのと、面倒なイベントを受けたがらないのだと思います。あとは、人を選んでいるというか、人によってシステムを大きく変えているのかなと思います。取れるところから取ろう、みたいな。THREEは定食屋と同じで、みんなに同じものを提案、提供したい。定食屋は常連の人だからって値段を変えたりしないですよね。その分常連さんには小鉢をサービスしたり、価格以外の面で惹きつけるサービスがあったりするけど。これまでのお金の稼ぎ方、リスクを追わない殿様商売を続けていくのは、自分たち的には企業努力が足りない怠慢な営業形態だと思っています。THREEは利益をできるだけ演者に還元していきたいっていう気持ちがあるから、こういうプランニングのアイディアが生まれたっていうことでしかないんです。最終的にはエントランスは100%オーガナイザーとアーティストにバックしたいっていう理想を頭の隅に置きながらやっています。実際はお酒が出ないイベントもあるので、それはすごく難しいことではあるんですけど。でもその状況に近づけるために、THREEとしては箱自体にお客さんをつけたいという思いがあります。”BLOCK PARTY”なんかはまさにそういう目的でやっているのですが、「誰が出てるのかよくわからないけど、THREEならたぶんおもしろいイベントだろう」って思ってもらえるぐらいのところまでいきたいなって。

―THREEに対する信頼があってこそ、そうした箱付きのお客さんが生まれるということですね。そうした信頼を守るために、持ち込みイベントも全てTHREEで監修する形をとっているんでしょうか?

スガナミ:最終的にそうしたいという思いはありますが、今はまだ種を蒔いている時期だと思っていて。なので、THREEでイベントを企画したいという連絡を頂いたら、日程が合えばどのようなイベントでも一度は受けるようにしています。それに、自分たちの感性だけで決めちゃうと新しい可能性がなくなっちゃいますからね。その新しい出会いがあることで、例えば”BLOCK PARTY”に呼ぶアーティストの幅も広がるかもしれないし。

―箱自体にお客さんを付けていくということを考えた時に、特定のジャンルに特化するという方法もありますよね。でも、THREEではそれをしたくないと。

スガナミ:というよりは、単純に僕たちは好きな音楽が多いんです。それと、どれだけ音楽を楽しんでるか、どれだけ人に興味があるかとか、そういう働いているおれたちの態度/姿勢が、来てくれる人の幅にも繋がると思う。ひとつのジャンル、シーンに特化してるのもカッコイイと思うけど、うちは常にお客さんの期待を更新したいし、それぞれのタネを育てたい。

―特定のジャンルに特化せずに、箱にお客さんをつけるための試みは”BLOCK PARTY”以外には何があるのでしょうか。

スガナミ:人がいつでも出入りしやすい状況を作ることが重要だと思っていて、平日深夜に居酒屋/深夜定食屋の”スタンドかげん”に入ってもらっているのもそのためです。持ち込みイベントばかりだと、THREEのカラーというものはどうしても薄れていってしまうから、それを防ぐためにも一日のどこかにTHREEのカラーを出せるような場所を確保するようにしています。行きつけの飲み屋みたいに、毎日フラッと来ちゃうような場所にしたいんです。

―そうした深夜営業や”BLOCK PARTY”を行うことで、THREEはコミュニケーションが生まれやすい場にもなっていますよね。

スガナミ:そこはすごく意識していて、箱は人同士の動きで何かが生まれる場所だから、コミュニケーションはめちゃくちゃ大事になってくる。THREEの理想的な在り方のひとつとしては、サロンとしての機能があって、夜な夜なミュージシャン・DJやお客さんが集まって話して何かが生まれたりとかしてくれたらいいなって思うんです。あと、最近よくTHREEは下北沢に昔あったZOOというクラブの雰囲気に似てるよねって言われることがあって。ZOOは国内のヒップホップとか渋谷系とか、そういうシーンが確立する前に、後にそれぞれ頭角を現すようなアーティストがごちゃ混ぜになってパーティーをしていたようなクラブだったらしくて。「今のTHREEの空気は、ZOOみたいになり得る」って先輩とかに言われることがすごく嬉しいんです。だからこそ、ジャンルに特化するんじゃなくて、できるだけたくさんの文化が詰まった透明の箱にしたい。イベントごとに主催者や演者の色にしっかり染まることができるような、余白を持たせていきたいと思います。そのためにはまた来年になったら新しいプランに変わってるかもしれないし、それくらい柔軟性を持って常にやっていきたいです。あと、これもよく最近言ってる言葉なのですが、「超理想的で、超現実的で、超能動的で、超フレッシュ」っていうのがあって。これが2017年度の下北沢THREEのアティチュードになるので、よろしくお願いします。


【店舗情報】

“shimokitazawa THREE (LIVE & CLUB)”
住所:〒155-0032 東京都世田谷区代沢5-18-1 カラバッシュビルB1F
TEL:03-5486-8804(16:00〜)
FAX:03-5204-9120
E-mail:3@toos.co.jp
オフィシャル・サイト:http://www.toos.co.jp/3/


【リリース情報】

V.A. 『Block Party at shimokitazawaTHREE』
Release Date:2017.05.10 (Wed.)
Label:6th sense, gut feeling / KiliKiliVilla
Cat.No.:KKV-049VL
Price:¥2,500 + Tax
Tracklist:
side-A
1 JAPPERS / The Club is Open
2 すばらしか / 灰になろう
3 Frano / Winter
4 PunPunCircle / ジャーミィ
5 E.S.V / ポイトダス

side-B
1 Suueat. / Don’t sun take
2 Wanna-Gonna / Run High
3 The ManRay / wonderful night
4 Tha Bullshit / NATION (Biosphere Mix)
5 CAR10 / Block Party


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