東京のブラックミュージックのコミュニティに根ざした活動を続けるR&Bバンド・HALLEY。メンバー各々の高い演奏技術で知られ、着実にファンダムを拡大しつつある最中、昨年末をもって高橋継(Ba.)と清水直人(Drs.)が脱退。バンドは大きな転換点を迎えている。
一度立ち止まる期間を設けてもよさそうなものだが、彼らは歩みを緩めなかった。1月から4週連続でリミックスシングルをリリース。さらに2月20日(金)には新体制初の主催ライブ『PENTODE』を開催。そして3月4日(水)には新たなシングル“Melodies”をリリースと、これまで以上に精力的に動いている。
そうした選択の裏にはどんな思いがあるのか。張太賢(Vo.)、登山晴(Gt.)、西山心(Key.)に話を訊いた。
Interview & Text by Kei Hasumi
Photo by Shimizu Elio
「次へ進むためにも、作らないわけにいかない曲」──新体制初のシングル“Melodies”
――3人体制となって初のインタビューですが、近況はいかがでしょうか。
晴:今はEP制作の真っただ中です。ライブが控えてる(2月20日開催の『PENTODE』)ので、その準備も進めているところですね。
心:そのライブが新体制のお披露目になるので、新しい風が吹いているのを伝えられればいいなと思ってます。
太賢:新曲いっぱい作ってます。
――既存の曲に関しても、体制変更に伴って変化する部分はありそうですか?
心:変えようって思ってやってるわけじゃないですけど、やっぱり人が変わるとビートが変わるっていうのはありますね。つい最近ベースとドラムのサポートメンバーと合わせて音を出しましたけど、自然と違ったものにはなってきてます。
晴:演奏の駆け引きで変わっていくものだからね。
太賢:うちは特に演奏者に依存するタイプの曲が多いので。各々のプレイングありきで作った曲は、新しい2人が入ったことによってだいぶ違った印象になると思います。
――今伺った感じだと、今後ベースとドラムのサポートは都度別の方に依頼するのではなく、固定で?
晴:そうですね。変えるつもりはなくて、形式上サポートとしてお願いしているけれど、マインドの面ではこの5人でやっていこうっていう。
太賢:直近の制作にも参加してもらってて。ドラムのコウキ(吉川浩生)に関しては次のシングル“Melodies”でもう叩いてもらってます。コウキは心と同い年、ベースのトシキ(佐藤利基)は晴と同い年です。
晴:僕ら3人が出会ったのとほとんど同じタイミングで、コウキともトシキとも知り合ってるんです。なので、向こうもベース、ドラムが脱退ってなったときに「自分らに声がかかるだろう」と思ってたみたいで。
太賢:平均年齢が下がりました。僕ひとりだけが一番年上で。その心境の変化もあるんですよ。
晴:なんか昨日それ言ってたね。
太賢:ひとりだけお兄さんか、っていう自覚というか、なんかあるんですよね。
――まず新曲“Melodies”について伺います。今までにないほど情感が前面に出たバラードです。情感を強く出していくとどうしてもいなたく、ロックバラード的な仕上がりになりがちかと思うんですが、今作はあくまでHALLEYが今までやってきたR&Bの風合いに落とし込まれている印象を受けました。
晴:“Melodies”は新体制になって最初に作った曲です。僕は正直、この曲の制作を始める日、スタジオに向かう電車で完全にこうなって(気持ちが沈んで)ましたよ。到着して「本当に3人しかいないんだな……」ってまたヘコんで。
心:「(スタジオが)広っ!」ってね。でも俺はそのときにはもう吹っ切れてたよ。
晴:でも、こうなったからには死ぬほど売れたいよね、頑張りたいよねって話もしたね。
――歌詞に関しては、真っ向から喪失を歌っているかと思うんですが、なんというか、これはバンドの近況とリンクしているというか……。
太賢:まさに。これは僕らの話です。
心:題材をどうするかっていう最初の話し合いでも「これしかなくない?」って感じだったよね。
太賢:これを書かずには先に進めなかったですね。次へ進むためにも、作らないわけにいかない曲でした。
