新進気鋭の音楽レーベル、Tokyo Recordingsより第2弾アーティストとして初の4曲入りEPをフリーDLで発表したXANAX(=ザナックス)。歌唱力、曲の世界観、ビジュアル、どれも圧倒的な存在感を放つ歌姫が現れました。プロフィールによると、驚いたことに彼女もまたレーベルを運営するOBKR氏、Shinta Sakamoto氏と同じく平成3(=1991)年生まれのようです。
まず今回ご紹介する曲に出会ったのはこのつぶやきがきっかけだったのですが、
XANAXのEP盤が公開されました。XANAXは向精神薬の名前。退廃的な世界観と妖艶な歌声。https://t.co/q2AtQJOdfg
— TOKYO RECORDINGS (@TYORECORDINGS) 2014, 7月 15
“向精神薬”という言葉に反応しリンク先へ飛んでみると、なんとタイトルが「最期」…彼女の曲との最初の出会いがこのタイトルだったことにただならぬ何かを感じ、また深い世界観を感じさせる歌詞と声にもすっかり心を奪われました。少しずつ入ってくるストリングスたちの音色も優しく美しく、聴き惚れてしまうポイントのひとつです。
実は7月半ばで夏真っ盛りの頃に公開されていたこの曲ですが すっかり秋めいてきたこの季節、朝晩の涼しさにやけに切なさを感じてしまう中で聴くと より一層心に来るものがあります。
彼女に関する情報をレーベルサイトのプロフィール以外に見つけることができておらずまだまだ謎多き人物ではありますが、ただ者ではない存在感を放つ人であること、また同じくTokyo Recordingsから今秋アルバムリリースを予定している綿めぐみと共に これからの動向に注目していきたいと思っています。
EP収録の「汚い私」、「勝算」のMVも独特な雰囲気が漂っていて素敵。
1曲目に収録されたレーベルオーナーOBKR氏と東京在住の謎のラッパー、Jyodan Kelkerをフィーチャーした「ADD」。こちらも個々の才能のぶつかり合いで、既に3人の共演を生で観てみたくなっていますが 映像からも曲からも、ただならぬ狂気を感じさせてくれます。
♪ EP「XANAX」のDLはこちらから
XANAX | Twitter(@___XANAX) | Tokyo Recordings | Twitter(@TYORECORDINGS)
(Text by Ayumi Ota)