pppppfffffuuuuuiiiiiが1st EP『毛布’in』を本日6月19日(水)に〈KAOMOZI〉よりリリースした。
pppppfffffuuuuuiiiiiはドラマーとして君島大空、穂ノ佳などの作品にも参加しているほか、2022年頃から音源を制作し、2024年からSoundCloudにて作品発表を行っている音楽家・星山夢輝によるプロジェクト。
pppppfffffuuuuuiiiiiが初となる音源集で表現することを試みたのは、音楽という形態によって提示された「自分の意思によって自己の存在形式を自己創造する方法」だったという。意識を失うことは、存在が中断されてなお存在が連続している時間と考えることができる。なるべく多く意識を失いたい、恣意的にその時間を提供するために音楽はどうあるべきなのか。飛び交うリズム、駆け巡る音の波が我々の意識を、身体を、攪乱する。シンゲリ、アフロポリリズムなど様々なジャンルを横断的に取り入れて作られた「死ぬ瞬間」の音像は、視界がホワイトアウトしていくような音楽体験をリスナーのもとに齎す。
アートワークのイラストはレーベル〈KAOMOZI〉オーナーの駒澤零が担当。トレイラー動画、MVは映像作家・Niとの共作で制作されている。
また、デジタルリリースと同時に7月下旬にリリースするフィジカル版の予約をBandcamp上でスタート。通販では特典としてポストカードがもらえるほか、6月24日(月)に東京・下北沢SPREADにて開催される『TACHISM vol.3』会場でCD予約した場合は、pppppfffffuuuuuiiiiiオリジナルサンプルパックと弾き語りを収録したCD-Rが付属予定。合わせてチェックを。
【pppppfffffuuuuuiiiii コメント】
突然、目下の森羅万象が与えられた。のちの私は、存在への不快感、消失への恐怖感を含むすべての不快さは、この現象に根を持っていると確信した。
そこから出発したこの作品は、連続するとされる自己意識(=存在)を根本的に疑いうるものとして捉え直すために、意識が希釈/中断/消失する瞬間や、未出現者への祝詞、のっぺらぼうの沈黙、クォークたちの儀式等をここに書き起こし、音楽が意識を淘汰する瞬間を再演することを目的として制作された。(そして喜ばしいことに失敗に終わった。)
絶えず自己超出を行い続けて、何度も我を失いながら断続的に変貌し続ける様を、意識の中断たる「眠り」と、二つの画像にシームレスなトランジションを起こす映像処理技術である「モーフィング」を重ね合わせ、『毛布in’』と呼ぶことにした。
私はまた、失敗が確約された旅に出る、二度と戻ることはないだろう。
『毛布in’』はその旅の、前日譚にあたる祈りだ。
【リリース情報】
pppppfffffuuuuuiiiii 『毛布’in』
Release Date:2024.06.19 (Wed.)
Label:KAOMOZI
Tracklist:
1. 蛆の門
2. 降る燕
3. 尸 者 肉 屋
4. 毛布in’
5. -0g
6. !’¨’..∵×*”¨’^*+..o0OO0o..+*^’¨”*×∵..’¨’!
7. 煤の手紙
■pppppfffffuuuuuiiiii:X(Twitter)
【イベント情報】
『TACHISM vol.3』
日時:2024年6月24日(月) 18:00〜23:00
会場:東京・下北沢SPREAD
料金:
[前売] 一般 ¥2,500 / 学生 ¥2,000 (各1D代別途)
[当日] 一般 ¥3,000 / 学生 ¥2,500 (各1D代別途)
出演:
[RELEASE LIVE]
pppppfffffuuuuuiiiii
[LIVE]
川卜紗
涼井夕映
綿貫雪
[DJ]
savezearth
シンゲリかけ太郎
駒澤零
[VJ]
Ni