USはBurlingtonを拠点に活動中のローファイ・ファズポップ・バンド、Furnsss。彼らは昨年11月にセルフ・タイトルEP『Furnsss』をリリースしたのですが、この作品がエモやオルタナ寄りのインデー・ロック・ファンにとっては堪らないであろう作品になっていますので、ご紹介させてください!
FurnsssはフロントマンのBrendan Dyerを中心としたDIY・ロック・バンド。基本的に4人構成のバンドなのですが、ライブではそれぞれスケジュールなどが一致した数名のメンバーがローテーションで参加、Brendanと共にプレイする形を取っているみたいです。
Furnsssはすでに2枚のフル・アルバムとEPも1枚リリースしているのですが、本作はバンドが熟成してきたタイミングでリリースされた渾身のセルフ・タイトル作品なだけに、今までの中で最もシンプルかつ楽曲の良さが活きています。元々このバンドの武器であったローファイなエモ感が絶妙に効いている、ローファイ・ファズポップに仕上がっています。約10分で5曲終わる感じもいいですよね。
ちなみに、2015年にリリースされた前作などはDeerhunterを彷彿とさせるような変化球気味な作風なので、好みが分かれそうなところではあるのですが、こちらもおもしろい作品となっているのでぜひ聴いてみてください。
昨年の日本では、「オルタナ・ブームの再来」などとライブハウス・シーンの住民を中心に騒がれていたみたいですが、USでも表舞台では目立たないながらも、こういった素敵なオルタナ・バンドがいるので、彼らにはせひとも頑張って欲しいところです!
【リリース情報】
Furnsss 『Furnsss』
Release Date:2017.11.13 (Fri.)
Label:Furnsss / Nanji Records USA
Tracklist:
1.Roll With It
2.Divine
3.Frozen Body
4.Do What I Want
5.Drag