小腸(Gt., Vo.)、肝臓(Key.)、腎臓(Ba.)、肺(Dr.)からなるネオディスコバンド・Geloomy(ジェローミー)──と、メンバー名から紹介するとふざけているようにしか思えないが(というか実際ふざけているところも魅力的なのだが)、ディスコ、ファンク、R&Bを主軸にした宅録制作で、レトロとモダンを融合するようなポップソングを生み出す4人組である。
luvのHiynとOfeenが変名で所属していることでも話題になっているが、やはり最初のトピックは“Vagi@”のMVが起こしたバズだろう。チャーミングな振付がSNSで話題となり、1stシングルにして早速彼らの名前が知られる契機となった。それから1年、前作『Saladbowl』よりもうんと音楽性を広げたEP『macaroni and cheese』がリリースされる。「今回はカマしにいく」という言葉通り、本作はバンドの遊び心とシリアスな一面の両方が出た作品と言えるだろう。
インタビューの途中からは、本作にもフィーチャリングで参加したaint lindyが駆けつけてくれた。新作の話題からシーンへの言及まで、5人に語ってもらっている。
Interview & Text by Ryutaro Kuroda
Photo by fukumaru
撮影協力:笹塚ボウル

「今回はちょっとカマしにいこう」
――Geloomy結成の経緯から教えてもらえますか?
肺:とりあえず僕がバンドをやりたくて、インスタのストーリーで呼びかけたんです。そしたらちょっとだけ面識のあった小腸から、「俺もやりたいからメンバー集める」って連絡がきました。
――小腸さんはみんな知り合いだったんですよね?
小腸:luvも一緒にやってる肝臓とは幼なじみで、腎臓は高校3年間クラスが一緒。肺とは大学で出会いました。
――大学というとジャズ研ですか?
小腸:ジャズ研と、もう1個ビッグバンドもやってたんです。そっちに肺がおって、ちなみにそのビックバンドの方にはluvのZum(Ba.)とRosa(Key.)も在籍していました。
――腎臓さんと肺さんはいつ頃から楽器を始めたんですか?
肺:僕は中高と吹奏楽部で打楽器をやっていて、ドラムを本気でやり始めたのは大学からです。
腎臓:高校1年生のときにアコースティックギターを始めました。小腸の影響で自分もやってみようかなって。そのうちにベースがカッコいいと思うようになり、高3のときにベースを始めました。
――4人が集まった段階でやりたい音楽性は見えていたんですか?
小腸:最初からアース(Earth, Wind & Fire)がリファレンスに上がってました。根っこはやっぱりソウルやディスコだと思いますね。俺らの知らない時代を、華やかに生きている人たちの精神性を忘れたくないっていうのはあります。
――それぞれご自身のフェイバリットを挙げるとしたら?
肺:僕は4人の中で一番ブラックミュージックの浅いところで生きているんですけど、大学2回生くらいのときにEarth, Wind & Fireにめっちゃハマって、D’Angeloなども聴くようになりました。最近では話題になっているカトパコ(CA7RIEL & Paco Amoroso)も大好きです。
腎臓:フェイバリットはCory Wongです。ファンクがすごく好きで、カッティングの音に惹かれてブラックミュージックに入っていきました。あとは、Hiatus Kaiyoteのようなうねる感じの音楽も好きです
肝臓:音楽を始めた頃はブラックミュージックが好きで、おしゃれなキーボードが入っている曲を弾いたりしてたんですけど……。
――小腸さんに調教されたんですよね。(参考記事:INTERVIEW | luv)
小腸:(笑)。
肝臓:勝手にプレイリストを作られて、それを聴いていました(笑)。でも、最近刺激を受けているのはGファンクとか、Tame Impalaのようなサイケデリックな音楽です。
小腸:僕も最初はブラックミュージックを聴いていたんですけど、ギター少年やったというのもあって、この1年くらいはクラシックロックにハマっています。
それと肝臓と被るんですけど、Tame Impalaとか、オーガニックな要素としてはClairo、あとはハウスですね。Tom Mischのサブプロジェクト・Supershyのアルバム(『Happy Music』)がきっかけで興味を持って。その後The Chemical Brothersのような王道にハマり、テクノやエレクトロに辿り着き、最近ではNever Dullとか、aint lindyともコラボしてるPastelとかもよく聴きます。
――Geloomyは初音源“Vagi@”のMVがいきなりバズりましたよね。その後リリースされた1st EP『Saladbowl』(2024年)の手応えはいかがでしたか?
