株式会社ロッテの新たなプロジェクトの一環で、網守将平、大沢伸一、パソコン音楽クラブが制作した「ガム専用BGM」が公開された。
ロッテが日本全国のオフィスワーカーを対象に実施した「全国一斉オフィス集中調査」では、約8割が「オフィスで集中できないことがある」と回答したにも関わらず、集中のための対策をしている人はわずか4分の1以下という結果に。対策の手法について、「集中のためにオフィスでガムを噛むこと」については、約7割が好意的と回答し、「専門家監修の集中状態を作るための音楽があったら活用したいか」という質問についても、同じく約7割が好意的と回答した。後者については、「専門家監修だと信ぴょう性が高く効果がありそう」「現在聞いている音楽で本当に集中ができているのかがわからない」「自分にぴったりな音楽を見つけられていない・出会えていない」といったオフィスワーカーの声も集まった。
この結果から、出社回帰ムードが高まる中で、集中状態を作ることはオフィスワーカーの課題ではあるものの、なかなか対策ができていない実態と、その対策には人々のニーズがあることが明らかになった。これまで「集中状態を作るためにガムを噛むことのメリット」について提唱してきたロッテは、この調査結果に着目し、脳科学者であり立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科教授の枝川義邦氏とタッグを組み、「ガム × 音楽」のリズムで集中を促進する「Shu-Chew Beats」を開発。求める集中の種類と、そこに適したBPMの関係性に着目し、「ガム×音楽」のリズムによって現代人の「集中状態」をサポートする、集中専用ツールの開発に至った。
今回の取り組みに賛同した網守将平、大沢伸一、パソコン音楽クラブは3種のガム専用BGMを開発。全国のオフィスワーカーの声に応えるべく、集中の種類に合わせたBPM140(パソコン音楽クラブ)、BPM120(大沢伸一)、BPM66(網守将平)の楽曲をそれぞれ開発した。3組の個性が現れる楽曲に注目を。
【枝川義邦(立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科 教授/脳科学者)コメント】
働き方が変化しているいま、いつでもどこでも、望んだ場面で集中できることがより重要になってきています。
しかし、多くの職場は集中が妨げられやすく、高い生産性を維持することが難しいのではないでしょうか。大きな成果は得たいけれど、思うように集中できない。多くのビジネスパーソンが頭を悩ませていることでしょう。
今回のShu-Chew Beats企画は、そんなビジネスパーソンに向けて、ガムを噛むことにより生まれるリズムと、音楽のリズムを組み合わせて、最強の集中を手に入れることを目指しています。ガムの咀嚼によるリズム運動には、集中力を向上させる効果があることが研究により知られています。その“噛む”というリズム運動に加えて、“集中すること”に特化して開発された楽曲のリズムが組み合わされることで、さらなる集中を促すことが期待されるのです。
そして、何かをするときに聴く楽曲のテンポ(BPM)には、それぞれに適した種類の作業があるということも分かっています。ぜひ、ご自身が手に入れたい集中の種類に合わせて、このShu-Chew Beatsというコンテンツを活用してみてください。

【網守将平(担当楽曲:BPM66 / Chill)コメント】
BPM66は複雑な作業への集中に向いているテンポとのことです。とはいっても複雑な作業に集中するのは大変なので休憩も必要ですよね。むしろ休憩も含めた断続的な集中にピッタリなBPMなのかもと、勝手な解釈も思い描きながら制作しました。
焦らずじっくり、ガムとか噛みつつ、たまに散歩とかしつつ、お仕事がんばってください。

【大沢伸一(担当楽曲:BPM120 / Hyper)コメント】
BPM120は、ある意味ダンスミュージックにとって最もスタンダードな値であり、特にリズムの基本となるバスドラムが1小節に4つ並ぶ「4つ打ち」は、まさに基本中の基本。今回は、音数を極力削ぎ落とし、ソリッドでミニマルな音空間を目指して制作しました。

【パソコン音楽クラブ(担当楽曲:BPM140 / Extreme)コメント】
BPM140は、作業のスピードを上げるテンポだと聞き、締め切りに追われている人や、ここぞという瞬間に力を入れたい人たちに向けて、エネルギーを届けるような気持ちで作りました。ぜひぼくたちの曲を聞きながらガムを噛んで作業に挑んでみてください。
