Apple Musicのラジオプログラム『Tokyo Highway Radio』の最新回、エピソード149が配信された。
『Tokyo Highway Radio』はシティポップからインディロック、ヒップホップからフューチャーソウルまで、オルタナティブな感性が光る国内アーティストたちの新曲を中心に、音楽と音楽にまつわる話でつづる60分のプログラム。今回はクィアであることを公表し、「プライド月間」にコミットした活動を続けるSSW・butajiをゲストに迎え、プライド月間への思いやLGBTQ+コミュニティの現状、新曲“True Colors”についてなど、番組DJ・みのがインタビューを実施。
「プライド月間を大切にしたい。何も意思表示をしなかったら、傍観してるだけになってしまう」と語るbutajiが今年のプライド月間に発表したのは、日本のbutajiとタイのシンガーFlower.far(フラワーファー)、そして日本のプロデューサー・METが加わったコラボレーションシングル。「コラボレーションで大切なのは、自分とはバックグラウンドが異なる人に対して敬意を持ち、相手を受け入れた上で、自分の意図を説明する言葉を持つこと。私も今回、farさんのリリックにインスパイアされて、自分の書く歌詞がどんどん変わっていきました。それは自分自身の発見にもつながっていく、とても楽しいことでした」と、butajiは制作の過程を振り返る。
また、「生きていればみんなよくない思い出だってあると思うけど、それも自分を構成する大事な要素のひとつ。過去を受け入れて、能動的に生きていくことをテーマにしました」と、新曲に込めた思いを紹介。なお、Apple Musicではこの“True Colors”をドルビーアトモスによる空間オーティオで楽しむことができる。
その他、初めて衝撃を受けたアーティストや人生のテーマ曲、彼自身がエンパワーメントされた音楽体験からアーティストとして音楽を通して伝えたいことなど、様々な質問に対して、butajiが真摯に答えている。
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