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SANABAGUN.『TOUR BALLADS』ファイナル公演ライブ・レポ到着 藤原さくらからの応援コメントも


2019.12.21

SANABAGUN.が10月にリリースした最新アルバム『BALLADS』を携えて開催した、『TOUR BALLADS』のファイナル公演が12月13日(金)東京・マイナビBLITZ赤坂にて行われた。

SANABAGUN.としては過去最大キャパシティの会場でのツアー・ファイナルとなった本公演。その模様がSANABAGUN.『BALLADS』特設サイトにて公開とされた。また、このロング・ヒット中となるアルバム『BALLADS』に参加している藤原さくらからも応援コメントが寄せられている。

なお、本公演のダブル・アンコール内では早くも来年3月に開催となる次なるツアーも発表。ツアー・タイトルは『TOUR BALLADS BEYOND』。こちらはまたさらに大きなキャパシティでのワンマン・ツアーとなり、その名の通り本ツアーを超えていくパフォーマンスが期待できそうだ。


【12月13日(金)『TOUR BALLADS』 @ マイナビBLITZ赤坂 ライブ・レポート】

SANABAGUN.およそ1年半ぶり4枚目となるアルバム『BALLADS』を携えた、『TOUR BALLADS』。今作アルバムは、SANABAGUN.にとっても新たなチャレンジが多く見られたアルバム。これまでメンバーのみでジャム・セッションにて制作するスタイルが多かった彼らだが、初めて外部プロデューサーを入れた作品であり、メンバーの中でもその曲のメインの制作者がイニシアティブを握って制作を進めていった。外部プロデューサーについても、それぞれ既に原案がある楽曲に対して、その曲をさらにに伸ばすために必要な要素を鑑みて、その分野のスペシャリスト達にオファーをし、結果SANABAGUN.らしさをより生かしてもらう形で曲が完成していった。

そして特筆すべきは、初めてのフィーチャリング・アーティストの参加だ。異色な組み合わせとも言える藤原さくらの参加は、大きな化学反応となり、「Sweet Dreams feat.藤原さくら」はラジオでも大量にオンエアされた。一方Creepy Nutsとのコラボは、これまでお互いの主催ライブにも参加する等兼ねてから親交があったため、待望のコラボとなった。しかも楽曲は米米CLUBの「浪漫飛行」カバーということで、こちらも大きな話題となった。スタジオ・アルバムとしても非常に完成度の高いアルバムだったため、ライブではどのような形のパフォーマンスになるのか、注目が集まるところでもあった。

そして待望の『TOUR BALLADS』がスタート。初日の神戸からフルスロットルで、各地ベスト・アクトとの呼び声も高いライブ・パフォーマンスを繰り広げてきていた。ツアーが進むにつれて少しずつ内容も進化していきながら、いよいよ過去最大キャパシティの会場となるマイナビBLITZ赤坂にて、ツアー・ファイナル公演当日を迎えた!

まずは、楽器隊がステージ上に登場したところで、隅垣元佐(Gt.)のフリースタイル・ラップからスタート。会場ごとに内容を変えてきた隅垣だが、ツアー・ファイナルではメンバーの名前を一人ずつ登場させながらのラップを披露。そして、つい先日フルver.のMVも公開された「Stay Strong」のイントロで高岩遼(Vo.)、岩間俊樹(MC)が飛び出し本編をキックオフさせた。序盤では次々とライブ定番曲を投下しフロアを煽りに煽る。澤村一平(Ds.)、大林亮三(Ba.)、谷本大河(Sax.)、髙橋絋一(Tp.)、大樋祐大(Key.)、そして隅垣。鉄壁の楽器隊を擁するサナバの高い演奏力によりグルーヴし続けるバンドに支えられ、高岩と岩間のボルテージも過去最強の高さとなった。ライブ中盤ではゲスト・コーラスとして、シンガーのNao Kawamuraを呼び込み、サナバの新しい世界を提示した「Sweet Dreams」をプレイ。アルバムの中では藤原さくらがボーカル参加しているナンバーだが、Nao Kawamuraの歌声により、また違った魅力でライブに華を添えた。彼女が加わったパートが終わると、一気にステージがパーティ・モードに。西寺郷太氏プロデュース楽曲である「Mystery」では、Michael Jacksonの名曲「Rock With You」とのマッシュアップ・バージョンで会場を揺らした。

