SIRUPが9月にリリースした、およそ4年半ぶりのフルアルバム『OWARI DIARY』。国内外の豪華アーティストとのコラボレーションも交えた開かれた作風であり、同時に現在進行形のR&B/ヒップホップと日本語のポップスを融合させるという、デビュー当初からSIRUPが追求してきたスタイルのひとつの到達点とも言える完成度を感じさせる。
その背景には、近年のSIRUP作品において重要なパートナーとなっているTaka Perryの存在がある。オーストラリアから日本へと活動拠点を移し、近年ではiri、Furui Riho、Aile The Shota、MAZZELといったアーティストの楽曲も手がける敏腕プロデューサー・Taka Perryは、本作で全11曲中7曲を手がけている。
今回、SpincoasterではSIRUPとTaka Perryの2人に改めてアルバムの制作プロセスを振り返ってもらった。また、後半では作品の主題にも通じるSIRUPの精神面の変化や思考の変遷、そして今後への覚悟についても話が及んだ。デビューから8周年を迎えたSIRUPだが、その語り口は一周回って新たなスタートを切ったかのような、どこまでも前向きなエネルギーに満ちていた。
Interview & Text by Takazumi Hosaka
Photo by Hide Watanabe

「オルタナティブなアルバムを作りたいね」
――おふたりの親交は、Taka PerryさんがInstagramでDMを送ったところからスタートしたらしいですね。
Taka Perry:そうです。たぶん、何かのプレイリストとかでSIRUPのことを知って、音楽性も合いそうだなと思い、「一緒に曲つくりませんか」ってDMしました。
SIRUP:当時、TakaはすでにJP THE WAVYとかWILYWNKAと曲を作っていて。繋がってはないけど、僕も存在は知ってたんですよね。
――今でこそ多様なアーティストの作品を手がけるTaka Perryさんですが、日本のアーティストとの共作は最初ヒップホップがメインでしたよね。
Taka Perry:あの頃はプロデューサーとしてヒップホップでやっていきたいという気持ちも強くて。ただ、元々リスナーとしては幅広く聴くタイプだし、作っていく中でメロディとかリリック、世界観をアーティストと一緒に考えるのが好きなんだってことに気づいて。ヒップホップも作ってて楽しいけど、やっぱりビート提供みたいな側面が強いし、いわゆる「ビートメイカー」という枠に押し込められたくなかった。もっといろんなジャンルのアーティストと仕事したいなって思い始めて、それで繋がったのがSIRUPっていう感じですね。
――最初に作った曲は?
Taka Perry:CODY JONとのコラボ曲(“2MANYTIMES”)だったはず。たまたま僕がCODY JONと他の曲を作っていたタイミングで、SIRUPとコラボしたいっていう話が上がって。当時、僕はまだオーストラリアに住んでいたので、向こうでCODYとレコーディングして、日本ではSIRUPとスタジオに入って、っていう感じで日本とオーストラリアを行き来していました。
――SIRUPさんはいろんなインタビューで「ここまで合う人はいない」と、Taka Perryさんとの相性の良さを語っていますよね。実際に、最初の制作はいかがでしたか?
SIRUP:やっぱり趣味とかが近いからか、音階とかコードで「この辺いきたいよね」っていうのがバッチリ合うというか。最近の制作でも、コーラスをどこに入れるかって話してるとき、曲を流しながら同時に歌いだして同じとこで終わるっていうことがあって(笑)。
Taka Perry:あったね(笑)。
SIRUP:そういう感覚がここまで合うのって、意外と難しいというか。あとはどんなアイディアでもおもしろがってくれるし、形にしてくれる。そして早い。だから、一緒に作っていてめっちゃ気持ちいいし楽しくなるんですよね。
Taka Perry:最初から気が合ってたけど、そこからセッションを重ねていくことでより精度が上がった気もする。お互いのやりたい音楽性とか方向性がより理解できてきたというか。
――『OWARI DIARY』の制作についてもお聞きしたいです。SIRUPさんがインスタに投稿されたセルフライナーノーツでは、“TOMORROW”を作ったことで方向性が定まったとありました。
SIRUP:あれはタカのチェック入ってないから合ってるかどうかわからないけど(笑)。
Taka Perry:いや、でも作ったときにそんなこと言ってた気がする。(アルバムタイトルになった)「OWARI DIARY」っていうワードも“TOMORROW”に入ってるしね。
SIRUP:そう。何か“TOMORROW”を作ってたときくらいに、タカが「オルタナティブなアルバムを作りたいね」って言ってくれたんです。それでオルタナティブってどういうことかって考えるようになって。
――SIRUPさんにとっての「オルタナティブ」とは?