晴:曲の面ではアレンジがすごく難しかったです。
太賢:ベースは今回はシンベ(シンセベース)の打ち込みです。初の試みだったけど、そこは自然と決まって。
晴:大きな岐路として、イントロをビートのあるものにするか、ビートなしでいくのかっていう選択があったんですけど。
――結果的にビートのない、ピアノとボーカルだけのイントロになっていますね。
晴:しっかりバラードとしてやり抜きたい、という点ではビートなしでいけばそれらしくなるんですが、そうするとロックバラード的な印象に偏りすぎる。そういうものにしたくなかったので、塩梅で悩みましたね。
太賢:今回、コード進行的にも親和性が高いし、晴はプレイヤーとしてロックの言語も持っているから、ロックにいこうと思えば簡単にいけてしまうんだけど、そうせずにいいものを作りたいというのがあって。
心:これまでHALLEYがやってきたものから逸脱しないものにしたかった。だから、ビートを消すのは怖かったよね。
太賢:ビートがない分、ギター以外はリファレンスをゴスペルやR&Bから持ってきて、ブラックミュージックらしさを担保しようっていう。
――ビートを入れてしまえばそういった苦労はなかったと思うんです。ただ、より高みへ行くためというか、みなさんはビートなしで、ロックバラードにもしないという選択肢を採った。この条件でいなたくないものを作るのって、相当緻密なバランス調整が問われると思うんですが。
太賢:本当におっしゃるとおりで、めちゃくちゃ苦労したんです。
心:特にいろいろ試しまくったのは、イントロをどの楽器で弾くかっていうところ。結果的にピアノになりましたけど、エレキギター、アコギ、オルガンもやったよね? でもやっぱり、ピアノ以外だとすごくロックバラードやポップバラードっぽくなっちゃって。
太賢:この曲をR&Bたらしめるためには、やっぱり縦のビートがないと締まらないんじゃないかってことで、ドラムの2点(バスドラムとスネア)だけは入れるか? っていう話にもなったんだけど、結局鍵盤とボーカルだけで頑張ることにして。白玉(長く伸ばす和音)で出してる鍵盤だけだと結構ビートを感じるにはしんどいんですけど、どうにか、って感じですね。
心:試行錯誤の末に「いける!」ってなった瞬間があったよね。
晴:ギターは3本入ってて、セミアコ、ストラト、ジャズマスで全部違うギターです。弾くフレーズも、普通のバッキングにしちゃうこともできるんだけど、歌心のあるアルペジオじゃないとやっぱりやりたいバランスのものにならなくて。
――歌心とおっしゃいましたけど、少しでもギターが歌いすぎるとロックバラード的になってしまいますよね。
全員:そうなんですよ……。
晴:キュイーンみたいなことはしたくなかったんですよね。

「コンセプト、情感が最初にある」──バンドの最新モード
――つくづく、いなたくならないよう隅々まで緻密にバランス調整して、R&Bたらしめることに成功した曲だなと思います。「HALLEYの作るR&Bバラード」としてあまりにも行き届いていて、初めて聴き終えたときには「カッコいいものを作るのってこんなにも難しいことなんだな」と改めて思わされました。
太賢:本当にその通りで、今回は特に難しいバランス調整でした。自分たちで難しくしてるんですけどね。
晴:情感っていう部分でいうと、逆にこれまでは(情感が)薄かったとも言えるなとも思っていて。これまで「HALLEYとしてのグッドミュージック」って概念にこだわりすぎてたのかも、というのもあるんです。
太賢:そのへん、僕らどんどん変わってきてるよね。
晴:今はHALLEYとしてのグッドミュージックじゃないところから曲を書き始めてみようっていうムードになってきてますね。それよりはコンセプト、情感、何を歌いたいのかってところが重要になってきた。
太賢:今はもう、一つひとつにコンセプトがちゃんとある状態で曲を作るようになったよね。
――これまではHALLEYらしさの枠内で考えたアイデアを持ち寄って作っていたけど、最近では「HALLEYとしてはナシかもしれないけど、一旦出してみよう」みたいなモードになってきているということでしょうか?
