ネオ・ソウル・ボーカリストのDaniel Daleyと、プロデューサーのNineteen85からなるユニット、dvsnが新曲「mood」を公開しました。
dvsnはカナダを拠点とするミステリアスなR&Bデュオ。昨年、Drakeが創設した〈OVO Sound〉よりリリースした1stアルバム『Sept. 5th』では、90〜2000年代初頭のR&Bの艶やかさと、トラップやフューチャー・ビーツを通過した強靭かつ先鋭的なプロダクションを兼ね揃えた作風で、華やかなデビューを飾った、とは言い難いものの、コアなリスナーの注目を一気に集めました。
そんなデビュー作からおよそ一年半。早くも彼らは新作『Morning Afte』を10月13日(金)にリリースすることを発表しました。
この「mood」は、先立って公開されていた「Think About Me」、「Don’t Choose」に引き続き、そんな新作からの一曲と見て間違いないでしょう。
音数を絞り、レイドバックした都会の夜を彩るR&B。MaxwellやD’Angeloといった先達へのリスペクトもヒシヒシと感じさせつつも、決して黒くなり過ぎない、蛋白とも言えるボーカル・スタイルから同時代性を感じます。また、終盤のギター・サンプリングも、おそらく意図的にレトロさを演出しています。
本日公開されたばかりの『Morning Afte』の2本目のアルバム・トレイラーは下記。
1週間ほど前に公開されていた1本目のトレイラーと同じく、まるで映画の予告を想起させるような映像で、思わず見入ってしまいます。
ちなみに、彼らが8月に公開した新作『Morning Afte』の告知画像も、映画のポスターを模したかのようなつくりとなっており、もちろんこのトレイラー映像とも同一の世界観にあります。通常であればスタッフ・クレジットには、本作に関わったレコーディング、ミキシング・エンジニアなどが表記されているという凝ったものになっています。