The Mispers / Dark Bits

ロンドンを拠点に活動する男女5人の多国籍オルタナティブ・ロックバンド、The Mispers。
彼らが7月にリリースしたセカンドEP『Dark Bits』より、タイトルトラックを紹介します。

ヴォーカル、アコースティック＆エレキのツインギター、ドラム、紅一点のバイオリンというベースレスなセットアップのThe Mispers（ザ・ミスパーズ）。
（misperとは警察用語で“missing person（行方不明者）”を意味するそうです。）
メンバーそれぞれが南米、ヨーロッパ、オーストラリアと、文化的にも音楽的にも異なるルーツを持つ、多国籍バンドです。

トラッドな楽器の響きをフィーチャーしたメランコリックな曲調がながら、攻撃性あるアレンジで生々しいバンド感が特徴。
しかもドラムが黒い！
ヒップホップ系がルーツのドラマーなんでしょうか？リムショット多用のドラミングが絶妙過ぎて悶えます。
コンテンポラリー・インディ系からの影響も色濃いですが、このノリは異彩を放っていると思います。
喉を振るわせる独特のヴォーカルも、レンジが広くてエモーショナル。バンドを象徴する個性ですし、メンバーで三声のハモりが出来るという武器も持ってます◎

メンバーが「パーティーソング」と説明するこの「Dark Bits」は、バックビートの効いた跳ねたリズムのダンス仕様。もうとにかく踊るしかないグルーヴ！
キャッチーなメロとギター&バイオリンの泣きが、MVの世界観そのままの狂騒をあおってきますよ。
キラーチューン臭がムンムンしてます。

4月にリリースされたファーストEPより「Brother」。
こちらもバイオリンのリフが脳内無限ループ必至です。