小腸:「サラダボウル」っていうタイトル通り、いろんな要素が入っている作品にしたかったんです。実際結構バリエーションに富んだ内容にはなったと思うんですけど、完全に自主制作で作っていたので、荒い部分もあったのかなと。でも、Geloomyは全部自分たちでやっていこうっていう気持ちもあって。自分らにしかできない、ちょっと変わった音像だったりを目指しつつ、同時に多くの人に愛されるような作品を作りたいなって。
――なるほど。
小腸:今回のEPはメンバーでじっくり話し合って作りました。肝臓が“The Mint Robbery”のデモトラックを持ってきたときに、「今回はちょっとカマしにいこう」みたいな話をして。とりあえず聴いたことのない音色で攻めようって。
――カマしにいく?
小腸:初手で想定外にSNSが回って、聴いてくれる人が増えたのは嬉しいんですけど、思ってたのと違うな〜っていう節もあって。
――「バズった人たち」というレッテルを払拭したいというか。
小腸:それで売れてたら全然よかったんですけど、特に状況が変わったわけでもなく(笑)。なので、今回のEPで「しっかり音楽ができるんだぞ」ってわからせたいというか。そういう意味での「カマし」ですね。
クソガキ感と下心
――“The Mint Robbery”はまさにTame Impalaの影響を感じます。
小腸:リファレンスはTame Impalaとチリのファンクバンド・Los Tetas。最初の路線はがっつりGファンクでしたね。
肝臓:当時、GファンクとEDM、あと激しめのロックでそれぞれハマっていた曲があって。それを調整せずに本当にそのまま混ぜてみたというか。その闇鍋みたいなデモを、小腸が味付けして食べやすくした感じです。
小腸:そのデモがほんまにグロくて。なんか全部の帯域がうるさい(笑)。とはいえ、バンドでGファンクをやることだったり、そこにサイケやディスコ、クラシックロック的な要素を入れるっていうアイディア自体はおもしろいと思ったので、デモを元にいろいろと編集してみました。
――続く“hey!!!!!”は、“The Mint Robbery”よりもさらに引き締まったファンクという印象で。
小腸:この曲はSNSとかデジタルな世の中に対するヘイトを綴った曲ですね。タイトルにビックリマークが5個付いてるのは、俺らとマネージャーの谷さんの5人でやっていくぞ、という気持ちを表していて。
――制作で覚えていることはありますか?
腎臓:何してたかな?
小腸:結構前に作ったからな……。
腎臓:ベースはリフがメインなんですけど、盛り上がるところはもっとめちゃくちゃにしてやろうって思ったのを覚えています。
――特徴的なシンセも鳴ってますね。
腎臓:「派手なシンセ入れたろ」みたいな意識はありました。
肝臓:EP全曲シンセが入っているんですけど、“hey!!!!!”はずっと上の方で鳴ってて。あのリフは結構考えて作りましたね。
――ドラムで意識したことは?
肺:大体小腸から送られてきたデモに僕がドラムを入れるんですけど、いつものように打ち込んだだけだと物足りないなと思って。家にあった菜箸でコップを叩いた音を入れてみたら、意外といい感じになったんですよね。それが全体の雰囲気にも影響している気がします。
小腸:デモの状態だと高音域が寂しくて。そこにコップのコンコンという音が入ったことによって一気に曲が引き締まった。これも自主制作のいいところなんですけど、普通のエンジニアやプロデューサーだったら嫌がりそうなふざけた音も、いい感じなら採用しちゃう。制作中、肺に「コップの音デカすぎん?」って言われたんですけど、「わかった」って言ってもっと音量上げました。
肺:(笑)。
小腸:そういう自分らが満足できる、気持ちいい部分を追求して、なおかつ聴きやすくするっていうのが今作での挑戦でした。だから、この曲はキモい部分で勝負していこうという気持ちと、それなりに音楽で食べていけるようになりたいという気持ちの板挟みの曲です。
――変なことをやりたいけど、売れたいという下心もある。
小腸:そうなんですよ。下心はちゃんとあります。
肝臓:(笑)。
――そういった音楽的好奇心と下心のせめぎあいが、このGeloomyというバンドの核なのかもしれませんね。
小腸:そうですね。Geloomyはクソガキ感というか、ホンマにめちゃくちゃやってる感じを大切にしようと思っていて。
肝臓:たしかに。Geloomyのメンバーで一緒にいると、ホンマに猿と遊んでるみたいな感じなんですよ(笑)。
一同:(笑)。
肺:昨日も1時間くらいずっと同じノリでふざけてましたね。
腎臓:ひとりが騒ぎ出したらみんな鳴き出すみたいな。
――動物園なんですね。
腎臓:(笑)。
肝臓:本能のまま生きてる、みたいな。それなのに通じ合える(笑)。
小腸のエゴで収録したハウストラック、作詞面での変化
――“bubblegum”では急にハウス色が出てきます。
小腸:これは僕のエゴ。ハウス味もありつつロック色もあって、ほぼサンプルと自分の楽器だけで作っています。
――他のみなさんはタッチしてない?