アルバムの中でもひときわ個性を放つ楽曲、「ス・パ・パ・パ・イ・ス ~想い出のお母さんカレー編~」では、Twitter上で「SNB.勝手にカレーフェア」と題してファンから集められた、なんと全部で300枚を超えるカレーの投稿写真を次々とスクリーンに映し出し、味覚までも刺激されるようなパフォーマンスで魅せた。続く「P・A・N・T・I・E」では、過去最多と思われるパンティーが観客からステージ上へ投げ込まれた。岩間がMCの中で、「この8人と、スタッフさんと、皆さんでTOUR BALLADSを作って来ました。このパズルが完成したら、また壊して、俺らはまた新しいパズルを作りに行くんで、その時はまた、最後のピースになってください!」と言うと、ライブは終盤へ。本編最後はサナバ最強のアンセム「人間」。岩間とオーディエンスによる「休みは働くためのものじゃない!」の大合唱は金曜日の赤坂にいつまでもこだました。

この日は、他の会場ではなかったダブルアンコールもあり、高岩が「未来のためにクラシックを」と言い披露された「まずは「墓」。」でこの日のライブを締めくくる……かと思いきや、高岩と岩間が、突然攻撃的なアカペラ・ラップで宣戦布告する。それを合図に会場は一気に暗転。しばしの静寂の後、ステージ・スクリーンにアンコール・ツアー『TOUR BALLADS BEYOND』の開催が投射された瞬間、地鳴りのような大歓声が巻き起こった。しかし、その大歓声を打ち消すように「Stay Strong」のラスト・バースで渾身のパフォーマンス。最後はステージの最前列にメンバー全員がならび、高岩が「(発表された公演は)オレ達のチャレンジなんだよ。全員でSANABAGUN.をもっとでかいとこでかいとこ、でかいとこへ、連れてってくれよ!」と告げ、ファンの大歓声を受けながらステージを去った。

発表された2020年3月のツアーは、東京・名古屋・大阪の3都市で開催。東京は、3月12日(木)Zepp DiverCity TOKYOでの開催となる。今回のツアーの最大キャパをさらに更新してのツアーとなる。彼らの新たなチャレンジを、リアルタイムで是非目撃しに来て欲しい。

■SET LIST
01. Stay Strong
02. 8 manz
03. 板ガムーブメント
04. 三種の神器
05. We in the street
06. Somebody
07. Pumch Me Panda
08. Fever
09. マイアミ
10. Sweet Dreams
11. Mystery
12. move on
13. HSU What
14. Stuck IN Traffic × 大渋滞 -REMIX-
15. C.$.C
16. ス・パ・パ・パ・イ・ス ~想い出のお母さんカレー編~
17. P・A・N・T・I・E
MC
18. 45
19. 人間
[Enc.]
20. 7shot
21. FLASH
[Double Enc.]
22. まずは「墓」。


【藤原さくら コメント】

『BALLADS』リリース&ツアー、本当におめでとうございます!
アルバムを何度も繰り返し聴いてます

以前、渋谷で路上ライブをされていた時、たまたま通りかかってお客さんとして見ていたこともあり、
今回「Sweet Dreams」のお誘いがあった時は予想外でかなり驚いていたのですが、
曲を聴かせて頂き、「歌いたい!」と即お返事させていただきました。
レコーディングの時も、私が緊張していたので、ずっと「最高だよ! いいね!」と声をかけ続けてくれて。
調子に乗らせていただき、とても歌いやすかったです。引き続きファンとして応援しています!


【イベント情報】

『TOUR BALLADS BEYOND』
日時:2020年3月7日(土) OPEN 17:15 / START 18:00
会場:愛知・名古屋ReNY

日時:2020年3月8日(日)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:大阪BIG CAT

日時:2020年3月12日(木) OPEN 18:15 / START 19:00
会場:東京Zepp DiverCity

料金:前売 ¥4,000 (1D代別途)

チケット第一次オフィシャルHP先行:2019年12月13日(金)22:00~12月22日(日)23:00

SANABAGUN.オフィシャル・サイト


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