東京の5人組ポップ・パンク・バンド、Castawayが今年3月にリリースしたミニ・アルバム『This Is What You Always Do』より「Climbing」のMVを公開しました。
同曲は疾走感のある2ビートに哀愁漂うギター・リフをのせたモダンなポップ・パンク・サウンド。Castawayらしいサウンドで自然とシンガロングを誘いながらも、少し切なくなってしまう一曲。
そんなサウンド以外にも注目したいのがリスナーを奮い立たせるリリック。曲名の「Climbing」とは「登り続ける」の意味。「目の前の日常から逃げるな!」、「何があっても諦めるな!」というメッセージを「困難という壁を登り続ける」=「Climbing」と変換させたリリックは、疾走感がありながらも哀愁漂うサウンドと相性抜群。
寒さが厳しい朝、1日をスタートさせるためのファースト・トラックとして是非おすすめしたいです!
このMVは10月に初台WALLで行われた『This Is What You Always Do』のリリース・ツアーのファイナル公演での映像が使われています。
見事Sold Outとなったこの日の、パンパンに埋まったライブハウスの熱気が伝わってきますね。
同作はこれまで2枚のEPをリリースしてきた彼らにとって初の一般流通盤。The Story So FarやTransitを思い起こさせるポップ・パンクとエモを絶妙なバランスで掛け合わせた6曲が詰まっています。日本のパンク・シーンといえばHi-Standardに代表されるようなメロディック・パンクのイメージが強いですが、同作は彼らのようなモダンなパンク・サウンドの存在感を、ここ日本で高めた一枚です。(アルバムについてのインタビューはこちらから)
アルバムのリリースから半年以上経ったこのタイミングで新たにMVを公開するのは少し珍しい気がしますが、海外のポップ・パンクやエモのシーンではリリースから1年以上経っていてもアルバムからのMVを公開しています。少し深読みな気もしますが、そういった楽曲以外の面からも影響を受け、一つの作品を大切にしている点からも、今のシーンを彼らなりに噛み砕いて表現する姿勢が感じられるような気がします。
今年は同作のリリースの他にも、State ChampsやNeck Deep、The Wonder Yearsといった現在のポップ・パンク・シーンのトップランナーとの共演を果たすなど、彼らにとっては飛躍の年になりました。そんな1年を経た彼らこそ、これからの日本のパンク・シーンを背負っていくバンドで間違いないでしょう!
Castaway 『This Is What You Always Do』
Release Date:2016.03.09
Price:¥1500 (Tax In)
Cat.No.:CSTW-003
Tracklist:
1. River
2. Window
3. The Crow
4. I`m Here, The Lastman Is Standing
5. Climbing
6. Float Away
■Bandcamp: http://castawayjp.bandcamp.com/
■Online Store: http://castawayjp.thebase.in/
■Twiter: https://twitter.com/castaway_jp