肝臓:ノータッチですね。
肺:気づいたら完成してたよね。
肝臓:そう。もう自分たちの音を入れる必要もないなと。
小腸:普段からluvとGeloomy以外にも趣味としてどこにも出さない音源をたんまり作り溜めてて。しんどくなったときとかにバッと作って、自分で気持ちよくなってるんです(笑)。“bubblegum”も最初はそういう感じで作ったんですけど、途中から「これはGeloomyっぽいかも……」となり、「この曲入れていいですか?」ってみんなにお願いして入れてもらいました。
――こだわったところを挙げるとしたら?
小腸:逆再生したりピッチを上げたボーカルトラックをたくさん重ねていて。音圧エグいんだけどサビに入ったら音数が一気に減る、みたいな構成が気に入っています。終盤はベースがスイングしてコードも変わり、結構現代的なノリになったと思ったら、最後にギターでブチ壊す。EPの流れとして、この曲を挟むことで一旦流れをリセットできるかなって。
――インタールード的な役割も果たしていると。次の“unknown”は今作の中では最もメロウな質感です。
肝臓:お正月に“airam”という曲を出したんですけど、ああいうリラックスした曲を作りたいと思って、最初にコードとフレーズだけ作りました。それを小腸に渡して、メロディとかを肉付けしてもらいました。
小腸:最初に韓国のソウルミュージックがリファレンスに上がっていて、そういうノリも含めつつ、EPの中で一番優しいというか、聴きやすい曲になったと思います。
腎臓:ベースは最初いろんな弾き方を試してみたんですけど、合わないと思って最終的にタイトに弾くことにしました。他の曲は結構詰め込んでるけど、“unknown”はめっちゃシンプルです。
肺:ドラムもマジでそういう感じで、ビートは基本ループっぽくして、歌を引き立たせることを意識しましたね。
――ただ、スネアは結構変わった音色だなと思いました。
小腸:そうなんですよ。それぞれのパートと相談して各楽器の音色を決めるんですけど、ドラムとは一番話し合いましたね。打ち込みの利点をどう考えるか、というところからじっくりと。“unknown”のスネアは肺がエグい深いリヴァーブをかけて送ってきて、最初は「なにこれ?」って思ったんですけど、逆におもしろいかなと思ってそのまま進めていきました。肺はMVも作ってるんですけど、それでキャパくなったのか、たぶん自分を見失ってたんやろうなと(笑)。
肺:(笑)。
小腸:僕らが手に負えない、暴走してしまった状態で作ったのかなって想像してました。
――(笑)。英語のリリックは珍しいですね。luvも含めてあんまりないんじゃないかなと思いました。
小腸:言われてみればそうですね。
――去年luvに取材したとき、「基本的に歌詞に意味はないです」と言ってましたよね。
小腸:いや、それがこの1年の間に色んなことがありまして、最近は自分の書く歌詞全てに意味があります。全部に意味を込めるようになって、以前よりも歌詞に愛着が湧いてきました。“unknown”では自分自身ひとりの時間が絶対に必要で、それを大事にしたいという思いを題材に、そこから膨らませていきました。
――なるほど。
小腸:逆にひとりの時間ばかりだと、それはそれで変なことになっちゃうっていうのも、ソロでの活動(ミヤケ武器)で感じているんです。他人にはわかってもらえなくてもいい、自分だけがわかってればいいみたいな内容の歌詞は多いですね。
リスペクトとライバル心、aint lindyと共作する意味
――ここからはaint lindyさんに合流してもらい、共作曲の“occiput feat. aint lindy”についてお聞きします。まず2組の初対面は?
