その記名性の高いシンセ・サウンドをJersey ClubやFuture Bassといったトレンディなビートのなかに組み込むことにより、数えきれないほどのフォロワーを生み出したシーンのカリスマ、Wave Racerが遂にカムバックです!(感涙)
オーストラリアはシドニーを拠点とする若きプロデューサー、Wave Racerは前述のとおりネットを中心に莫大なファンとフォロワーを生み出し、彼らがこぞって模倣したそのサウンド・スタイルは、一部では「Wavy」という名前までも付けられ、確かにニッチな界隈ではありますが、パイオニア的な存在にまでなっておりました。
しかし、Foster The PeopleなどのリミックスはUPしたりリリースしたりしていたものの、オリジナルの作品としては昨年の2月にリリースした「Streamers」以来音沙汰なく、ここしばらくはまるでひっそりと息を潜めているかのような状態でした。
そんななかでの突然のリリース情報解禁! わざと渇望感を煽っていたように思えてなりません!
この度アナウンスされたのは、前述のシングルと同じく豪エレクトロニック~ダンス・ミュージック・シーンを牽引する<future classic>より10/16に4曲入りのEP『Flash Drive』をリリースするとの報。
そしてこの情報解禁に合わせて、タイトル曲の「Flash Drive (feat. B▲by)」が公開!
このB▲byというシンガーについては情報が全くといっていいほど見当たりませんが、お得意の浮遊感と疾走感を煽るシンセ・サウンドにバウンシーなビートにサンプリングではない生のボーカルが乗ることによって、一気にポップスとしての強度が高まったように感じます。
この、ネット界隈で名を挙げたトラックメイカーが生のボーカルを入れ始めるという現象は、最近の定番の流れのようになっていますね。
そして、このEP『Flash Drive』ですが、つい先日紹介したCosmo’s Midnightは同郷で、前々から交流があったので驚きませんが、まさかノルウェーのLidoが参加しているとは……!
Future Bass界隈の2台巨頭が顔をこのEP、確実に今年の重要作品になることでしょう……!
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