アジア圏のヒップホップ〜クラブ・ミュージックをフックアップする気鋭のプラットフォーム/レーベル、〈88rising〉が、日本人アーティスト、Sen MorimotoのMVを公開しました。
Sen Morimotoは京都出身の日本人SSW/マルチ・インストゥルメンタリスト/コンポーザーで、現在はシカゴを拠点に活動しているようです。
まるでDirty Projectorsを想起させるような、複雑かつ緻密、ポリリズミックなビートにぶっ飛ばされつつも、ボーカルや管楽器、シンセはスウィートなメロディ・ラインを構築。6分超えの長尺曲にもかかわらず、途中にブレイクなどを挟みつつ、聴く者を飽きさせない構成はまるでジャズ・セッションのよう。
SoundCloudにUPされている他の楽曲からは、ジャジー・ヒップホップやインストゥルメンタル・ヒップホップからの影響を感じさせるものもちらほら。さらには、彼のボーカル・スタイルにも、ヒップホップ的なフロウがナチュラルな形で影響を与えているような気がします。
なお、Sen Morimotoは同郷・シカゴのラッパー・Joseph Chilliamsが昨年ドロップしたミックステープ『Henry Church』にもプロデュース&フィーチャリング・アーティストとして複数曲に参加。同作にはその他SabaやJamila Woods、Nonameなども参加しています。
その才能だけでなく、人脈の方もなにやらおもしろいことになっている予感。Sen Morimoto、今からチェックしておいた方がよさそうです。