小腸:2年くらい前ですね。大阪城野音でのイベントにBillyrromを観に行って、その後にマネージャーの谷さんがやっているイベント(『wan!』)にBillyrromが出てて、そのオープニングアクトとしてお情けで自分も出させてもらいました。
肺:(笑)。
小腸:そこから結構空いて……。
aint lindy:luvで東京に来ることが多くなってから、結構会うようになったよね。
――近いシーンにいますもんね。どうやって今回のコラボは実現したんですか?
小腸:去年11月の俺らの初企画のとき、「誰に出てほしいか」って話し合ってたんです。そこでマネージャーの谷さんがいくつか候補を出してくれたんですけど、Rinくんの名前が挙がった瞬間、全員一致で決まりました。
aint lindy:(笑)。
小腸:そのときアンコールも一緒にやらせてもらったから、Rinくんと一緒に曲を出せたらおもろそうだなと。今回、トラックを送ったらその日のうちにボーカル入れて返してくれて。エグかったです。
aint lindy:トラックがめっちゃよくて。歌詞は全然出てこないときもあるんですけど、今回は自分の中でハマった部分があったから、すぐ書けましたね。
――RinさんはluvもGeloomyも近い距離で観てきたと思うんですけど、このバンドの魅力はどういうところにあると思いますか?
aint lindy:Geloomyは独特の浮遊感があると思う。リズムはちゃんと黒くありながら、コード感と歌詞とメロディには浮遊感があって、その現実か夢かわからないところが、今回の曲のテーマも含めて自分の中ですごく合致したポイントでした。遊びの効いたボイスサンプルもあるし、聴いたらすぐに「Geloomyだ」って思う世界観が確立されている。
小腸:あざーっす!
肝臓:気持ちいい〜。
aint lindy:(笑)。
小腸:上モノは色んな音をレイヤーして、かつありえへんくらい深いリヴァーブをかけるので、浮遊感はそういうところから生まれてるのかな。曲の第一印象をエグ深リヴァーブで決めにいってる感じです。
――トラックを送るとき、Rinさんにはテーマやコンセプトを伝えたんですか?
小腸:一緒に作るまでにいろんなフェスやイベントで会っていて、そこで「どうしましょう」みたいな話はしてたんですけど……あるタイミングでパッとRinくんと作りたい風のやつが降りてきて。気づいたら「後頭部」をテーマにしていました。
――(笑)。
小腸:「occiput」って医学用語なんですけど、ラテン語で後頭部(頭蓋の後ろの部分を指す言葉)らしくて。それでちょっとリズムにもラテン要素を加えて。自分のバンドにゲストをお呼びするのは初めてやし、せっかくRinくんとやるんやったら、尊敬の念を込めて意味のわからない歌詞にしたいなと思いました。
――「尊敬の念を込めて意味のわからない歌詞にしたい」とは……?
aint lindy:(笑)。
小腸:変に俺のニュアンスを受け取ってほしくないというか、テーマを伝えることで、そのままのRinくんが出ないのはいちファンとしても嫌だなと。なので、敢えて意味を汲み取れないようにして送りました。サビ終わりのリフレインはRinくんが考えてくれたんですけど、それが曲を印象付けてるし、Geloomyだけでは絶対に出ない雰囲気になったのでおもしろかったです。
――リズム隊のおふたりはそれぞれ何か意識していたことはありますか?
肺:デモを聴いたときからめちゃくちゃ好きでした。ちょうどカトパコにハマっていたのもあり、ラテンっぽいリズムも取り入れてみて。あとは個人的に一番打ち込みまくった曲ですね。
腎臓:“Shock!!中毒”もそうなんですけど、タイトにまとまるときとサビでだら〜となる緩急が好きで。“occiput”にもその感じがあってテンション上がりましたね。
――鍵盤はどうですか?
