京都CLUB METRO存続のための支援CFプロジェクト『SAVE THE METRO』立ち上げ

この春に30周年を迎えるはずだった京都CLUB METROがCAMPFIREにてクラウドファンディング・プロジェクト『SAVE THE METRO』を立ち上げた。

【SAVE THE METRO】 京都クラブメトロの存続の為の支援プロジェクト(CAMPFIRE)

本プロジェクトは、新型コロナウイルス感染症拡大により、存続の危機を迎えているというCLUB METROの休業に伴う緊急支援を目的としたもの。今回のプロジェクトで募った資金は、営業自粛期間中の賃料、人件費、諸経費、CAMPFIREの手数料などに充てられる。リターンにはイベント入場券やドリンク・チケット、Tシャツなどに加え、VIPコースなども用意されている。また、CLUB METROは営業自粛中、ライブ/DJ/パフォーマンスなどのライブ配信を予定しているとのこと。

CLUB METROは京都にて1990年にオープンした老舗クラブ。クラブ・カルチャーのほぼ黎明期よりこだわりを持った独自のブッキングで、音楽を中心に映像、アート、ペインティングなど様々なカルチャーを発信し、大沢伸一、田中知之、KYOTO JAZZ MASSIVE、くるり、つじあやの、JUJU、the brilliant green、日本初のVJと言われるデザイン・ユニット、GROOVISIONSなど、数多くのアーティストが活動初期に出演している。

さらに、Daft PunkやAphex Twin、Squarepusher、James Blake、Battles、Richie Hawtin、Jeff Mills、Thundercatら海外の著名アーティストも出演。“名誉顧問”Arto Lindsayを始め、来日の度に公演に訪れるアーティストも多く、2015年にオーストラリアのWEBメディア「inthemix」にて“14 of the weirdest places you can go clubbing”(世界のイケてるクラブ14選)にも選出されるなど、海外でもその名は知れ渡っている。

また、クラブでありながらライブ・イベントも精力的に開催しているほか、夕方の時間帯には音楽以外にもアート、映画、文学、演劇など様々な表現を取り上げた『メトロ大學』というクラブ版カルチャー・スクールを開催。京都市が主催する国際的なアート・フェスとも連携するなど、様々なカルチャーを発信し、様々なアーティストとの交流の場としての役割を果たしている。


【『REALKYOTO』発行人兼編集長 小崎哲哉 コメント】

クラブメトロは京都の、いや、世界の宝です。「夜の世界文化遺産」があるなら推薦したいくらいです。新型ウイルスごときで、30年も輝き続けてきたメトロの灯を消してはならない。ともに応援しましょう!
              


【大友良英 コメント】

クラブやライブハウスで僕らは育ちました。その育ての親が瀕死状態です。身を呈して僕らを育ててくれたお店を守りたいって思います。でも敵はコロナウィルスです。今回ばかりは音楽家のチカラを総結集してもどうにもならない敵です。

でも、ちょっと待って。

確かに引き金を引いた憎っくき敵はコロナですが、直接クラブやライブハウスを苦しめているのは、お金と無理解です。感染防止のために店を閉めるのはやむを得ないでしょう。多くのお店は自ら感染防止を考えて、文字通り自粛しています。政府の自粛要請だけで閉めているわけではなく、この目に見えないウィルスという敵から音楽家や観客を守るために自らの収入を絶って戦ってくれている、そんな心優しき戦士こそがクラブやライブハウスなんだとわたしは思っています。

ドイツのようにこうした業種に対して休業補償が出る国を今回ほど羨ましいと思ったことはありません。この危機のあとに文化が命の支えになることを知っているからこその措置だと思います。残念ながら僕らの住む国では、そうしたコンセンサスは取れなさそうです。でも愚痴を言っても仕方ありません。音楽家がコロナに戦うすべはライブをやめるという玉砕戦しかありませんが、みなに協力をあおいて心やさしき育ての親たちを助けることなら少しは出来るかもしれません。

わたしも出来るだけの支援をします。クラブやライブハウスを愛するみなさんもぜひ支援お願いします、この危機を脱した後に再び皆で集まれる場所を守るために!


