幾度かのタイトル変更を経て、先月に発表されるも、Jay-Zが立ち上げたストリーミング・サービス”Tidal”限定でストリーミング公開されているKanye Westの話題の新作『The Life of Pablo』。
Tidalでのリリース後10日間で2億5千万回もストリーミング再生されたという驚異的な数字を叩きだした一方で、その特殊なリリース形態が災いし、リリース後すぐに違法ファイルが出回り、数日以内で50万回以上DLされたという話も。
このように、リリース前からリリース後に至るまで常に話題の尽きなかった今回のKanye Westの新作だが、なんとこれをサマソニで再び来日するトラックメイカー、Cashmere Cat(カシミア・キャット)とも親交深いノルウェーのLidoが8:30ほどのトラックとして再構築し、現在同作のオフィシャル・サイトにてフリーで公開している。
https://www.youtube.com/watch?v=dTsSTFpEsJA
オフィシャル・サイト:http://lifeofpeder.com/
自身の本名Peder Losnegardから『The Life of Peder』と名づけられ、アートワークにもおそらく自身の幼少時代と思われる写真が使用されたこの作品だが、実は公開の数日前に、「例えばの話、すごいクールなんだけどすぐに削除されてしまいそうなものがあるとして、ぼくはこれをどこにアップするべきかな?」といった内容のツイートで、その存在を仄めかしていたことがわかった。
なお、今作のアップロートに伴う一連の流れは、昨年彼のSoundCloudのアカウントが凍結させられた経験も影響していると思われる。
Say hypothetically I have something kinda cool that will get taken down immediately… Where should I put it up?
— Lido (@Lido) 2016年3月26日
DLしたファイル名は「Life Of Peder (Part One)」となっているので、是非とも(Part Two)にも期待したいところだ。
Photo by Liam Simmons