今年結成20周年を迎えたくるりが7月にリリースしたシングル曲「琥珀色の街、上海蟹の朝」のMVのフルバージョンを昨日公開しました。
これまでアルバムごとに音楽性を変えてきたくるりが意図的に取り入れてこなかった、R&Bやヒップホップといったブラック・ミュージックのサウンドがふんだんに盛り込まれた、くるりの新機軸と言える1曲です。
その辺りの経緯や考えはオフィシャルのインタビューをご覧いただければよく分かるかと思います。
■「琥珀色の街、上海蟹の朝」スペシャルインタビュー:http://www.quruli.net/kohakushanghai_interview/
映像を手掛けたのはタイ・バンコク出身の漫画家Wisut Ponnimit(ウィスット・ポンニミット)ことタムくん。くるりの公式アーティスト写真も長らく彼によるイラストが使われています。
結果的に今の時代感にとてもマッチしながらもくるり独特のノスタルジーを携えた素晴らしいダンス・ミュージックになった訳ですが、今回このMVは日本語Verだけでなく、英訳のリリックか流れるEnglish Ver.も作成されています。Spincoasterは海外読者もいるので、今回はEnglish Ver.を紹介しています。
これが意図するところはまだ分かりかねるのですが、くるりの岸田さんは昨年「海外ツアーをやりたい」とブログに綴っていたので、これが何かしらの布石となっているのでしょうか。
■岸田日記Ⅱ #34:https://note.mu/quruli/n/n50c92d691de4
今後のくるりの同行にも注目してきたいところです。とりあえず直近では過去の全オリジナルアルバムのアナログリマスター盤の発売が楽しみです。