東京・下北沢GARDENが期間限定でのライブ・バンド救済プロジェクトの始動を発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、経営難から閉店に追い込まれるライブハウスが続出。ライブの収益で活動してきたバンドやアーティストも同様に経済的な打撃を受けている昨今の情勢を受け、下北沢GARDENは『コロナに負けるな!期間限定ライヴ配信プラン』と題した新しいサービスを、緊急事態宣言の解除が予想される6月1日(月)よりスタートさせる。
本サービスは、通常のライブハウスとしての業務に加え、撮影、配信までを下北沢GARDENのスタッフと機材を用いて提供するといったもの。元々下北沢ガーデンをオーガナイズするスタッフが、音楽系の映像制作に関わっていることから可能になったという。出演者にとって最大の不安要素となる撮影と配信を、MVやライブ撮影に熟練した映像スタッフが担当する。また、カメラ、スイッチャーなどの撮影機材をはじめ、ドリー(移動車)などの機材までプランに組み込まれており、予算組みが容易で機材レンタルなどの手間もかからないという。
加えて、無観客での配信となるため、客席フロアも撮影用の空間として活用することも可能。レコーディング・スタジオやリハーサル・スタジオ、または自宅から配信とは異なるコンテンツを提供することができそうだ。費用は平日25万/土日祝30万(税別)となり、会場使用料、音響照明人件費、撮影&配信機材人件費(基本6cam以内)の全てが含まれている。配信プラットフォームはZAIKO、YouTube、Vimeo、その他にも柔軟に対応するとのこと。下北沢GARDEN側、出演者側どちらの手配でも可能になっている。
また、手数料などは要相談で電子チケットを用いた有料配信も可能。本プランは、7月末までの期間限定となっているので気になる方はオフィシャル・サイトからぜひチェックを。