晴:そうですそうです。
――それって、結構勇気が要ることじゃないですか? ずっと一緒にカッコいいものを作ってきた仲間に、ダサいかもしれないものを聴かせるというのは。「うわ、こいつ鈍ったな」って思われると信頼問題にもなるというか。
晴:マジでそうなんですよ。
心:3人になってからそのへんのリミッターが緩くなった感じはあるよね。そういえば昨日もそんな話し合いしなかったっけ?
晴:そうだね。やっぱり体制が変わるっていう大きな出来事を一緒に経験したのが大きいよね。それに、ダサいものを出したとしても、最終的にHALLEYらしさに持ってけるっていう、「俺らならいけるっしょ!」っていう自信も出てきた。それもあるのかな。
太賢:そうだね。最近はダサいなと思うものが出てきてもお互い笑ってますね。
心:あとはもうやってみないとわかんないからね。笑いながら一旦やってみて決めるっていう、その工数が最近増えた感じはする。
太賢:前はトレンドセッターになりたいっていう意識が強くあったんですけど、そこも変わってきてるよね。
晴:今はそこ起点で制作が始まるってことはなくなってきてるよね。なりたい気持ちは今もあるけど、それよりはコンセプト、情感が最初にある。
太賢:たぶんそれも、自分たちならトレンドからかけ離れたようなものを作らないだろうっていうお互いへの信頼から来てるのかもなと思いますね。それこそ、今回の曲を作れたことが今自信になってる部分もあります。たぶん僕らって、プレイヤーとしてそれぞれR&Bの言語が染み付いちゃってるから、情感なしでも曲を作れちゃうんですよね。
晴:今は「歌いたいことがあるから曲を作る」っていう順序になってるよね。

バンドの出自とアイデンティティ、同世代でやる意義
――“Melodies”ではサポートドラマーが制作にも参加されたとのことですが、印象はいかがでしたか?
晴:コウキはサムシン(※)によく出てるやつで、BBT(BLACK BERRY TIMES)でも叩いてました。なんというか、バンドマンっぽいドラムを叩くというか。
※サムシン(SOMETHIN’ JAZZ CLUB):東京・池袋にあるジャズバー。ここでおこなわれるジャムセッションには腕の立つ若手のプレイヤーが多く参加することで知られる。HALLEYの初期メンバーや、親交のあるBLACK BERRY TIMESもこのバーを起点としたコミュニティにルーツがある。
心:サポートメンバーっぽい、いろんな現場で合わせやすい音を出すというよりも、めちゃくちゃキャラクターがあるんです。
晴:それが好きだったから声を掛けたっていうのはあります。
太賢:本当になんか、ランダムに咲いている感じ。
心:曲のコンセプトを伝えると俄然プレイがよくなったりする。
太賢:僕ら的にはそれ、結構びっくりで。
晴:あ、これで変わるんだ? ってね。
――これまでのHALLEYの作曲スタイルだと、先ほどの「R&Bの言語」での会話が主だったのを、曲に込めたコンセプト、情感の部分を伝えるようにしてみたら上手くいったということでしょうか?
太賢:そうですそうです。こういう歌詞で、こういうコンテキストの上に成り立っていて、っていう説明をすると、「なるほど、そういうのが欲しいのね」って言って叩いたものがめちゃくちゃいいんですよ。最初は「こういうリファレンスで」「こういうフィールで」っていう、音楽的な部分を共有してたんですけど、100の情報よりも1の情感のほうがいい。
――詩人というか。
太賢:そうですね。本当に表現者だなって思います。
晴:そこを拾ってくれるやつなんですよね。曲の出発点とか想いみたいなものを大事にしてくれる。
太賢:熱いやつだよね。それもあって、バンドとして大きな変化を迎えてるところですね。
――ベースに関してはいかがでしょう?
