ニュージーランドはオークランドを拠点に活動中の2ピース・バンド、Carb On Carbが今年の5月に2ndアルバム『for ages』をリリースしました。このアルバムがエモ/インディ・ロック好きな人には堪らない作品になっているのですが、日本ではまだ全然知られていないようなので紹介させてください。
Carb On CarbはNicole Gaffney(Vo./Gt.)とJames Stutely(Dr.)の2人組。ライブでもサポート・メンバーを入れずに演奏する、正真正銘な2ピース・バンドです。
前作からおよそ3年ぶりのリリースとなった今作は、熱狂的なファンも多いアメリカのエモ・バンド、The World Is a Beautiful Place & I Am No Longer Afraid to Die(以下:TWIABP)のギターでもあるChris Tetiをエンジニアに迎えて制作。冒頭を飾る「Fake Meat/Real Friends」のJamesのコーラスなんかは、まさにTWIABPの影響を感じさせます。
パワフルだけどポップで聴きやすいエモーショナルな楽曲たちは、今話題沸騰中のメルボルンのガールズ・トリオ、CAMP COPEやHop Alongといったエモ・シーンとインディ・ポップ・シーンの橋渡しとして機能するようなバンドたちを彷彿させます。2ピースで同期も使わないこれ以上にないシンプルなスタイルだからこそ、彼らのエモーショナルで感情的な部分がダイレクトに伝わってくるのでしょう。
彼らは普段からDIY精神と2人組という身軽さを活かして、すでにオーストラリア、アメリカ、中国、東南アジア・ツアーを遂行しているので、ぜひとも日本にも近いうちに来て欲しいところです!
【リリース情報】
Carb On Carb『for ages』
Release Date:2018.05.04 (Fri.)
Label:Papaiti Records
Tracklist:
1. Fake Meat/Real Friends
2. It’s been a rough year
3. Home Again 2
4. Man Says
5. Nicole’s Express
6. Ma
7. Overcompensate
8. Annual Leave
9. Extended Family
10. Mitimiti