ミュージシャンの後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)を創立者とするNPO法人「アップルビネガー音楽支援機構」が9月27日(金)よりCAMPFIREにてクラウドファンディングをスタートさせる。
支援受付期間:2024年9月27日(金)〜12月15日(日)
URL:https://camp-fire.jp/projects/771536/preview?token=up4sjb3n
同法人はインディペンデントに活動するミュージシャン、アーティストに対して「金銭的、技術的な支援」を継続的に行うことを目的として今年5月に設立。活動総称を「APPLE VINEGAR -Music Support-」とし、静岡県藤枝市に滞在型音楽制作スタジオ「Music Inn Fujieda」を建設、同市を拠点に活動する予定だ。
7月に藤枝市役所にて行われた法人設立会見の中で後藤は「音楽制作の現場が変化し、大手レーベルに属さないミュージシャンにとって制作費が限られている現状を踏まえ、気兼ねなく使用できるスタジオの必要性を強く感じた。ミュージシャンが自由に創作活動を行える場であり、地域コミュニティと音楽をつなぐ新しい拠点となるスタジオ作りを目指したい」とその決意を語った。
レコーディングスタジオは天井が高い「蔵」の特性を活かした「生ドラムの良い音」を録音できる環境で、後藤正文がこれまでに集めたレコーディング機材も提供し自由に使用できるよう整備予定だという。また、隣接する母屋は宿泊施設として改修し、ミュージシャンが滞在する宿泊スペースと、地域交流を行うコミュニティスペースをつくり、後藤の思いでもある「皆でシェアし、皆で育て、皆で歩んでいく場所」を目指す。完成は2025年秋頃を目指しているとのこと。
また、ASIAN KUNG-FU GENERATIONメンバーの喜多建介、山田貴洋、伊地知潔から「スタジオが完成し、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのレコーディングができる日を楽しみにしていますし、この活動が多くのみなさんに届くよう応援しています」と、プロジェクトへの期待を込めメッセージが寄せられた。
クラウドファンディングでは明治時代から残るお茶の倉庫をレコーディングスタジオに改修する費用と宿泊施設の改修を目的として「5,500万円」の目標金額を設定。改修費を上回る支援が集まった際は「Music Inn Fujieda」の運営費に充てられる。
またASIAN KUNG-FU GENERATIONが8月24日(土)、25日(日)に神奈川・横浜BUNTAIにて開催する『Anniversary Special Live “ファン感謝祭2024”』並びに9月30日(月)よりスタートとなる、『Tour 2024「ファン感謝サーキット」』の各会場でプロジェクト支援のための募金箱も設置予定となっている。
リターンに関する情報やその他詳細はクラウドファンディング開始日までに順次発表するとのこと。各種ソーシャルメディアアカウントをチェックしよう。
【ASIAN KUNG-FU GENERATION 喜多建介, 山田貴洋, 伊地知潔 コメント】
スタジオを探している話は以前から聞いていたので、いよいよだなという感じがしています。
僕たちも若い時に経験しましたが、宿泊しながら音楽を作る機会が減ってきている中で「滞在型スタジオ」という制作に集中できる環境と、リーズナブル且つ良い音で録音できるスタジオづくりを目指している、素晴らしい取り組みだと思います。スタジオが完成し、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのレコーディングができる日を楽しみにしていますし、この活動が多くのみなさんに届くよう応援しています。
ASIAN KUNG-FU GENERATION
喜多建介 / 山田貴洋 / 伊地知潔
【法人概要】
特定非営利活動法人アップルビネガー音楽支援機構
活動総称:APPLE VINEGAR Music Support(読み:アップルビネガーミュージックサポート)
設立:2024年5月10日
所在地:〒426-0025 静岡県藤枝市藤枝1丁目4番12号
代表理事:小林亮介
理事:江﨑晴城 ・ 釈徹宗 ・ 神吉直人・後藤正文
監事:平野純也
事業内容:
アーティスト支援の為のスタジオ運営事業 / 録音物の製作支援事業 / 私設音楽賞の運営事業 / イベント制作と運営事業 / 地域振興事業 / 宿泊施設の運営事業 / コミュニティスペース運営事業