太賢:まだ今は楽曲制作には参加していなくて、本格的にわかってくるのはもう少し後になると思います。自主企画のリハには一緒に入ってるんですけど、やっぱりこれまでとコミュニケーションが全然違っておもしろいよね。
晴:そうだね。トシキは松澤在音くんっていうシンガーソングライターのバックのバンマスだったり、他にもSUKISHAさんとか、いろんなところでやってます。音楽番組で弾いたりとかも。
太賢:僕は大学の後輩として出会ってるんですけど、最近ようやくタメ語を使ってくれるようになって。トシキを初めてサムシンのジャムに連れて行ったのは僕なんです。それ以降彼がセッションに参加するようになっていく過程を見ていたのもあって、今一緒にやれているのが嬉しいんです。
心:コウキは僕が初めてサムシンに行ったときに出会って、「同い年じゃん!」って盛り上がって、そのあと池袋の公園で駄弁ったのを覚えてます。
太賢:サムシン同期だね。
晴:あと、◯◯◯◯(※)でも一緒だよね?
――◯◯◯◯?
太賢:◯◯◯◯っていう練習会というか、コミュニティがあるんですよ。練習スタジオに集まって、深夜から朝までセッションするんです。お客さんは入れずにやってるので、あんまり詳細は言えないんですけど。
※名称はコミュニティに配慮して伏せ字とします。
――興味深いです。サムシンやThe Naleio(※)以外にもいろいろとブラックミュージックのコミュニティがあるんですね。
太賢:こういう練習会はけっこうあるんですよ。△△△△とか▢▢▢▢とか✕✕✕✕とか。
※The Naleio:HALLEYの初期メンバー全員が在籍していた早稲田大学のブラックミュージックサークル。数々の名プレイヤーを輩出している。
――個性的な名前が多いんですね。
晴:ショーではなくあくまで自分たちの演奏を高めるためにやってるので、お客さんが観にきちゃったりするとよくない。結構な有名人も参加したりするのもあって、クローズドにやってるんです。
太賢:僕らはつくづく、その辺りのコミュニティ出身のバンドなんですよね。サムシン、The Naleio、◯◯◯◯あたりのコミュニティから出てきている。
――そういうコミュニティに根ざしているからこそ、メンバーが脱退してもルーツを共有した別の方をサポートに迎えることができて、バンドの存続に繋がっている部分もあるのかもしれません。
太賢:そうですね、3人でHALLEYを続けていこうって決断した理由のひとつとして、コミュニティの中に自分がいるって感じることが多くなったのがあります。サポートの2人もそうですけど、今自分が東京のシーンにいて、その中で音楽を作ってるんだっていう意識が強くなったんです。単純に上手いやつや馬が合うやつを求めて、育ってきた環境を捨てて違うところへいくっていうのは違う。コミュニティの中でやっていきたいって。
晴:コウキも同じようなことを言ってて。僕ら3人はHALLEYの活動が忙しくなってからあんまりサムシンに行ってなかったんですけど、コウキは「自分がサポートに入ることで、HALLEYとサムシンとの繋がりが途切れずに続くといいな」って言ってくれて。同世代でやる意義みたいなものは彼にも考えてることがあって、そういう前提が共有されてるのはありがたいなと思いますね。
――お話を伺う限りでは、サポートメンバーという感じではないですね。
太賢:そうなんですよね。
晴:肩書きがないだけって感じだよね。
太賢:HALLEYがコミュニティの一部なので、コウキも結局HALLEYの一部というか。そういう意味もあって自主企画を『PENTODE』というタイトルにしました。
晴:『PENTODE』は五極真空管っていう意味です。今は3人だけど、5ピースっていう僕らのアイデンティティが変わるわけではないっていうのを示す意図があります。
太賢:ボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードっていう5ピース編成にはこだわっていきたいんです。
――5ピースであることはHALLEYにとってアイデンティティと呼べるほど不可欠な要素なんですね。
太賢:HALLEYが新体制になっても受け継いでいくものと思ってますね。

