毎年恒例、UKの音楽業界関係者がこれからの活躍を期待する新人を選出するリスト、『BBC Sound of 2021』のショート・リストが発表された
昨年末に発表されたロングリストより選出されたのはPa Salieu、Holly Humberstone、BERWYN、Greentea Peng、Griffの5組。なお、昨年の『BBC Sound of 2020』にはCeleste、Easy Life、Yungblud、Joy Crookes、Inhalerが選出されている。
1位に輝いたPa Salieuは、ロンドン郊外のスラウで生まれ、幼少期はガンビア共和国で過ごしたというラッパー。2018年に1stシングル「Never Had」をリリース。昨年11月にはM1llionzとMahaliaとのコラボレーションをフィーチャーしたミックステープ『Send Them To Coventry』をリリース。The GuardianやNMEといったメディアからも高い評価を受けた。
2位はリンカンシャー青年交響楽団の元ヴァイオリニストであるHolly Humberstone。すでにLewis Capaldiとツアーを行うほか、『Glastonbury』への出演も果たしている。
3位はトリニダード・トバゴ出身、イースト・ロンドン拠点のラッパーでありマルチ・インストゥルメンタリストのBERWYN。昨年9月にはデビュー・フルレングス作『DEMOTAPE/VEGA』をリリースしている。
4位にはサイケデリック・ソウル・シンガーのAria Wellsによるプロジェクト、Greentea Pengが選出。レゲエやアフロ・ビートの要素も感じさせるトラックと、アンニュイなボーカル・スタイルで注目を集めている。なお、アーティスト名の由来は「Green Tea Seng」という緑茶ブランドに由来しているという。
5位に選出されたGriffは、19歳のSarah Faith Griffithsによるプロジェクト。彼女はSSW、プロデューサーとして音楽活動を行うほか、洋服や映像も制作／製作するマルチ・クリエイターとしての側面も有している。昨夏、ソングライター・作曲家のための賞『Ivor Novello』にて「Rising Star Award」を受賞した。
