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〈Brainfeeder〉の新鋭、Ross From Friendsがデビュー・アルバムを7月にリリース


2018.06.11

今夏“SONIC MANIA”への出演も決定しているRoss From Friendsが、デビュー・アルバム『Family Portrait』を7月27日(金)にリリースすることが発表。合わせて、新曲「Project Cybersyn」も公開された。

Ross From Friendsは、ヒップホップのサンプリング・カルチャーから80年代ユーロビート、ハイエナジー、イタロ・ディスコに至る様々な影響を受けた若きプロデューサー、Felix Clary Weatherallによるプロジェクト。これまでに〈Lobster Thermin〉や〈R&S〉傘下の〈Magic Wire〉といったレーベルからリリースを重ね、メランコリックなメロディーとロウなビートを併せ持つ絶妙なダンス・トラックで注目を集めていた。

今年4月にはFlying Lotus主宰〈Brainfeeder〉からの第一弾作品『Aphelion EP』をリリース。近年盛り上がりを見せるローファイ・ハウスの域に止まらず、レーベルとの相性のよさを示すような刺激的なサウンドで一気に評価を高めている。

アルバム・タイトルの『Family Portrait』は、彼の音楽的背景に家族の存在が大きく影響を与えていることを示唆している。幼い頃を思い出すと、そこにはアナログ機材で音楽を制作しているか、ターンテーブルを操る父親の姿が常にあったとのこと。そんな父と音楽について語り合い、音楽を共有し、父から音楽について多くを学びながら成長してきた。

レイブが盛んだった1980年代のロンドンにおいて、自らのサウンドシステムを作り上げ活躍していたFelixの父親は、1990年に一台のバスを入手し、仲間とともにサウンドシステムを積み込んでヨーロッパを回ることを計画。フランス、ベルギー、東西ドイツ(帰路は統一されたドイツを通ることになった)を越えてさらにその先に向かい、様々な街で、会場が見つかればそこがどんな場所であろうと突発的にイベントを始め、ハイエナジー、イタロ・ディスコ、プロト・テクノといった当時最先端のダンス・ミュージックを通して、その情熱を現地の人々と共有した。このアイディアに賛同して集まった仲間の紹介で、旅の全てを記録していた人物こそ、Felixの母親である。

両親の出会いのストーリーや家族で撮った古いVHSビデオテープまでが、常にFelixの人生の中心にダンス・ミュージックがあったことを教えてくれる。


【リリース情報】

Ross From Friends 『Family Portrait』
Release Date:2018.07.27 (Fri.)
Label:BRAINFEEDER / BEAT RECORDS
Cat.No.:BRC-574
Tracklist:
01. Happy Birthday Nick
02. Thank God I’m A Lizard
03. Wear Me Down
04. The Knife
05. Project Cybersyn
06. Family Portrait
07. Pale Blue Dot
08. Back Into Space
09. Parallel Sequence
10. R.A.T.S.
11. Don’t Wake Dad
12. The Beginning
[Bonus Track for Japan (BRC-574)]
13. Memento Mori

※国内盤CD
※ボーナストラック追加収録、解説書封入

■リリース詳細:http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=9714


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