「単体としても味わってほしい」──4者4様のリミックス
――続いて1月下旬から4週連続でリリースされたリミックスシングルについてです。新体制のお披露目直前という不思議な時期のリリースとなりました。千葉のビートメーカー・FKD、韓国のインディオルタナバンド・off the menu、香港のプロデューサー・J1M3、そして夏目知幸のソロ名義・Summer Eyeが参加しています。
晴:変なタイミングですよね(笑)。このプロジェクト自体はめちゃくちゃ前からあって。
心:2年くらい前だよね。
太賢:元々はHALLEYで誰かの曲をリミックスしたいって話があって。徐々にリミックスしてもらうのもおもしろそうだよねって話に移っていきました。で、そこから本格的にやろうって決めるまでも、誰にお願いするか意見をまとめるのにも時間がかかって、変な時期になってしまったという。
心:最初に名前が挙がってた人は、結局誰も残ってないよね。話を重ねるうちにどんどん軸も変わっていって、今のラインナップになった。
太賢:人選の変化に関しては、僕らが海外に出ていくようになったのが大きくて。海外でライブをやったり、海外アーティストと共演したりってことが多くなってきた中で、じゃあせっかくだから彼らにお願いしたいなと。
off the menuは彼らのアジアツアーの東京公演で、僕らが対バンしてからの付き合い。僕が韓国に行ったときには朝まで飲んだりとか、仲が良いんです。J1M3くんは香港で出会ったんですけど、一気に仲良くなったのは台湾で再会したときかな。
その他のお2方もそれぞれパーソナルな縁のある人を選んだ感じです。FKDさんは僕らの名古屋でのワンマン公演でDJをやってくれたんです。Summer Eyeさんは僕らがレコーディングで使わせていただいていたスタジオを運営する〈Bigfish Sounds〉に所属していて。
心:それでお願いしてみたら、リミックスも自主企画への出演も快諾してくれて。「マジっすか!」みたいな。
――それぞれどの曲をリミックスするかはHALLEY側から指定したんでしょうか?
太賢:いえ、選んでもらいました。
心:J1M3は“24”だろうなとは思ったけどね。
晴:曲の題材が香港だからね。
――出来上がりが意外だったのはどのリミックスでしょうか?
太賢:個人的にびっくりしたのは“24”かな。この人からこれが出てくるんだっていう驚き。
――“24”は原曲が人力ドラムンベースなので、クラブミュージック風のアレンジは一番シームレスな印象とも言えるかと思うのですが。
太賢:J1M3がソロプロジェクトでやってる音楽との印象がかなり違うんですよ。彼にクリエイティヴィティを際限なしにやらせたらこういうものができるんだっていう驚きでした。彼もすごい楽しかったって言ってくれて。しかも1〜2日で仕上げてきたんですよ。

心:off the menuの“Billet-Doux”はシンプルにおもしろかった。毎リフ大喜利してるじゃんこいつら、って。
晴:デモのやりとりに一番時間がかかったのもoff the menuだったかな。その間の変化もすごかったよね。
心:元々もっとトランスっぽかったんですけど。
晴:今はなんていうんでしょうね、フューチャーファンク? ハイパーポップっぽさもある。

心:FKDさんは思った通りのFKDさんの味が出てて嬉しかったですね。「FKDさんだ!」って。
太賢:「これこれ! ありがとう!」ってね。

太賢:Summer Eyeさんのもマジでびっくりしましたね。サイケデリックというか。
晴:制作期間中にイベントでお会いしたんですけど、「ストイックなの作ってるよー」とは言われてて、届いたのがこれだったんで。「こういうストイックか!」っていう。
心:クラブでかけるもの作るぞっていう意志を感じるリミックスで。めちゃくちゃロングミックス仕様だし、しかも使ってるパーツがバンプセクションだけ(笑)。
太賢:本当に、最初聴いたときは「この人何してるんだ?」っていう(笑)。

――4曲とも、リミックス文化にあまり馴染みのないリスナーも大いに楽しめると思います。
太賢:絶対そうですね。僕自身、個人的な趣味としてK-POPのリミックスをよくやっているのもあり、自分の曲も誰かにリミックスしてほしい気持ちがあって。念願が叶ったという感じです。
