ミュージシャンのルーツを探るRootscoaster。第7弾はTHE NOVEMBERS。
昨年、UK.PROJECTを離れ、自主レーベル『MARZ』を設立、同年11月に4thアルバム『zeitgeist』リリースした、THE NOVEMBERS。その活躍はご存知の通り。baseでの公式通販サイト開設、bandcampでの配信、バンドが選んだレコード店でのみ販売、Hi-Hi-Whoopeeやレジーのブログといった音楽ブログでのインタビューなど、『zeitgeist』のテーマである「何を選ぶか選ばないか、自分自身で選ぶ」を体現してきた。
5月14日にリリースするニューシングル「今日も生きたね」はひとつのパッケージに同内容のディスクが2枚おさめられた「シェアCD」仕様とこれまた新しい。そこには、友人へ、大事な人へ、作品が人から人へ「手渡す」行為につながってほしいという思いが込められているという。
今回はそのシングル「今日も生きたね」のルーツをギター/ボーカルの小林祐介氏に語っていただいた。なぜ「シェアCD」仕様になったのか、その理由が垣間見えるかもしれない。
なお、BELONGのTHE NOVEMBERSの小林祐介が語る音楽のルーツとは違った内容になっている。是非、BELONGのほうも合わせてご覧いただきたい。
1.Fiona Apple / Across The Universe
“原曲は勿論The Beatlesですが、僕はFiona Appleバージョンの方が好きです。フックの効いた凝ったアレンジやアンサンブルを、さらっとシンプルに聴かせる点にも唸りましたが、何よりも彼女の歌に感動しました。MVも最高です。数えきれない程聴きました。”
2.Les Rallizes Denudes / 白い目覚め
“ラリーズは僕の中で一つの理想です。ラディカルで、パンキッシュで、儚く、妖艶で、美しい。”
3.Travis / Closer
“Travisを沢山聴いてきたわけではありませんが、この曲のポップさは本当に素晴らしいと思います。The La’sでいうThere She Goesじゃありませんが、「誰が歌っても良い曲」と思えるような曲です(実際に誰が歌っても良い曲かはさておき)”
Message
“僕が「今日も生きたね」という楽曲を書くにあたり、自分の記憶にあるものも含め沢山の音楽の影響を受けました。そのうちで思い当たった順に3つ挙げました。僕を心地よくさせてくれる、憂さを晴らしてくれる、退屈を吹き飛ばしてくれる、背中を押してくれる、感動させてくれる、そんな音楽の中の3つです。この記事が、あなたに素敵な出会いをもたらしてくれたら嬉しいです。”
THE NOVEMBERS
2005年に結成した4人組オルタナティブロックバンド。2012年からはiTunes storeで世界62か国への楽曲配信を開始。海外バンドの来日公演のサポートも増えTELEVISION、NO AGE、Wild Nothing、Thee Oh Sees、ULTERIORとも共演。2013年9月末までにUK PROJECTから計8枚の音源をリリース。2013年10月からは自主レーベル「MERZ」を立ち上げる。
5月14日(水)NEW SINGLE 「今日も生きたね」&4th Album 「zeitgeist」全国発売
5月14日(木)「BODY」 w/ PLASTICZOOMS / Lillies and Remains at TSUTAYA O-EAST
5月17日(水)~7月11日(金) TOUR – The World Will Listen –
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