SIRUP:自分の持ってる武器、俺の場合は日本語の使い方や日本語ならではのメロディ、関西弁もそうだし自分のキャラクターや精神性などなど……を突き詰めていくこと。それぞれの個性が強く表れた音楽が、結果としてオルタナティブになるんじゃないかって思ったんです。それは海外に行ったり、海外のアーティストとたくさんコラボしていく中で、R&Bやヒップホップというジャンルの中でどうやって自分らしさを出すかっていうことをより意識するようになったからこそ辿り着いたことでもあるんですけど。
――なるほど。
SIRUP:あと、(“TOMORROW”を)作っているときはそこまで見えてなかったけど、作り終わってから、ぼんやりと「終わりの始まり」みたいなテーマが浮かんできたんですよね。去年の年末か、もうちょい前くらい。すでに何曲かできてる曲もあったけど、ようやくアルバム全体の方向性が定まってきたというか。
Taka Perry:振り返ってみると、プロデューサー視点でも“TOMORROW”辺りから何か掴めてきた感じはあったかも。SIRUPのルーツとなっている、ネオソウルを経由したR&Bと、僕が得意としているポップで現代的なR&B。その2つのバランスがわかってきた。
あと、アルバムに向けて制作してたけど、あまり意識し過ぎず、それこそ日記のように曲を作ってたのもよかったなって。変なプレッシャーがない状態で作ってた方が、僕もSIRUPも自由にアイディアを試せる。上手くいかなかったら「次にいこう」って感じで。
SIRUP:とはいえ、今回ボツにした曲ってたぶんないよね。
Taka Perry:ないかも(笑)。だから、成功率はめちゃくちゃ高い。マインド的にはあくまでも自由だけど。
2人で振り返るアルバム制作背景
――ライフワークとして音楽を作っているということですよね。
SIRUP:そうですね。たしかにそのマインドでやれたのは大きかった。たぶん“TOMORROW”とか“PARADISE”あたりはこの2人のテンションじゃないと生まれなかったと思う。
――特に“PARADISE”はこれまでのSIRUPさんの中でもかなりフレッシュな印象を受けました。
SIRUP:“PARADISE”は、完成版のサビになっている前のパートを最初サビとして作っていて。途中で「ちょっと弱いかもな」ってなったとき、タカがいきなりジャージークラブのビートを叩き出したんです。それで「めっちゃいいじゃん!」ってなりました。あと、「Paradise 行こうよ(行こ/お/よ)」の本来の音節を無視した歌い方は、日本語が第一言語じゃないタカだから出てきたポイントだと思います。
Taka Perry:ちょっと変な歌い方だよね。もちろんいい意味で(笑)。
SIRUP:あの歌い方じゃないと“PARADISE”のテンションは出ないし、流石やなと。
――あと、個人的には今回のアルバムで、SIRUPさんのファルセット使いが印象的でした。これまでの作品よりも目立つというか、割合も多い。“PARADISE”にもありますし、“INTO YOU”や“KIRA KIRA”、“GAME OVER”などでも効果的に取り入れていて。
SIRUP:言われてみればそうですね。なんでなんだろう。自然と出てきたのかな……自分でもその理由を分析したいですね。ただ、それもセッションだからっていうのはデカいかも。「歌おう」って意気込んで歌うのではなく、より直感的に作ってたから。
Taka Perry:2人で仮のメロディを口ずさみながら作業することが多くて。だからファルセットやフェイクとかが出てきやすいのかもしれないね。
SIRUP:そうそう。あとタカから出てくるメロディを採用することもいっぱいあって。それは「おもしろいアイディアだから」って感じではなくて、「この曲の感情の出し方」として最適解だなって感じるから使おうってなる。作業中、基本的に俺はPCをイジってるタカの背中を見てるんですけど、タカがノッてきたなっていうのがわかると俺も自然と高まってくる(笑)。で、2人ともノッてくると一気に8割くらい、歌詞も含めて作っちゃう。あとから構成とかを大きく変更しようってなったのは“UNDERCOVER feat. Ayumu Imazu”くらいかな。
Taka Perry:あれはコラボ曲だったしね。結構迷ったのは覚えてる。
SIRUP:どこがタカのアイディアか、どうやって作ったのかとか、聞かれれば全曲詳細に話せますね。
――リード曲となった“KIRA KIRA”は?
