曽我部恵一が新曲「Sometime In Tokyo City」を5月8日(金)にリリースする。
3月にはサニーデイ・サービスによるニュー・アルバム『いいね!』をリリースするや否や、世界中でコロナ・パンデミックが起こり、バンドも予定されていたツアーが延期となり、スタジオ休業により練習も録音も不可能な状況に。さらに、曽我部が運営するレーベルやショップも苦境に立たされているという。そんな中、東京・下北沢にカレー屋「八月」を、直後に同じビルに中古レコード・ショップ「PINK MOON RECORDS」をオープン。自ら店頭に立ち、一時的にでも音楽から離れた自分を、4月12日のTwitterにて、アルバム『いいね!』最終曲「時間が止まって音楽が始まる」からの引用を含め以下のようにコメントしている。
ライブができず、ぼくは下北のカレー屋のおやじさんになった。
今日も、おいしいお持ち帰りカレー、ご用意してお待ちしております。いつかまた、時間が止まって音楽が始まる。
— 曽我部恵一 (@sokabekeiichi) April 12, 2020
この混迷を極める時代に産み落とした本楽曲は、1972年のJohn Lennonに倣って「Sometime In Tokyo City」と題されたという。アーティスト・曽我部恵一から、ひとりの生活者へのシフト・チェンジで得たものと、失ったもの、朝から晩まで労働する彼の目に映る景色、脳裏をよぎる言葉やメロディ。それらがある夜、止めどなく溢れ、この曲になったという。一晩で制作し、ベッドルームで録音。フォークロック的なフォーマットを採り、15分にもわたる楽曲になっている。
【リリース情報】
曽我部恵一 『Sometime In Tokyo City』
Release Date:2020.05.08 (Fri.)
Label:ROSE RECORDS
Tracklist:
1. Sometime In Tokyo City