IceageやLust For Youthなど、一部のインディ・リスナーから熱い支持を集めるコペンハーゲン界隈のシーンから、またしても素晴らしいバンドが現れました!
Lissと名乗る彼らは同シーンの重要レーベル、〈Escho〉から昨年シングル『Try』をリリースし、これまた密やかに話題を読んでいたティーンエイジャー4人からなるバンド。
この「Try」は元キュレーターのaoiちゃんが紹介していたし、個人的にもチェックはしていたものの、その時はそこまでガッツリ引っかからずでしたが、この度英最大手インディ・レーベル(といって良いのかもはやわかりませんが)である〈XL Recordings〉から1stEPとなる『First』のリリース情報と同時に公開されたこの曲にはぶっ飛ばされました。
不可思議なビート・パターン、和テイストなネタまで飛び出す上音のチョイス、そしてどこかWu Lyfを想起させるソウルフルなSøren Holmのボーカルというこの組み合わせは、ちょっと他に引き合いに出すアーティストがいないほどにオリジナル。
なお、Dummy Magazineによると、歌詞は彼がこれまでに犯してきた過ちに対する贖罪がテーマになっているそう。
さらにこのMVは彼ら自身による撮影、ディレクションだそうで、ここにもDIYの美学が感じられますね。
先述のデビュー・シングル「Try」は以下より。
Liss『First EP』
Tracklist:
01. Sorry
02. Good Enough
03. Miles Apart
04. Without Me