昨日公開した放課後ガールズトーク的インタビューに引き続き、今回はHiNDSの音楽的ルーツに迫るため、バンドの影響源となった楽曲を訊いてきました!
今回挙げてもらった4曲は、そのどれもが確かに彼女らのサウンドとリンクするものばかり。
その音楽性同様、小難しいことは一切抜きのピュアで自由なロックの精神が感じられます。
Text & Photo By Takazumi Hosaka
1. Mac DeMarco / The Stars Keep On Calling My Name
Mac DeMarcoに出会った日から、冗談じゃなく本気で私たちの人生は全く変わってしまったわ!
2. Fat White Family / Cream of the Young
ステージ上での彼らが大好きなの! ロックは自由で美しいものだってことを、彼らのステージングから教わったわ!
3. The Strokes / The Modern Age
私たちも彼らのような精神やアイデアを持ちたいと思っているわ。
彼らのすべてを愛しているの。
4. The Parrots / Let’s Do It Again
親友であり兄弟みたいなバンドよ。
出会ってからたくさんインスピレーションをもらっているわ。
Message
この自由な世界でロックし続けるわ! ARIGATO!
Profile
HiNDS
ガレージロック・シーンが盛んなマドリード(スペイン)出身の4人組ガレージ・ガールズ・バンド。
“やりたいようにやる”、がモットーのDIYな新世代ガールズ。
2011年、今からちょうど2年前の2月2日。友人同士だったCarlottaとAnaの2人により、2013年本格的に活動を開始。
2014年の3月に「Bamboo」と「Trippy Gum」をレコーディングし、その2曲を6月にBandcampから『Demo』としてリリースした。
当時はDeers名義で活動をしており、その音源はNMEやGurdian(New Band of The Weekに選出)などのメディアで高い評価を博した後、The PastelsやBobby” Gillespieなどの名だたるミュージシャンにも称賛された。
この直後、AnaとCarlottaがギター・プレイヤーだったAdeにベースをプレゼント、オランダ生まれのAmberがドラムを担当することになり、友人同士の繋がりから4人組のガールズ・バンドが誕生した。
7月に初めてロンドンでのライブを行なった後、ドイツやフランスなど多くの国を回り、9月には何と20回目のライブでThe Libertinesのサポート・アクトに抜擢。その後もThe Vaccines、Black Lipsなど多くのバンドのサポートにより彼女らの評判は一気に加速する。
同時にPitchfork、Gorilla vs. Bear、DIYをはじめとする多くのメディアからも大絶賛された。
2014年11月には3枚目のシングル『Barn』をリリース。
2015年に入った直後、同名のバンドが既にいたことでバンド名をDeers(シカ)からHiNDS(雌シカ)と変更。
バンドは初めてのワールドツアーをスタートさせ、タイ、オーストラリア、米国などを回り、3月のSXSWでは4日間に16回のGIGをこなし人々を魅了した。4月のレコードストア・デイにはThe Parrotsとのスプリット・シングルをリリース。
また、同月に1stアルバムのレコーディングを敢行。
その後、Primavera(Spain)、Glastonbury(UK)、Iceland Airwave、Clokenflap(香港)への出演、そして9月に1stアルバム・リリースのニュースが世界中を駆け巡った後、全米カナダを19か所回るツアーへと旅立つ。
総計で2015年中、彼女たちはなんと133本のGIGをこなし、その間にアルバムを完成させるという働きぶりをみせた。
そして2016年1月には1stアルバム『Leave Me Alone』をリリースし、世界中が恋におちた。
1月13日より”HiNDS 『Leave Me Alone』 WORLD TOUR PART1 Europe+UK”がスタート。チケットは各所でソールド・アウトし、3月にはアメリカ、オーストラリアでのツアーも発表。
3月2日、1st アルバム『Leave Me Alone』の国内盤をリリースした直後、4月初来日を敢行。チケットは見事にソールドアウトし、大成功に終わる。
【リリース情報】
HiNDS Debut album『Leave Me Alone』
Release Date:2016.03.02
Label:RED Project / Sony Music Entertainment
Cat.No.:XSCP-5
Price:¥2,376(tax in)
Tracklist:
1. Garden
2. Fat Calmed Kiddos
3. Warts
4. Easy
5. Castigadas En El Granero
6. Solar Gap
7. Chili Town
8. Bamboo
9. San Diego
10. And I Will Send Your Flowers Back -03:34-
11. I’ll Be Your Man
12. Walking Home
13.Trippy Gum ※
14. When It Comes To You (dead ghosts cover) ※
※Bonus Track for Japan
・初回デジパック仕様 ・日本盤のみのボーナス・トラック2曲収録
・初回生産分にメンバー(カルロッタ)によるイラスト・ステッカー2種封入