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CYKのKotsuが4年ぶりのオールナイトロング・セットをWWW Xにて敢行


2023.02.03

ハウス・ミュージック・コレクティブ、CYKのKotsuが4年ぶりのオールナイトロング・セットを3月11日(土)に東京・渋谷WWW Xにて開催する。

海外から数々のアップカミングなDJ/プロデューサーを招聘し、日本のみならず韓国や香港などのアジアや『Rainbow Disco Club』、『FUJI ROCK FESTIVAL』などのフェスティバルにもラインナップ。昨年12月には東京・渋谷O-EASTにて行われたオールナイトロング・パーティも盛況を見せたCYK。コレクティブでの活動だけでなく、東京、京都を軸に幾多の現場での活躍、また多数のフライヤーを手がけるグラフィック・デザイナーとしての側面も持つKotsuがどのような一夜を作り上げるのか。注目の公演となりそうだ 。

Kotsu(CYK)


【Kotsu(CYK) コメント】

“Reflection”

今回のALL NIGHT LONGセットを敢行するにあたって、自分が様々な土地に訪れたり、あるいは京都や東京で日々経験されることを放出する“反射体”としての実相=自己と、自己完結的で内省的な深層=自己。その二つの狭間に生じる“ゆらぎ”を取り出し提示してみたいと考えています。

分かりやすく言うと前者は(コミュニケーション方法が会話であれDJであれ)対人と関係する時の自分、後者は特に一人でいるときに現れているような純粋無垢(と思われる)な自分。もしかしたら“Kotsu”と“本名としての自分”みたいな関係かもしれません。

その双方が自分にとって並列であり、どちらに寄せるでもなく、また同一化を求めているわけでもありません。あくまでもその二元論がDJingによって融解し曖昧さを持ち始め、覚醒し出すプロセスを歩みます。

“ずっとここに居たいわけで無ければ、今すぐ飛び去りたいわけじゃない、ただ軽やかにいたい”。どっちつかずと言われればそれまでですが、これは京都に拠点を移して以降のマインドセットとして自分の中に確実に存在しています。変化することを希求する……。それはゴールがそこにありいずれ救われるものとしてのプロセスではありません。軽やかに変化しながら境界線を曖昧にさせることによって生じるリズムを取り出したい。そんなことを考えています。

コードが複雑化した中で、脱領土化し、止めどない足踏みによって再領土化する。これはその連続における私の痛切なエッセイです。それはロードサイドミュージックの断片でもあれば至極都市的なダンスミュージックの感触かもしれません。

それは誰かの共感であれば誰かのフィクションかもしれません。ただ、そのグラデーションの現出こそが“ゆらぎ”を認める第一歩になる気がしています。この一晩に開放されるWWW Xというスペースにおいてそれは展開されます。個人的実証を起点としながらもオープンな場所であることに喜びを感じます。

ダンスミュージックにおける反復の中で自分を投影してみたり、あるいは自らを離散させながら自由に漂ってみてくれたら嬉しいです。


【イベント情報】


『KOTSU All Night Long -Reflection-』
日時:2023年3月11日(土) OPEN & START 23:30
会場:東京・渋谷 WWW X
料金:
ADV. / BEFORE 1AM / U23 ¥2,000
DOOR ¥2,500

出演:
[DJ]
Kotsu

[VJ]
kenchan
Toshifumi Kiuchi (LAID BUG)

[Artwork]
Kotsu
TBA
TBA

※Over 20 only / Photo ID required
※20未満入場不可 / 要顔写真付ID

チケット詳細(LivePocket)

■Kotsu:Twitter / Instagram


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