NEWS

水曜日のカンパネラ × オオルタイチによるYAKUSHIMA TREASURE、初ワンマン公演のチケット一般発売開始


2019.07.20

フジロックへの出演も控える水曜日のカンパネラ・コムアイとオオルタイチによる新ユニット、YAKUSHIMA TREASUREが東京・LIQUIDROOM移転15周年企画として、2019年8月22日(木)に開催する初のワンマン・ライブのチケット一般発売が本日より開始になった。

YAKUSHIMA TREASUREは今年4月に水曜日のカンパネラのコムアイとオオルタイチが共作したEP『YAKUSHIMA TREASURE』に由来する新ユニット。同作は、YouTube Originalsで発表された水曜日のカンパネラと屋久島のコラボレーションを試みる作品『Re:SET』から生まれたEPで、屋久島の生物や自然の音で紡がれた楽曲で構成されている。

フジロック以降も数々のフェスへの出演が決定しているが、ベニューでのライブ予定はこの8月22日(木)のみ。なお、花道家の上野雄次の参加も決定した。

上野雄次

まだ謎の多いYAKUSHIMA TREASUREのライブだが、6月にはRed Bull Music Studios Tokyoで開催されたメディア芸術祭のスペシャル・プログラム『BEAT RESONATES〜共鳴する鼓動〜』でのライブ映像も、コムアイのInstagramやTwitterで公開した。(撮影:河合宏樹、森重太陽)

コムアイとオオルタイチ、そして上野雄次とのコラボレーションとなる本公演。果たしてどのようなステージを見せてくれるのか、期待は高まる。


【コムアイ(水曜日のカンパネラ) コメント】

私たちは、屋久島で昼の森を歩いていました。

ルーペを持って苔を覗くと、ぎゅうぎゅうに並んだビルの群れ。そのどこかに私たちが棲んでいる。

視点をミクロ/マクロに切り替えると、人間が作った街も、大きな自然のなかに生まれ、自然を食いながら、自然に食われています。

最後の日は、明け方の森を歩いていました。

夜の森は、昼の森とまったくちがいます。すべてのものが同じ色になり、じわじわただよう気配だけの世界です。昼間は肌の色や身体の形で、名前をおしえてくれたガジュマルの木。夜の暗闇の中では、寝ているんだかこっちをじっと見ているんだかわからない、その気配だけで存在しています。たくさん凹凸がある木のこぶは、暗くてあまりよく見えないので、脳が、一生懸命なにかを当てはめようとして、ルーレットのように、ランダムにイメージを重ねようとします。いろんな妖怪に出逢うのです。明けてくると、すっと木の中に引っ込んで、鳥や虫も、鳴き方を変えます。あっけらかんと、朝の市場のように。

同じ場所でも、昼と夕と夜と朝のような、ドラスティックな変化があるから、屋内でもそれをやってみたい。

屋久島だけでなくて、音楽と光で、いろんな景色に一緒に旅がしてみたい、というのがこのプロジェクトです。そして自分の知っている華道家の中でひときわキレモノの上野さんが参加して、気配を放つ有機物、人工物をいけてくれる予定です。

YAKUSHIMA TREASUREのプロジェクトでは、フェスティバルを回っていろんな場所と交信していくつもりなので、ライブハウスでワンマンをやるのはこれきりになると思います。

ぜひ体験しに来てください!


【イベント情報】

『LIQUIDROOM 15th ANNIVERSARY とうとうたらりたらりら』
日時:2019年8月22日(木) OPEN 19:00 / START 20:00
会場:東京・恵比寿LIQUIDROOM
料金:前売 ¥4,500 (1D代別途)

チケット一般発売日:2019年7月20日(土)10:00〜

イベント詳細

水曜日のカンパネラ オフィシャル・サイト

オオルタイチ オフィシャル・サイト


Spincoaster SNS