2000年に結成された名古屋を拠点としたヒップホップ・ユニット、M.O.S.A.D.の3作品の配信が解禁された。
M.O.S.A.D.は2004年に急逝したTOKONA-Xを筆頭に、“E”qual、AKIRA、DJ FIXERから成る4人組。名古屋という地方都市で活動しながらも、当時USで主流だったギャングスタ・ラップを日本に輸入し、SNSさえない時代に全国のアンダーグラウンド・シーンにその名を響き渡らせた。
また、TOKONA-Xは伝説的イベント『さんぴんCAMP』に唯一地方アーティストとして出演しており、その後もMC3人全員がソロ・デビュー。彼らの存在が東京以外の地方で活動するヒップホップ・アーティストが脚光を浴びるきっかけを作ったと言っても過言ではないだろう。
そんな当時のヒップホップ・ファンのみならず、現在シーンの最前線で活躍するアーティストへも大きな影響を与えたM.O.S.A.D.の作品がこの度20年の時を経て遂にデジタル配信された。