【高谷史郎(ダムタイプ) コメント】

新型コロナウィルスは新たなる分断を要求してきています。
体験し間近で見、聞くこと、クラブカルチャーの本来の姿である「ライブ」の姿を否定しています。
これは、私たちからMETROというかけがえのない交流の場を奪おうとしているように見えます。
でも、今はこれらの幸せな体験より、この交流の場とアーティストと観客が生き残る事が大事です。

だからと言って、絶望的にならないで!
ネットワークを使い、小さな京都の地下の窓から、世界中にいるアーティストと繋がる新しいシステムを構築する機会だと思います。
世界は広いですし、多くの人が家にいて見るものを欲しています!!!

この困難な状態を脱出し、新しいネットワークの中にも広がったMETROでまた色々な人との出会いが復活するよう願っています。


【田中知之(FPM) コメント】

私には京都に実家が2軒あります。一軒は私が生まれた西陣の生家。いまだ母親と妹が住んでいます。
そして、もう一軒が京阪電車の神宮丸太町駅2番出口の階段の途中にエントランスがあるCLUB METROです。私が初めて自分がオーガナイズをするパーティでDJをしたのはMETROでした。今から30年近く前の話です。以降ここでの素晴らしい経験や思い出は数知れません。DJ 田中知之やFPMを生み落としたのは紛れもなくこのCLUBです。そして今、そのMETROが存続の危機に瀕しています。この国難と呼ぶべきタイミング、何も困っているのはこの店だけではないでしょうし、この文章を読んでくださっている貴方自身も明日をも知れない状況かも知れません。でも、少しでも他者を思いやる気持ちや余裕があるのならば、どうかお世話になった人達やお店に手を差し伸べてあげてください。そして、もしも私の様にMETROを大切な存在だと思ってくれるのならば、少しばかりのお力を貸していただけないでしょうか? もはや日本最古にして、日本のCLUB~音楽シーンの良心とも呼ぶべきこのCLUB~LIVE HOUSEを、京都の街に存続させていただけないでしょうか? 何卒よろしくお願いします。


【宇川直宏(DOMMUNE) コメント】

京都の大学で教鞭をとって17年。私は、近年の美術大学の専門学校化に憂い、去年3月に教授職を退陣したが、ここ、京都メトロは現在も大学であり続けている。大学が高等教育機関を指すならば、純度の高いリベラルアーツを提供する京都メトロは近年稀に見る学び舎だ!!!!!!! 歴史と伝統ある平安京地下世界から今も湧き溢れるメトロの源泉を絶やしてはいけない!!!!!! このオルタナティヴ重要文化財が現在サポートを求めている…..そう、今こそ我々で救援すべきだ!!!!!!!


【Shuya Okino(Kyoto Jazz Massive / The Room) コメント】

MetroはThe Roomより長く営業しているからファンはもっと多い筈。僕も大沢伸一君も田中知之君もMetroの卒業生なんです。
僕はThe Roomを皆さんに支援してもらう立場だけど、個人的にMetroを支援したいと思います。


【山本“NICK”辰史(CLUB METROオーナー)】

<最後に>
今、メトロはかって経験のない状況の中、経営の危機に陥ってます。
これまで可能な限りの経費の削減、限られた公的融資などでこの状況に立ち向かってますが、コロナ感染拡大を防ぐためにイベント、営業の自粛中止のため今後の存続が危ぶまれてます。
我々のみならず皆様も大変な状況の中このようなお願いをするのはとても心苦しいですが、もし余裕があれば再びメトロが京都で運営できるように皆様の御支援を宜しくお願いします。


CLUB METRO オフィシャル・サイト