稀有なキャリアの築き方をしているSSW/プロデューサーのDev Hynes(デヴ・ハインズ)によるソロ・プロジェクト、Blood Orange(ブラッド・オレンジ)が新作『Freetown Sound』を急遽リリースしました!(元々7/1リリースと報じられていたので、そこまで大きな変更というわけではないのですが……)
そしてそれに合わせて、「Augustine」のMVが公開されました。
こちらにはなんとThe StrokesのJulian Casablancasを始め、今年新作をリリースしたばかりのPorchesからAaron Maine(本作にも参加)などがカメオ出演と、NYでの人脈を伺わせる映像に。
MVの2:30頃にDevの後ろに描かれているのはDevの父親の故郷である西アフリカに位置する共和国、シエラレオネ(Sierra Leone)の国旗のカラーで、本作のタイトルにもなっている「Freetown」というのは同国の首都になります。
プレス・リリースによると、本作はパーソナルでポリティカル。人種問題、宗教、性差別など様々なテーマを取り扱っているらしく、MVに写っているのもおそらくDevの友人たちなのでしょうが、黒人白人だけでなくアジア系と思われる人種の男女が入り混じってダンスを踊る様子が、本作の内容を示唆しているような気がしてなりません。
サウンド的にはBPMもグッと上がり、ビート感も強めになったものの、相変わらずトロけるような甘いメロディをDevがセクシーに歌いあげるといったもの。
今やCarly Rae Jepsen(本作にも参加)の楽曲を手掛けるといった大きな仕事もこなすようになったというのに、この音数の少なさ、そして宅録感満載のビートには驚かされますが、しかし抗えないこの楽曲の良さ……。
ちなみにこの曲に参加している女性コーラスはAva RaiinとIan Isiahの2名だそう。
FADERが本作に参加しているアーティスト、そしてサンプリングしている楽曲もまとめた超便利な記事を出してくれていますので、是非ともご一読を。
他にも本作にはKindness、Empress Of、Debbie Harry、Nelly Furtado、Starchildといった気鋭のアクト〜ベテランまで、幅の広いアクトが参加しているようです。
■A Brief Guide To All The Artists And Activists Featured On Dev Hynes’s Freetown Sound via. FADER
そして事前に公開されていたアルバム・トレイラーは以下。
リリース日はシッカリと07.01.16になっておりますね。
PS.本っ当にサプライズ・リリース流行ってますね。。。
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Blood Orange 『Freetown Sound』
Release Date:2016.06.28
Label:Wichita / Hostess
Cat.No.:HSE-3402
Price:¥2,100 + Tax
Tracklist:
1.Sometimes
2.Be Good
3.Feel It Too
4.Good Things
5.Only Friend
6.Breaking My Phone
7.Daffodil Days
8.Fifteen
9.Beautiful Words
10.Gone Forever
Download Bonus Track:
1. Stay
2. Forget Me Not
※初回仕様限定:ボーナストラック2曲ダウンロードコード付ステッカー封入
(フォーマット:mp3)、歌詞対訳、ライナーノーツ 付