肝臓:ネオソウルっぽくしたいと思っていました。ただ、イントロや間奏では普段やらないような気持ち悪いフレーズを入れたくて。そこが上手く楽曲の雰囲気に馴染めばいいなと思って作りました。あとは2番のAメロ辺り、Rinくんが参加してるし、ちょっとカマしたいというか、目立ちたいというのもあり手数を多めにしました。
小腸:Rinくんはずっと俺らの前にいる人だからね。
肝臓:ちょっと悔しさも感じてるし、「俺らも負けないぞ!」みたいな(笑)。
――実際この曲は華がありますよね。
小腸:そうなんですよ。1曲目にしようかという案も出たんですけど。敢えてラストにする方がRinくんと一緒にやることの意味があるような気がして。1曲目の“The Mint Robbery”でこれからGeloomyが行きたい方向を示して、最後にRinくんの曲で締めてもらうという構成にしました。
「BillyrromやRinくんは火をつけてくれる存在」
――そういえば、資料には「『macaroni and cheese』は、混沌と構築のあいだで鳴る、意識のミールミュージックである」というコメントが掲載されていますね。食と音楽を結びつけるのはすごくいいと思います。
小腸:「ミールミュージック」というのは造語なんですけど、最初のEPがサラダボウル(『Saladbowl』)で、次がマカロニチーズ(『macaroni and cheese』)。で、アルバムはメインディッシュにしようと思ってるんですけど、何にするかは協議中です。まぁ、僕は和食が好きなのでマカロニはアレなんですけど。
――(笑)。
小腸:子供も慣れ親しむ副菜的なものにしたんですけど、そこにも皮肉を込めていて。
――一見すると子供向けみたいに思われるけど、中身はエグい内容というか。
小腸:そうですね。マジで俺らの音楽を好きな人たちに向けて作ってます。
――Billyrromにとっては早くも後輩というか、後続のバンドが頭角を現してきて、そこで耕したシーンも盛り上がってきているように感じます。シーン全体での連帯や盛り上がりについて、どのように感じていますか?
aint lindy:やっぱり僕らのようなジャンルって、日本の音楽産業の中心ではなかったんだろうなって、いろんなフェスに出る中で感じるんです。でも、その道が切り開かれて、こういったジャンル感の音楽をやる若者が増えている。それはすげーいいことだなと。Geloomyもluvも、あとはDoonaとかもそうですけど、こんなに早く後輩みたいなやつらが出てくるとは思ってなかったので。
肝臓:Billyrromを聴いてると、いい刺激をもらえると同時に焦りも感じる。めっちゃクオリティ高いし「ヤバい、置いてかれる」みたいな。BillyrromやRinくんはそういう風に火をつけてくれる存在ですね。
小腸:何年後かに、みんなで同じ大型フェスのメインステージに出れたりしたら嬉しいですね。
――Geloomyとして、今後はどのような作品を作りたいですか。
肝臓:“The Mint Robbery”で示したように、僕らの根底にある、躍らせるリズムとかブラックミュージック的な部分は出しつつ、同時にサイケデリックで音色的には怪しい感じの攻めたやつをやっていきたいですね。
腎臓:音色はより多彩になってきているので、ライブでもたとえば「シンセベースを入れたい」という話が出たり、音源だけじゃなくてライブでも個性を出していけたらなと。
肺:音楽的なところはふたりが言った通りです。あとはMVを何本か僕主体で作っているので、映像面やビジュアル面でも世界観を作っていきたいです。
小腸:このEPも今好きな音楽を詰め込んだっていう感じだから、また1年後には方向性も変わっていると思うんですよね。その時々で自分たちのやりたいことに忠実でいられたらなって思います。
【リリース情報】

Geloomy 『macaroni and cheese』
Release Date:2025.09.03 (Wed.)
Label:Geloomy
Tracklits:
1. The Mint Robbery
2. hey!!!!!
3. bubblegum
4. unknown
5. occiput feat. aint lindy
【イベント情報】

Geloomy 1st ワンマンライブ『want it with PICKLES??』
日時:2025年9月25日(木)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京・渋谷 WWW
料金:¥4,000
出演:
Geloomy
[OPENING DJ]
片山翔太
※チケットSOLD OUT



