晴:対バン以外でコラボレーションの手段が増えたのも嬉しいです。あと、原曲からの変化量を楽しむっていうのもあるけど、どのリミックス曲も素晴らしいので、単体としても味わってほしいっていうのもあります。
心:音源化されて残るっていうのもいいよね。
太賢:リミックス、みんなやった方がいいと思う。マジで。コミュニティの活性化にも繋がるしね。
「新しい風を楽しみにしていてほしい」
――このインタビューが公開される頃にはすでに終了していると思いますが、新体制初ライブについても伺います。これまで同世代のブラックミュージック系のバンドとの対バンが多かったですし、先ほどもコミュニティに根ざして活動していきたいというお話だったので、ゲストに雨のパレードやSummer Eyeを迎えるのが新鮮に感じました。
太賢:そこは意図的にやったことなんです。ひとつのチャレンジというか、少し上の世代で、ジャンルも違う人にお願いしたいっていうのがあって。
雨のパレードさんでいうと、僕が大学生の頃、学祭に来てくれていたんです。それが記憶に残っていたのと、意外と結構近いところにいるというか。
――共通の知人がいたり、近い人間関係の中ですれ違うことがあったり?
太賢:そんな感じです。僕らのライブも観てくれていて。
心:一旦ダメ元でお声がけしてみたら、出てくださることになって。
晴:Summer Eyeさんも同じで、少し上の世代の先輩とも対等にやれるっていうのを示したい気持ちでお声がけして。
太賢:Summer Eyeさんは文字通り客席を巻き込むじゃないですか。そこと渡り合うために、どうしようかなって思ってるところですね。RPGでレベルが20くらい上の相手に、準備と工夫で勝つみたいな。
晴:とにかくR&Bシーンじゃないところでも僕らやれるぞってのを示したいですね。
心:新しい風を楽しみにしていてほしいです。新しいメンバー、新しいビート、新しい曲。
晴:あとは、大きく変わったところもあれば変わってないところもめちゃくちゃあるっていうのが、ライブに来てもらえればわかると思うんです。
体制変わって全然違うバンドになっちゃったってこともあると思うんですけど、自分たちとしてはそうじゃない気がしてるので。これからのHALLEYも楽しみにしていてほしいですね。
【リリース情報】

HALLEY 『Melodies』
Release Date:2026.03.04 (Wed.)
Label:Yellah
Tracklist:
1. Melodies
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HALLEY 『Chicken Crisp – FKD Remix』
Release Date:2026.01.21 (Wed.)
Label:Yellah
Tracklist:
1. Chicken Crisp – FKD Remix
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HALLEY 『Billet-Doux – off the menu Remix』
Release Date:2026.01.28 (Wed.)
Label:Yellah
Tracklist:
1. Billet-Doux – off the menu Remix
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HALLEY 『24 – J1M3 Remix』
Release Date:2026.02.04 (Wed.)
Label:Yellah
Tracklist:
1. 24 – J1M3 Remix
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HALLEY 『DON’T MIND – Summer Eye Remix』
Release Date:2026.02.11 (Wed.)
Label:Yellah
Tracklist:
1. DON’T MIND – Summer Eye Remix













