ピアニスト/作曲家の梅井美咲がニューシングル“Tear.:*+”(読み:ティアー)を本日6月25日(水)にリリースした。
本作は自身の歌唱による初のボーカル作品であり、作詞/作編曲からミックス/マスタリングまでを自身で手がけたセルフプロデュース楽曲となっている。7月30日(水)にはソロ名義での1stアルバム『Asleep Above Creatures』のリリースも決定しているが、本作はあえて同アルバムには収録されない「アウトサイドシングル」。アルバム本編とは別の角度から作品世界を広げる意図を持った、独立性の高い作品となっている。
ドラムンベースを基盤に、即興的なピアノやクラシック的な構成、エレクトロニックサウンドを融合。さらに、日本語の「オノマトペ」を活かした独自のリリックアプローチにより、ポップスとしての魅力と実験性を両立している本作。梅井の柔軟な感性と技術が結集しており、ピアニスト、ボーカリスト、プロデューサーとしての多面的な才能を示す1曲とも言えそうだ。石若駿やGeordie Greepなどとの共演で培われた演奏技術が、トラックメイキングやボーカル表現と高いレベルで結びついている。
無機的な質感と有機的な響きを織り交ぜた梅井のボーカルは、オートチューンと生声を滑らかに行き来することで、独自の立体感と奥行きを描き出す。抒情性とキャッチーさを兼ね備えたメロディラインがその音像を際立たせ、聴く者の記憶に深く残る仕上がりとなっている。

また、今回の作品世界に合わせてアーティストビジュアルも一新。アーティスト写真、およびアートワークはフォトグラファーのRyusei Kashiwakuraが担当。都内の坂道で撮影された一枚は、偶然性のある構図と計算された視覚的バランスが共存しており、音楽における構築性と自由度を両立させた本作のコンセプトと呼応するものとなっている。
先述の1stアルバム『Asleep Above Creatures』には、昨年から2025年初頭にかけて新たに書き下ろされたもので、ピアノソロやトリオ編成、ストリングスを交えた楽曲からエレクトロニックなトラックまで、多彩な全11曲を収録。Antonio Loureiroとの共演曲も含まれ、ジャンルを越えた自由なアプローチが際立つアルバムに仕上がったという。
【リリース情報】
梅井美咲 『Tear.:*+』
Release Date:2025.06.25 (Wed.)
Label:.plum(es)
Tracklist:
1. Tear.:*+
Music:梅井美咲
Recording, Mix, Mastarign:梅井美咲
Cover Art:Ryusei Kashiwakura
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梅井美咲 『Asleep Above Creatures』
Release Date:2025.07.30 (Wed.)
Label:.plum(es)
Tracklist:
1. scq
2. ラウラ
3. go around in circles
4. Loops
5. 刺繍
6. innerjade
7. ヴェイル
8. Daydream?
9. Stepping outside
10. prose-op.3
11. bye
Music:梅井美咲
Recording, Mix, Mastaring:涌井良昌
Cover Art:久保田寛子
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