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深夜にのみ現れる“映画自販機”「NOTHING NEW」オープン 第1弾作品集『NN4444』解禁


2023.12.11

先日、東京・下北沢にオープンし話題となったVHS喫茶「TAN PEN TON」を手がける映画レーベル〈NOTHING NEW〉(代表:林健太郎)が、映画自販機「NOTHING NEW」をオープンした。

「NOTHING NEW」はAM0:00〜4:00の間のみインターネット上に現れる“自動販売機型”映画プラットフォーム。才能豊かな新鋭監督によるオリジナル作品を“深夜のみ”販売。自動販売機の中にある再生機で映画を鑑賞することができる。

また、オープンと同時に「NOTHING NEW」初の4作のオリジナル・ホラーショートフィルム作品集『NN4444』が公開。国内外の映画祭・広告賞などで高く評価される監督4名が、映画界の未来を担う俳優とともに、現代社会における同調圧力や不条理をそれぞれの視点から描いている。

『NN4444』メイン・ビジュアル

『NN4444』のメイン・ビジュアルは、自ら設計したAIと作品を手がける現代アーティスト・岸裕真(Yuma Kishi)が担当。『NN4444』の4作品が描く同調圧力や不条理について岸オリジナルのAIが学習し、新しい人間の肖像画を制作したという。

また、クリエイター還元の第一歩として、「NOTHING NEW」ではダビング金額の70%が監督に還元される。作品をシェアしてクリエイターを応援できる独自の「ダビング・システム」を採用。購入した作品を“ダビング購入”し知人にシェアすることで、その収益のうち70%が監督に還元される。「NOTHING NEW」は新たな才能が世の中に見つかり、次の作品が生まれる新しい循環を目指しているという。


【NOTHING NEW制作チーム コメント】

深夜に生まれる衝動。
まだ言葉になっていない感情。
強い光を放つ才能。
深夜にしか現れない自販機に、
生まれたばかりのそれらを閉じ込めました。
次の日に学校や仕事がある人には、
鑑賞をおすすめしません。


【岸裕真 コメント】

人間には想像もつかない未知の領域へ、何も遠慮もないままに繋ぐ”回路”をホラーというジャンルは提供します。
“回路”という概念が生まれたのは1941年。当時ウィルヘルム・カウアーが発表した電気回路理論を揶揄して、人々は「ブラックボックス」と呼びました。
現代の「ブラックボックス」であるAIは、私たちをどこへ繋げるでしょうか。そんな問いを考えるべくNN4444の映像を学習してみた一つの結末を、今回メインビジュアルの作品として提出しました。

岸裕真

『NN4444』詳細

「NOTHING NEW」 オフィシャル・サイト


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