SIRUP:“KIRA KIRA”は……何でそうなったのか全然わからないんですけど、『AKIRA』を観ながら作ることにしたんです。サイバーパンクみたいな世界観がいいって話をしてたのかな。
Taka Perry:実は僕が『AKIRA』を観たことがなかったんです。それもあって、スタジオで流しながら曲を作ることにして。
SIRUP:『AKIRA』の世界観やストーリーを自分のことだったり現代のことに落とし込んで歌詞を書いていく。こういう作業はあまりやったことがなかったのでおもしろかったですね。大げさかもしれないけど、今の社会ってどんどん『AKIRA』の世界のようにカオスになってきていて。そんな中で自分でコントロールできないことも多いし、時には逃避してもいいんだよっていう曲にしたかった。だからメッセージは結構実直というか、地に足がついてる系ですね。
――“KIRA KIRA”が『AKIRA』の影響下にあることは他のインタビューなどでも語られていて、個人的には少し意外だったんですね。というのも、『AKIRA』って結構ダークで不気味というか、退廃的な世界観じゃないですか。その一方で“KIRA KIRA”には突き抜けるようなポップさがある。
SIRUP:わかります。ただ、何か俺は『AKIRA』に対してポップではないけど結構ポジティブな印象を持っていて。いろんなことがあったけど、最後は少しだけ希望を感じさせるというか。
Taka Perry:あと、僕がちゃんと観たことがなかったのも影響してるかも。作業中もストーリーというよりはビジュアルをリファレンスにしていて。『ブレードランナー(原題:Blade Runner)』とか『トロン: レガシー(原題: Tron: Legacy)』みたいなSF感だったり、ネオンとかが輝く未来的な都市をバイクで駆け抜けていく様子とか、そういう世界観を切り取ったから、ああいうサウンドになったのかなって。
SIRUP:タカのアイディアとしては、2番のブリッジのコードとかハモりはオルタナティブロック感があっていいなって思った。タカがノッてきて、「こんなのどう?」「最高!」みたいな。
――制作の流れとしては、タカさんとのセッションで8割ほど作り上げて、その後に本番のレコーディングをするという形ですか?
SIRUP:今回のアルバムは大体その流れでしたね。というのも、セッションの前日に飲み過ぎて、とてもレコーディングできるコンディションじゃなかったことが多くて(笑)。
Taka Perry:でも、それが魅力に繋がることもあったよね。
――“RENDEZVOUS feat. hard life”リリース時のインタビューでも語ってくれましたね。
SIRUP:あのときは、そのちょっと枯れてる声の方が曲の雰囲気にも合ってた。自分の場合、声の調子が悪いと低音域がいつもより出るんですよ。あのときはそれもよかった。
――最近、Taka Perryさんは自分のスタジオを東京に作ったんですよね。今後はそこも活用していく?
