多言語対応のホワイト・レーベル電子チケット販売プラットフォーム「ZAIKO」が、中国で累計8億人のユーザーを超える音楽配信サービス「QQ音楽」を運営するテンセント・ミュージックと2020年4月よりライブ配信事業での業務提携を発表した。
今年3月にスタートした「電子チケット制 ライブ配信」サービスで大きな話題を呼んでいる「ZAIKO」。「QQ音楽」との技術的な連携により、日本国内のアーティストが「QQ音楽」を通じて中国国内のオーディエンスに対して有料でのライブ配信を行うことが可能となり、これまでの日本と中国間のライブ配信における技術的な問題を解決し、ネットワークの壁を取り払うことに。
また、楽曲提供やライブ配信サポートだけでなく、QQ音楽プラットフォーム上でのプロモーション・サポートも行っており、中国のユーザー向けにより自由なプロモーション活動が行えるようになるという。
今回の業務提携に関して「QQ音楽」担当者は、「QQ音楽の企画担当者も今回の提携を通じて、もっといろんな日本コンテンツを中国ファンにお届けできたらと」とコメント。2社間のテクノロジーを駆使した今回の提携により、今後の国内アーティストの中進出に大きな意欲を見せている。
さらに、「ZAIKO」は今回の「QQ音楽」との業務提携などの、今後のグローバルな展開に向けたサービスと、需要の高まる訪日外国人向けのインバウンド施策として、アジア圏における電子決済サービスまたはオンライン決済サービスを提供する企業との連携を進めており、月間アクティブ・ユーザー11億人を擁する「WeChat（微信）」を運営する「テンセント・ホールディングス（騰訊控股有限公司）」の展開する決済サービス「WeChat Pay（微信支付）」の導入を決定している。
加えて、中国国内でのオンライン決済サービスの約52%を占めるアリババ・グループの関連会社アント フィナンシャル グループが提供する「Alipay」の導入も決定した。