SIRUP:そうですね。もう何度も行ってるし、お世話になると思います。当たり前ですけど、ベストの状態で録った方がパフォーマンスやフェイクの完成度は高くなるので。ただ、時には英詞のディレクションを入れてもらいながら録ったりすることもあるし、どこでレコーディングするかはまちまちやと思います。
――Taka Perryさんに『OWARI DIARY』で自身がプロデュースを手がけていない曲の中からお気に入りを挙げてもらいたいです。
Taka Perry:“INTO YOU”ですかね。トラックもメロディもSIRUPの魅力を上手く引き出してるなって感じました。“CHEESE CAKE feat. Zion.T”とかもすごい好きだったけど、去年からずっと聴いてるから。新録曲の中では“INTO YOU”が一番かな。あと、ライブで聴いた中では“OUR HEAVEN feat. Daichi Yamamoto”が一番印象に残った。
――あの曲は低音もすごいですよね。現場で聴くと全身で体感できる。
SIRUP:あの低音はKMさんの現場主義感が出てて最高ですよね。
「やるっきゃないし、やるって決めたから、やる」──今後の活動を見据えた覚悟
――リリースされてすでにある程度月日が経ちましたが、『OWARI DIARY』はご自身にとってどういう作品になったか、改めてお聞きしたいです。
SIRUP:毎回アルバムがリリースされて、インタビューを受けたりしていくうちに自分の中でも言語化できていくんです。今回のアルバムは、正直、結構絶望感が強い時期から制作が始まっていて。「未来には保証がない」っていう気持ちもマイナスの意味で働いていた。今って、いろんな揺り戻しもあったりして「人類がどこに向かっていくのか誰もわからない」みたいな空気感が漂ってるじゃないですか。アーティストってやっぱり前に立つ存在だし、そういう空気に喰らっちゃっていた時期もあるんです。
でも、そんな中でもいい曲ができたり、友人や仲間たちとお酒を飲んだりしていく中で、どんどんポジティブな気持ちに変わっていったというか。悩みや課題は尽きないけど「人生は楽しむしかない」っていう考えにどこかで切り替わったんですね。そこからバンジージャンプをしてみたり(笑)、いろんな人と会って、交流も増えた。そうしてるうちに、この世界をもっと好きになれたんです。だからこそ、「ここから自分が何を始めるかやな」って思えた。
――そこから「終わりの始まり」というテーマに繋がった。
SIRUP:同じようなフィーリングを共有できる人たちと、次の未来へ行けたらいいなって。SIRUP的にも、『NEXT LIFE TOUR』でダンスやギターの弾き語りといったパフォーマンス、演出、美術で新しいことにも挑戦して、8周年記念公演で完全にネクストを見せれたつもりだし、タカとの制作もさらに一段ステップアップした感覚がある。だから、『OWARI DIARY』は分岐点となる作品かもしれないって思っています。後から振り返ったときに、それ以前・それ以降って語られるような。
Taka Perry:音楽や歌詞って、ネガティブな感情から生まれたものだとしても、その結果もネガティブとは限らないというか。ときにはポジティブに昇華されることもあって、それこそが音楽の美しさでもあると思う。SIRUPがちょっと落ち込んだ状態でスタジオに来たときもあったけど、それも隠さずに日記的に音楽を作り続けて、こうやって前向きなアルバムが完成したのは本当に素晴らしいことだよね。その道のりも愛おしく思えるというか。
SIRUP:めっちゃキレイにまとめてくれるやん(笑)。でも、本当にそのとおりで、“PARADISE”とか完全にポジティブなヴァイブスだけで曲を作ったのは初めてかもしれない。
――以前はやろうと思ってもできなかったことが、できるようになった。
SIRUP:たぶん、全部を伝えたいって思い過ぎてたんだと思います。ネガもポジも全部込めなきゃ嘘じゃんって。でも、ときにはポジティブなだけでもいいんだってことがわかった。これもタカとの制作が大きかったと思っていて。何かを狙って作るのではなく、「楽しそう」っていう気持ちから始めるというか。だらこそ曲調もバラバラな作品になった。
Taka Perry:僕もあまりサウンド感とかジャンルは意識してないかも。それこそ元々はロックやメタルに影響を受けて楽器を始めたっていうバックボーンがあるので。
――ツアー、アルバムリリース、8周年記念公演と駆け抜け、来年には早くもライブハウスツアー『SIRUP LIVE HOUSE TOUR 2026 “TURN THE PAGE”』の開催が控えています。時期尚早ですが、今年の活動を振り返ってみてどう感じますか?
SIRUP:とにかく必死だったかもしれません(笑)。ツアーで新しいことをやって、新曲も先に披露して、本当に詰め込みまくった。これだけコントロールできない世界なんだから、やりたいことやって悔いのない人生を送ろうって、口にしたらありきたりな意気込みだけど、ここまで実現できたのは本当にすごいことなんじゃないかって自分でも思うんです。そして、その姿勢がアルバムにも反映されている。やるっきゃないし、やるって決めたから、やる。それだけ(笑)。
あとは覚悟っていうと大げさなんですけど、今後やりたいことも固まってきた。自分はざっくりいえば「R&B」のアーティストだけど、ヒップホップフェスにも出るし、バンドがメインのフェスにも呼んでもらえる。自分のように曖昧なところにいる素晴らしいアーティストってたくさんいるし、そういうオルタナティブなシーンを可視化するフェスをやりたいんですよね。
だって、『POP YOURS』(国内最大級のヒップホップフェス)に出た翌月に、『日比谷音楽祭』で小田和正さんと楽屋をご一緒したりとか、そんなアーティスト他にはいないじゃないですか。そういう特権というか影響力を使うべきところで使わないといけないなって感じたんです。
そのためには、もっともっと自分のできることを増やしたい。まだまだ伸びしろはたっぷりだと思うので、これからも挑戦し続けたいですね。
【イベント情報】
『SIRUP LIVE HOUSE TOUR 2026 “TURN THE PAGE”』
2026年2月5日(木)大阪・BIG CAT
2026年2月7日(土)広島・Hiroshima CLUB QUATTRO
2026年2月8日(日)香川・高松MONSTER
2026年2月11日(水・祝)静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA
2026年2月13日(金)埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3
2026年2月14日(土)栃木・HEAVEN’S ROCK 宇都宮VJ-2
2026年2月21日(土)愛知・ダイアモンドホール
2026年2月23日(月・祝)福岡・DRUM LOGOS
2026年2月27日(金)東京・Spotify O-EAST
2026年3月7日(土)京都・KYOTO MUSE
2026年3月8日(日)兵庫・神戸 Harbor Studio
2026年3月14日(土)福島・郡⼭Hip Shot Japan
2026年3月15日(日)宮城・Sendai Rensa
2026年3月20日(金・祝)千葉・柏PALOOZA
2026年4月11日(土)神奈川・横浜ベイホール
2026年4月24日(金)北海道・ペニーレーン24
【リリース情報】


SIRUP 『OWARI DIARY』
Release Date:2025.09.03 (Wed.)
[CD+Blu-ray] 初回生産限定盤(特殊仕様)
Cat.No.:RZCB-87181/B
Price:¥8,800 (Tax in)
[CD] 初回生産限定盤(紙ジャケット仕様)
Cat.No.:RZCB-87182
Price:¥3,630 (Tax in)
Tracklist:
[CD]
01. UNDERCOVER feat. Ayumu Imazu
02. LOCATION
03. KIRA KIRA
04. GAME OVER
05. INTO YOU
06. CHEESE CAKE feat. Zion.T
07. PARADISE
08. OUR HEAVEN feat. Daichi Yamamoto
09. RENDEZVOUS feat. hard life
10. TOMORROW
11. 今夜
[Blu-ray]
SIRUP「NEXT LIFE TOUR 2025」@ KT Zepp Yokohama 2025.06.05
01. GAME OVER
02. LOCATION
03. UNDERCOVER feat. Ayumu Imazu
04. CHEESE CAKE feat. Zion.T
05. PARADISE
06. OUR HEAVEN feat. Daichi Yamamoto
07. INTO YOU
08. RENDEZVOUS feat. hard life
09. TOMORROW
10. Superpower
11. BE THE GROOVE
12. Need You Bad
13. Overnight
14. Rain
15. Pool
16. Journey
17. No Stress
18. LOOP
19. SWIM
20. GO!!
21. Do Well
22. 今夜
23. See You Again
※Blu-rayには6月5日(木)開催の『NEXT LIFE TOUR 2025』KT Zepp Yokohama公演の模様を収録予定













